2011年01月19日
謎の地質学的変動が昨年12月に始まったコロンビアの町グラマロテは数日で完全に破壊され無人に
(訳者注) 南米コロンビアのグラマロテという町で、昨年12月以来、大規模な地質学的変動が発生し、地割れ、地滑り等で町全体が破壊され続けているという事態が起きているようです。そこに大雨被害も重なり、町は壊滅。
▲ グラマロテの位置。ベネズエラとの国境沿い。Google Map 。
結局、7000人あまりの町の住民は全員が他の場所へ避難し、最近の現地報道(スペイン語)では、コロンビアの大統領は、「このままグラマロテは地図から消えることになるだろう」と語っています。もう町の人が戻ることのできる日は来ないと判断したようで、町は再建はされず、このまま放棄される可能性が高いようです。
当初、海外メディアの報道では(現在、ブラジルで発生している大洪水のニュースと共に)南米での大雨被害として報道されましたが、「これは大雨被害ではない」ことが今となって明らかになりつつあります。正確な原因はわかっていませんが、「南米プレートが動いている」と言う地質学者もおり、今回は、そのことをある意味で刺激的に取り上げている米国のブログ記事と、現地報道で特集された現地の写真の紹介です。
記事下の写真は、Sexto día de destrucción en Gramalote(「グラマロテ破壊 その六日目の光景」)からです。
South America Roll underway! South American plate is MOVING, Destroying towns
Earth Changes and the Pole Shift (ブログ) 2011.01.17
南米大陸で変動が進行中! 南米プレートの移動が町を破壊している
異変が起きているのはグラマロテという町で、コロンビア北部のサンタンデール州にある。
この町での変動は 2010年12月に始まった。
海外報道では、同時期に南米大陸の北部に降り続けた「豪雨での地滑り」と報道したが、現実はどうも違うようだ。
コロンビアの地質学者たちは、何らかの地質学的な活動がこの町の下で起きていることによって、今回の大規模な破壊が発生したと結論付けた。その地質学的な活動がどういうものであるかは特定されていない。
グラマロテの町は、結局、12月中に町のすべての住民が避難した。
現地報道の動画を集めたサイトがこちらにある。
▲ YouTube より。煙を上げて地面が割れていく様子。
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関連資料:現地写真
Sexto día de destrucción en Gramalote
グラマロテ破壊 その六日目の光景
La Opinion 2010.12.20
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過去の関連記事:
・コロンビアで隕石が地表に衝突し、直径100メートルのクレーターを残す (2010年09月08日)
タグ:グラマロテ
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