2011年05月07日



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地球の鳥や魚から考える「統一した方法であるかもしれない地球や宇宙全域の生成」



米国の500年に一度の洪水

本題とは関係ないですが、米国の中西部では、現在、大変な洪水の渦中にあり、来週以降さらなる大洪水の発生が確実となっています。昨日あたりでは「アメリカ建国史上で最悪の洪水になる可能性」というような文字も出ていて、ニュースの中には「500年に一度の規模の洪水」という報道もあります。

テネシー州のメンフィスという近辺では、住人約 92万人に対して緊急事態宣言が発令されています。

代表的なニュースをひとつ訳します。




Tennessee Officials Urge Evacuations Ahead of River Flooding
FOX ニュース 2011.05.06

テネシー州当局は住民たちに川の氾濫前の避難を勧告

flooding-0507.jpg

5月6日、テネシー州メンフィスでは、警官たちが約 1000軒の家々をまわり、ミシシッピ川とその支流が洪水の危機に直面しており、大変危険な状態のため、今すぐに避難するよう呼びかけている。

警官たちは、避難を促す英語とスペイン語で書かれた黄色のチラシを配っている。

チラシには、

「今すぐ避難を!!! あなたの家は現在危険に晒されています」

と書かれてあり、現在の事態を緊急作業員たちが人々に知らせている。

今現在すでに川の氾濫レベルは 1930年代以来の水位となっており、また、現在の川の堤防と水流止めが建設されたのは 70年以上前のことで、氾濫を防ぐことは難しいと考えられる。

現在、ミシシッピ川沿いのデルタ地帯の南部すべての地区に洪水が発生する危険が迫っており、それらの町が来週もしくは再来週には浸水する危険性が出ている。

来週水曜日(5月11日)までは、川は氾濫しないと見られており、まだ十分な時間が残されていると考えられるため、避難命令はまだ発令されていないが、当局は、メンフィスを含むシェルビー郡の人々が自主的に事前に避難することが望ましいと語っている。

避難所もすでに用意されており、配られているチラシには避難のために援助が必要な人々のための連絡先の電話番号も記載されている。



最近の世界の気候を見ましても、あるいは最近の米国での竜巻などを見ましても、もはや自然災害が発生した場合、ひとつひとつが生やさしいものでは済まない傾向にありますので、今回の米国の洪水もどの程度になるのかはまだわからないですが、仮にアメリカの該当地区にお住まいの方や、あるいは、お知り合いなどのいる方はお気をつけ下さい。

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宇宙の生成と、魚や鳥たちの行動の一致

さて、昨日以来から怒濤のようにアップしていますが、アップできない時にはどのみちできないですので、できる時にしておきます。

昨日の記事、「最も驚くべき存在である有機物」という記事で、フレッド・ホイル博士が晩年に思い至ったことであり、また私もそうだと確信していることのひとつとして、次のようなことを書きました。

・宇宙そのものが微生物自らの手で生成され、膨張させ続けている

と書いたんですが、この宇宙の生成というものを考える上で、非常に身近なところで見つつも、子どもの頃から不思議でならなかった動物たちの行動のひとつを思い出します。

それは、たとえば、鳥の大集団が空を飛ぶ時に、その方向を誰が指示しているのでもないのに、細かく方向を変える際に「全体で変わっていく」こと。それは1秒以下のものすこい早い反応の中で、鳥たちは一糸乱れぬ(お互いにあまりぶつかったりしない)動きで飛び回ります。

海の中では、魚たちがさらにすさまじい集団での「一糸乱れぬ動き」を見せます。

魚のほうに関しては、水族館などでも見られるのですが、昨年だったか、子どもと一緒に水族館に行った時、魚が群れで泳ぐ姿を久しぶりに見て、その統制の取れ方に改めて驚いて、ずっと見ていました。

うちの子どもも飽きなかったようで、ずっと見ていたのですが、その時はうちの父と母、つまりおじいちゃん、おばあちゃんたちと一緒で、それら老夫婦が真っ先に飽きて(笑)、「もう行きましょう」と。あるいは死期の近い人々になればなるほど宇宙に近い位置にいくのかもしれません(動物の不思議を不思議と思わなくなる)。

なので、渋々、水族館を後にしたのですが、あの動きは一日見ていても飽きないものです。


以前、まだフレッド・ホイル博士の著作もパンスペルミア説も知らなかった頃ですが、ナショナルジオグラフィックのニュースで、2つのニュースを見まして、それを読んだ時に、「地球の海流は生き物が作ったのかも」と思ったことがあります。

そのニュースは、

・地球の磁場の変動、原因は海流か? (ナショナルジオグラフィック 2009年07月23日)
・海洋生物が泳ぐことも気候変動の要因か (ナショナルジオグラフィック 2009年07月31日)

です。

そして、震災後に気付いたこと、つまり、「人類は宇宙の記憶から独立して、そして、他の生き物は今も宇宙サイドにいる」ということが正しいのであれば、あの鳥たちの行動も魚たちの行動も理解できるような気がして、そして、それらが「大気の流れや海流を作っている」ということは非常に合理性があるように思います。

特に、海の中では、統率された動きをしているのは、目に見える魚だけではなく、数多くのプランクトンや微生物といった存在があります。これらの一部は、たとえば昨年の原油流出の際に注目された海を浄化していくプランクトンなどの存在と共に、海流を作り出していくものもあるように思っています。

この「海流」という存在。

これがどれだけ地球にとって大事なことかというと、海流がほぼすべての地球の天候、気温の分布に関与していると思われるからです。

地球にいろいろな気候の国や、暑い国や寒い国がある。
そして、季節があったり、風が吹いたりする。

これらの多くに海流が密接な関係があることが最近わかっています。

地域によって、暑かったり寒かったりするのは太陽活動の影響が重大だと思っていたのですが、季節によっての海流の変化のほうが直接の影響を及ぼすようです。

今の多様な地球の文化。たとえば、西アフリカの文化、北欧の文化、熱帯ジャングルの文化、砂漠や乾燥地帯の文化、雨が降る地域の文化、雨がほとんど降らない地域の文化といったものの多くが海流によってもたらされています。そして、「地球に海流が発生しなかった場合は現在のような多様な文化は生まれなかった」ということは確実だと思われます。私たちが「見知らぬ他の国」への旅行を楽しめるのも海流によるところが大きいです。海流がなければ、これほどの差はなかったと思います。



上の例でいえば、たとえば、海の少ない火星は仮にそこに文明があっても、地球より多様性が少ないのでつまらない星のはずです。


ところで、私は2年くらい前に「海流への想いに取り憑かれた」ことがあり(病気かよ)、その際に書いたものがありますので、資料として少し抜粋しておきます。記事の中に「ナショナルジオグラフィックの海流の2つのニュース」とあるのは、上にリンクした2つのニュースのことになります。

・9つのサイクルと自分 Vol.1 - 164億年前から8億4000万年前まで (2009年08月26日)より「海流と地球の磁場の生成に関して」。


海流と地球の磁場の生成に関して

地質学年表では、27億年前に「強い地球磁場の発生」があったとあり、具体的にはこう書かれています。

 > 27億年前 対流からマントルオーバーターンへ → 激しい火成活動 → 外核対流の開始 → 強い地球磁場の発生

つまり、「地球自身が地球の内部でのマントルの動きと活動で地球に磁場を発生させた」ということのようです。

これはこれでロマンはあるんですが、実は私は「磁場は地球自身ではなく、地球に生まれた生物たちが磁場を生成する原因を作った」と考えたりしています。


無茶な話ですが、こんな考え方です。

まず、この歴史の順序

40億年前 海の誕生
 ↓
38億年前 生命誕生
 ↓
27億年前 磁場の発生

と、ナショナルジオグラフィックの海流の2つのニュースを合わせて考えると、途中でこのようにイベントがあったかもしれないことが推測されます。

・40億年前 海の誕生

・38億年前 生命誕生で生命が海中で活動を開始すると共に海が少しずつ動き出した(それまで海に流れはなかった)

生命誕生により海流が発生

・27億年前 海流が地球磁場の発生を促した

・海流が気候と気流の発生を促して、地球に「いろいろな気候のあるいろいろな世界」を作った



と夢のある方向でいきたいのです。

我々の先祖であるクラゲみたいな面々が海に海流を作り、海流が気流と地球の気温分布を作っていった・・・と。海で生まれた生物たちが、生物自らの活動で"自分たちが生きられる環境を作るために"地球を活動させていったという概念です。

その活動を元に「こんな気候やあんな気候」ができる。地球の環境が多彩化していく。

そして、さらには海流が地球の磁場を形成し、地球は磁気を持つことにより、宇宙からの様々な恐ろしいもの(小惑星だとか生物にとって良くない宇宙線や紫外線など)を避けられるようになってきた。

つまり、海流の発生あたりから、「地球ではわりと安心して、生物の繁殖が可能となってきた」と。

それらは古代のクラゲとか変なフニャフニャとした生き物たちの集団での(規則的な方向に対しての)遊泳によって開始されたという想像です。頼りとなる根拠がナショナルジオグラフィックの海流の2つのニュースだけですが(苦笑)、個人的にはこの考え方には夢があります。

その時点から始まり、何億年か続く地球の環境を、最初の生命であった海の生物たちが決めていく。 「クラゲみたいなグニャグニャした生き物が地球の環境を最初に作り、宇宙から地球の生物を守った」と。



ここまでです。

「クラゲみたいなグニャグニャしたもの」に関しては、多細胞無脊椎動物というものらしくて、よくわからないですが、カンブリアの爆発以前の生き物が下の図なようなものだったようなので、これらみたいなものだと思います。

old-life-6.jpg

これらのグニャグニャした軟体野郎たちが(失礼だろ)、「地球で人類生存への扉を開けた」と私は本気で思っています。今なら、日本人である我々は彼らを酢の物で食べちゃうことも可能ですが。


ちなみに、文中にある「地質年代表」はのような感じです。


46億年前 地球誕生
40億年前 海の誕生
38億年前 生命の誕生
27億年前 海面への生命の進出
22億年前 大気中酸素の急増
21億年前 真核生物の登場
21.5億年前 多細胞生物が海洋に出現
10億年前 多細胞無脊椎動物の誕生



38億年より以前は曖昧ですが、生命の誕生(地球に生命が生活し始めたということ)の年数は化石などからこの年数は大体合っているようです。

パンスペルミア説からいえば、地球が隕石や小惑星の爆撃を受けていた時、あるいは大気を持たなかった頃には、宇宙から生命(の胞子や微生物、アミノ酸など)がやって来ても、分子レベルで破壊されていたことの方が多そうで、生命が地球に定着するには、海の発生は欠かせなかったと思います。「海は生き物が守られるには絶好の場所」です。

今でもそうですが、海底は地表での動乱の影響を最も受けない場所で、サメなど大型生物でさえ数億年前から滅亡せずに生き延びているものがいることでも、海底の環境異変の少なさというのは想像できる気がします。



すべての宇宙で同じことが起きている

ところで、この海流の話を今回書いた理由は次の一点です。

・同じことが宇宙全域で起きているかもしれない

と。

つまり、宇宙空間も同じように生物自身が作っていっているという想像です。

これに関しては、今後、いくつかの資料なども載せたいですが、ほとんどの資料がインターネットではなく、本や文献のものなので、書き写すのがなかなか大変で、時間のあるときにでもやってみます。


現在では宇宙観測などによって、宇宙の中での星や銀河の誕生や崩壊が見られているわけですが、その多くが「まるで海の中の魚のように同じように進んでいく」ということに対して、以前は不思議にも思いましたが、それは同じ生き物たちによって形作られているのであれば、ある程度は当然のような気もします。

つまり、地球の海にいるサバやアジの大群は他の惑星の海でも同じように行動するはずで、それなら、宇宙空間の有機物(極限環境微生物や細菌、あるいはアミノ酸やガスや宇宙塵などのすべての有機物)も、どこの宇宙でも同じように振る舞うはずです。

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