前回記事の「惑星各々が持つ途方もない影響力」という記事を読み直してみたのですが、文字だけではタイトルにある「途方もなさ」が伝わっていないのではないかと思いました。
その影響範囲はとにかく、「地球がどうのこうの」という範囲を越えているのです。
なので、ちょっと図を作ってみました。
ネットにあった、こちらの太陽系の図を使いました。
3Dのようですので、太陽の大きさなど、惑星の大きさの比率は違いますが、ここでは土星だけを見て下さい。
これを元にして、下のような手順でシミュレーション図のようなものを作ってみました。
・土星の直径は大体 12万キロメートル。
・そして、昨年発見された土星のリンクが、土星から 600万キロメートルの場所から 1200万キロメートルのところまで広がっている。つまり、土星の大きさの約100倍の距離の広さまで広がっている。
・上の図を縮小。
・土星を大体、1ミリくらいに設定。図の中央の真ん中に小さくあるうちの左側の惑星が土星です。
・図に赤い円をふたつ描きましたが、内側の円がリンクの内側。外側の円がリングの外側。
・地球はすでに図ではよく見えないですが、地球の大きさは土星の10分の1くらいですので、それを参考にしていただればいいかと思います。
そしてできたのがこの図です。
少なくとも、土星がこのような巨大な影響の範囲を宇宙空間に持っていることが確認されているわけです。
そして、土星がこのようなリング(影響の範囲)を持っているのならば、惑星としての成立の過程にさほど差のないと思われる太陽系の他のすべての惑星もこのような「宇宙への影響の範囲」を持っている可能性は高いのではないかと考えてもいいのではないかと思っています。
ちなみに、昨日載せた今回の惑星直列の図はこれです(太陽系の見価値の角度や縮尺がそれぞれ違いますので、あくまで参考図です)。
上の図との比率を見ていただければと思います。
これらのことで、昨日、私が「惑星直列に何の意味があるというのか」ということを考えた理由がおわかりになれば幸いです。
惑星が支配している空間というのは私たちが考えている以上に巨大なようです。
なお、土星について、ウィキペディアにはこうあります。
土星は太陽系の中で一番密度が低く、平均密度は水よりも低い約0.68 g/cm3となっている。このため、「もし土星を水に入れることができれば、水に浮く」と説明されることも多い。なお、太陽系の中で最も密度の高い惑星は地球である。
密度が高いほうが影響範囲が広くなるということはないのかもしれないですが、そう考える道筋というのは感覚としては「あり」な気もします。なので、もしかすると、地球が宇宙空間に対して持っている影響の範囲というものが、実はとてつもなく大きなものである可能性もあります。
要するに、太陽系の個々の惑星に関しても、影響力の範囲の大きさだけからいっても、すでに太陽系の中だけのレベルで考えるものではないような気がします。
そのことを書きたかったのでした。
ところで、連休前からいただいているメールにほとんどご返信できていなくて申し訳なく思っています。
子どもの幼稚園が長く休みで、ふだん以上に子どもの相手をしなければならない時間が多いです。
[宇宙と人類]の関連記事:
・「宇宙は人間そのもの」という結論を夢想するとき
2012年03月19日
・1178年に「二つに割れて炎を噴き出した月」の記録
2012年02月10日
・バチカンの希望の砦は「宇宙人という神」の登場
2011年11月01日