「光の十字架」と書くと何だかよくわからないかもしれないですが、ご覧になればおわかりとかと思います、ひとつは、アースチェンジメディアのメールマガジンに載っていた「イタリアの空に現れた巨大な光る落下物」で、もうひとつは、スペースウェザーに載っていた太陽からのプラズマ噴出の様子なんですが、何となく一コマずつ静止して見ていましたら、見事に十字架が現れていることに気付きました。
それと、最近、海外 BBS で話題となっているという「エジプト騒乱の中で現れた騎士の亡霊(?)」のニュース画像などを。
それにしても、風邪が長引いているんですが、周囲もそんな感じの人が多いです。
軽いんですけど、軽いだけに逆に不毛な感じもいたしますので、皆さんお気をつけ下さい。
今回は翻訳というより、写真と動画中心のご紹介です。
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[十字架1] 太陽のプラズマが描いた巨大な十字
DODGING PLASMA BULLETS (スペースウェザー 2011.02.11)より。
NASA の太陽動画を静止させて一コマずつ見ているような私のようなヒマな人間は世界にもあまりいないと思うので、わりと世界に先駆けて(笑)見つけたかもしれません。
文字にするより、動画を見れば一目瞭然だと思います。
現在は見えていない黒点 1147と1149が混じり合ったあたりから発生した巨大なプラズマの噴出です。3秒の動画ですが、1秒見ればわかります。
見た瞬間に「あ、プラズマがなんか描いた」と思って、0.1秒ずつ静止させてみると、こんな感じになっていました。
(追加)こちらは、上の動画の放出の部分をスローモーションにしたものです。
最後のほうには輪のような光の輪郭も見えます。
きれいですよね。
私は太陽のプラズマやフレアがこういうシェイプを描いたのを見たことがありませんので、今回見つけたのは「ええもん見せてもらった」という感じはあります。光の反射の問題なのですかね。しかし、スローで見てみると「放射物自体に形がある」というようにも見えます。発生理由は、私にはまったくわかりませんが、見えたままのものをご紹介しました。
今、実は太陽は結構ヤバい時
ところで、その太陽なんですが、今、地球に向かっているところにとんでもない大きさの「コロナホール」というものが開いているんです。コロナホールは太陽風というものと関係があって、地球の磁場の問題ともリンクする話となるかもしれません。
これが2日ほど前のもの。今もそれほど状況は変わっていないと思います。
矢印のところに上下ふたつ開いていて、特に下のほうのは今、地球に向いているんですね。
NICT (宇宙天気情報)の 2月13日の更新分には、
この後は、南極から伸びているコロナホールの影響がどの程度見られるかです。
特に及ばなければ、このまま低速で推移しそうです。
やって来たとしてもそれほど強くはなく、400km/秒台中盤から500km/秒に届くくらいでしょう。
とあり、さほど心配いらないようですが。
ただ、この大きさがねえ。
昨年の 12月13日に、「太陽黒点磁気スマイルと現在の太陽神トナティウ」というのを書いたことがあります。
そのちょっと前に、は太陽がこんな
顔みたくなったのが面白くて紹介した時に、メールで「アステカ神話の太陽神トナティウと似ている」と教えていただいたことが印象に残っています。
▲ アステカ神話の太陽神トナティウ。太陽神というより、アステカでは「現在の太陽そのもの」としていたようです。わりと凶暴な性格。
今回のコロナホールもこういう「太陽に開く黒い穴」としてはわりと珍しい大きさだと思いますので、これからの太陽の形を気にしてみたいと思います。本来は心配するのは、形より、コロナホールによる太陽風の影響なんでしょうが。
[十字架2] イタリアの空の光る物体
これはアースチェンジメディアのメールマガジンに載っていたもので、無料のしか読んでないので、詳細はわからないですが、目撃された地元では「変化の兆しだ」とか「聖なる兆しだ」とか大騒ぎになっているとかいないとか。
要するに火球なんですが、形が印象的だったので、騒ぎになっているらしい。
これです。
まあ、十字ってわけでもないかもしれないですが、上の太陽の話との掛け合わせで、十字ということにしておきましょう。
こちらが動画です。
最後に爆発するような感じの閃光と共に消えています。
正体は不明です。
そういえば、十字を描きながら移動する物体といえば、昨年2月に、太陽系の中で観測されたものがあります。
「火星と木星の軌道の間にある小惑星帯を横切る謎のXの形をしたもの」です。Xというかヒトデみたいな形ですが、ちょっと角度を変えれば十字に見えないこともない。
▲ NASA が毎日更新する「今日の1枚」的な宇宙写真サイト Astronomy Picture of the Day の2010年02月03日の今日の1枚。NASA は「小惑星の衝突」としています。
・・・というか、この飛行体は今見ると、1月に(この周辺の狭い世界で)ちょっとした話題となった「コロンビアの「欠けた五芒星」」と似てますね。
そっくりかも。
いろいろなところで、いろいろなことが起きていますね。
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[追加記事]
上とは内容的に関係ないものですが、ここ2、3日で話題となっている中で興味深いものなどを簡単に記しておきます。
(追加の話題1)クロップサークル新基軸
場所は不明なのですが、妙な形のクロップサークルの写真が2月12日にアップされていました。
Amazing Crop circle decoded
なんですかね、この形は。
さなだ虫?
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(追加の話題2)エジプトの騎士の幻影
エジプトの騒乱を収めたニュース映像で、群集の中から「馬に乗った騎士のようなシルエットが移動している」ことが、海外 BBS の一部で話題となっています。
動画はこれです。
1分20秒前後に、群集の中央あたりから出てきます。
ほんの数秒ですので、静止画にするとこんなものです。
この YouTube の動画には「エジプトに黙示録の第4騎士が現れる」とありますが、すぐにコメントで、
「どうしてこれが第4ってわかる? 1とか2かもしれないじゃん」
と突っ込まれていました。
それは私も思いました。
第4の騎士の場合、隣にギリシア神話の神らしいハデスという人を従えているようです。
色も第4騎士は「青白い」となっていますが、上のは火の光のせいで黄色いですね。
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参考資料:四騎士
▲ 四騎士。左端の青白い人が多分、第4騎士。
ヨハネの黙示録の四騎士より。
第一の騎士
『ヨハネの黙示録』第6章第2節に記される、第一の封印が解かれた時に現れる騎士。白い馬に乗っており、手には弓を、また頭に冠を被っている。勝利の上の勝利(支配)を得る役目を担っているとされる。
第二の騎士
『ヨハネの黙示録』第6章第4節に記される、第二の封印が解かれた時に現れる騎士。赤い馬に乗っており、手に大きな剣を握っている。地上の人間に戦争を起こさせる役目を担っているとされる。
第三の騎士
『ヨハネの黙示録』第6章第6節に記される、第三の封印が解かれた時に現れる騎士。黒い馬に乗っており、手には食料を制限するための天秤を持っている。地上に飢饉をもたらす役目を担っているとされる。
第四の騎士
『ヨハネの黙示録』第6章第8節に記される、第四の封印が解かれた時に現れる騎士。青白い馬(蒼ざめた馬)に乗った「死」で、側に黄泉(ハデス)を連れている。疫病や野獣をもちいて、地上の人間を死に至らしめる役目を担っているとされる。