2011年03月09日



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「地球が各所で割れはじめている」





▲ コロンビアの町グラマロテで 2010年12月に突如始まった地殻変動による町の破壊を伝える地元テレビ。



What is It All Cracking Up to be ? ... the earth is splitting all over the place
地球があちこちで割れている
Before It's News 2011.03.08
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(訳者注) 上記とおりの物騒なタイトルの記事があり、読んでみると、昨年くらいからこれまでこのブログでも何度か取り上げている「様々な場所で起きている地割れ」のことを書いているものでした。

内容的にはそれぞれの概要を書いているだけのものでしたので、私のほうで地図なども含めて、もう少しわかりやすくまとめてみました。記事で取り上げられていたもの以外にも、コロンビアやエチオピアの大規模な地割れがありますので、それらも付記しておきます。

なお、今回記事の引用元のブログのコメントに、「地球の地表は、ふたたび拡大と収縮のプロセスに突入している」というようなものがありました。こんなことが本当はどうかわからないですが、ただ、最近の地殻変動を見ると、規模がダイナミックですので、私たちがかつて教わってきたような「何千万年かかって大陸は移動する」というようなことではなく、数ヶ月から数年で地球の大陸の形が変わる可能性はあるのではないか、と、その移動距離の大きさから考えざるを得ません。

このことは、2005年のエチオピアでの大規模な地割れを研究した英国王立協会の科学者たちの発表を記事にした BBC の報道の以下の部分にも表れます。




Africa 'witnessing birth of a new ocean' (BBC 2010.06.25)より。

何百万年というような長い単位で地球の変化を理解してきたライト博士を含む研究チームにとって、エチオピアのアファー三角帯での変化の規模とスピードは驚くべきものだった。あっという間に大陸に断裂が走り、大地がこじ開けられたのだ。2005年に、この地ではたった10日間の間に、60kmの長さに渡って8メートルの幅の断裂が開いた。

2005vent_royalsociety.jpg

地球内部の奥からの溶融状態の岩石が表面に上がって、大陸の分断を促しているのだ。地下での爆発は今も続いている。





例によって、記事で取り上げた場所を世界地図に示してみました。

crack-list-1.gif

▲ 元地図は、地学(地震)入門 第2回 プレートテクトニクスより。番号は下の記事のタイトルにつけた番号となっています。

1 - 米国ミシガン州
2 - ボリビア・ラパス
3 - パキスタン・グリスタン
4 インド・バルッダマーン
5 ペルー・プノ
6 コロンビア・グラマロテ
★ エチオピア



過去に記事にしたものはリンクも記しておきます。
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1 - 米国ミシガン州 2010年10月



過去記事:米国ミシガン州で突如フットボール場2個分の範囲で地面に巨大な地割れが開く (2010年10月08日)

以下は記事より抜粋。

フットボール場が2入るほどの大きな割れ目が、突然、バーチクリークの近くの森に現れた。

割れ目は150ヤード(137メートル)ほどあり、場所によっては、深さが5フィート(1.5メートル)ほどのところもあり、割れ目の幅は2〜3フィート(60〜90センチメートル)ある。



場所:米国ミシガン州メノミニー市


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2 - ボリビア・ラパス 2010年03月

lapas.jpg

過去記事:ボリビアの首都ラパスで地殻変動による壊滅的な被害 (2010年03月01日)

記事より抜粋。

巨大な地滑りがボリビアの中心都市を襲う

突然発生した地震活動が、2月28日にボリビアの中心地ラパスで「巨大な地滑り」を引き起こしたことがボリビアの国営通信社によって報じられた。

ABI 通信社のレポートによると、泥流は少なくとも 800世帯から住居を奪った。
しかし、建物に莫大な被害が出たものの、人的被害は報告されていない。


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3 - パキスタン・グリスタン 2010年03月

pakistan-1.jpg

YouTube より。かなりの広範囲に渡っての地割れが発生したようです。


pakistan_gulistan_203map.gif

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4 インド・バルッダマーン 2011年02月

india-1.jpg

Land cracks set off panic in Burdwan
バルッダマーンで地割れが発生し、パニックに
インドエクスプレス 2011.02.02


記事の概要。

バルッダマーン地区で、数百キロメートルの範囲にわたって、突如、地盤沈下が発生した。深さは、2メートルから3メートル。原因は不明だが、当局は、同地で大規模な採掘作業などが行われていなかったかを調査している。


india-map1.png

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5 ペルー・プノ 2011年02月

peru-earth-crack-puno.jpg


Large crack opens in the earth in southern Peru
ペルー南部のプノで大規模な地割れが発生
Living in Peru 2011.02.25


記事の概要。

2月25日の朝、プノにおいて、突然、巨大な地割れが発生した。地割れは、幅 100メートルほどで、長さは数キロに渡る。原因はわかっていない。

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6 コロンビア・グラマロテ



過去記事:原因不明の地割れと地滑りで破壊され「7日間で地図から消えた」コロンビアの町 (2011年01月19日)




以下は記事より抜粋。

異変が起きているのはグラマロテという町で、コロンビア北部のサンタンデール州にある。この町での変動は 2010年12月に始まった。

コロンビアの地質学者たちは、何らかの地質学的な活動がこの町の下で起きていることによって今回の大規模な破壊が発生したと結論付けた。その地質学的な活動がどういうものであるかは特定されていない。


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以上です。



参考までに、1ヶ月ほど前に書いた記事に載せましたプレート関係の地図を付記しておきます。こういうのはその時は関連が何もわからなくとも、しばらく経つと、何だか見えてくるようなこともあるかもしれません。

最近の地質学的イベントの場所を確認してみました (2011年02月11日)より。




ここに今回記事の場所を同じ番号で重ねておきます。

Plate-2011-02-comp3.gif

ちょっと見にくいので、下地の色を変えています。




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