2011年03月16日



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日本人という存在理由



最近は海外の記事の翻訳をしていませんが、海外でのニュースで重要なものはほとんど日本関係ですので、しばらくは自分の周囲の状況を伝えたり、あるいは書き切れなさそうですが、「日本人の意味」とか「人間と生命」などのことを書いてみたいと思います。

タイトルにした「われわれは日本人のようになれるのだろうか?」というのは、海外でいくつかのブログでそのような主旨のものを目にするからです。その多くは米国人だと思います。

それらの意味をまとめて文章にしてみました。
正確には翻訳ではありません。

モダンサバイバルブログなどより翻訳編集。




日本での災害発生からメディアを通じて、日本の光景を見続けていた。

恐ろしくて凄まじい災害の光景と共に、われわれが驚くのが日本人のふるまいだ。どの映像を見ても略奪も奪い合いもない。

人々は恐怖と疲労の頂点の中で冷静な判断で淡々と現状を見つめている。


私たちアメリカ人にこれができるのだろうか?

いや、できるかでできないかではなく、私たちはこれらの日本人の態度を学ばなければならない。

これは単なる同情や無意味な賛辞ではないのだ。
災害や大きなアクシデントの際に生き残りたいのなら、もっとも重要なことは、冷静な判断だ。これはとても重要なことだ。

多分、そのことをアメリカ人は忘れている。
ハリケーン・カトリーナの後にどんなひどい略奪や奪い合いが起きたかを思い出しても、今のアメリカ人に、この日本人たちのような態度を期待するのは難しい。

しかし、私たちは学ばなければならない。

アメリカもほぼ必ず同様の困難に見舞われる。

その際に、アメリカに「奇跡」が起きるとしたら、我々が今の日本人のように振る舞えることだけなのだ。


アメリカ人である私たち個人が今の日本人を救うことは難しい。
しかし、私たちはこの日本人の光景を見続ける必要がある。

そしてここから学ぶのだ。
私たちアメリカ人には想像もできないこの日本人の思考を学ぶのだ。







ここまでです。
実際にはこれほど理想的なままではないかもしれないですが、災害そのものよりも、日本人の態度にショックを受けている人たちは多いようです。


私たち日本人はこういう資質を本来は持っていると私は考えています。
その資質とは「言葉を使わずに人に考え方を伝える能力」です。
これは先日書いた「心と心の会話」と同じようなものです。


これからも何が起きるかはわからないですが、仮に、日本人が滅びても、日本人の存在(それが過去形になっても)は、地球の人類の精神的進化を前身させる役割の一部を担っているように感じます。

実はそのことを先日書きたいと思っていましたが、「日本人が地球の人類の精神的進化を担っている」なんてあまりにも日本人バンザイ思考で、書くのがイヤだったのですが、もうあまりそういうことを躊躇している時間はないようです。


そして、次のことも書いておきたいです。

いろいろな精神世界的な最近の話の中では、世界の思考シフトが西洋から東洋へと移行するというようなことが言われていました。そして、それは「中国」が代表になると。

しかし、それは中国ではなく「日本」だと思っています。これは精神的な代表という意味です。


ただし5日前まで(震災前)の経済や国際的立場を誇っていた日本人ではなく、何もいわずに(言葉を使わずに)人々を覚醒させられるという意味でです。

なので、日本人そのものが仮に滅亡しても、その精神的遺産は地球に永遠に残るということです。


そこらへんにどこにでもいるオジサンやオバサンの思考能力は、実は世界を助ける存在だと知って下さい。
もちろん、あなたや私の思考能力もです。


その意味だけでも、まだ日本人は全滅できません。


とりあえず、今はここまでにします。
あとで原発関係なども含めて、また書きます。