東京は連日どうも暑苦しい感じの気候だったということもあるのでしょうけれど、昨晩もあまり寝付けずに、朝方やっとウトウトしていた時に、いくつか夢を見たのですが、その最後に見た夢がとても印象的で、起きた時には実際に涙を流していましたので、なんとなく感動したみたいです。
そういえば、最近は、「夢」のことをたまに書いていましたが(夢の重要性についてなど)、最近はあまりハッキリと夢を覚えていない日が続いていたような気がしますので、あれだけハッキリした夢を見たのは久しぶりな気がします。
情景は全部覚えていますが、うまく書けるかどうかわからないのですが、その夢の内容を書いておきます。
夢(2011.05.10)
前半のほうはいろいろとアドベンチャーがあったのですが、それは省略して、今日のその日の夢のドラマも山場を越えて、気付くと、私は宇宙船か、あるいはどんな乗り物か外部から見ていませんのでわかりませんが、いずれにしても、「宇宙空間が中から見える乗り物」に乗っていました。
他に数人いるようですが、その時はそれが誰だかわかりません。
私自身はなぜか非常に投げやりな気持ちになっていて、乗り物の床に座っているか、寝そべって、ボーッと外(宇宙空間)を見ています。
「あああ、だるい」
とかそんな感じですね。
そのうち、乗っている乗り物が「降下していく」感覚を感じました。
外を見てみると、外から見える様々な惑星、赤っぽいのや青っぽいのもありますが、それらが風景の「下から上へ」と流れていっているので、乗っている乗り物自体はやはり下降しているようです。
つまり、「乗り物が下に落ちている」。
それでも、別に気にするでもなく、投げやりにボーッとしている。
「ふぁわわわわわ〜、だりぃ、うぜー」
という感じで。
外の風景からは次々と惑星が脱落していき、次第に風景の中に惑星などは見えなくなってくる。
個人的にも「そろそろ下に行き着くのではないか」と感じている。
「下」というのが具体的にはよくわからないのですが、要するに「宇宙の底」というような感覚かもしれません。
外を見ると、今度は惑星というより、星自体が消え始めている。
星が見えていた場所はどんどんと黒い「壁」になっていき、星はさらに消えていっています。
ふいにその黒い壁の頂上に「地球」が見えました。
「あ、地球だ」
と、私は声には出さないものの、その黒い壁の上にある地球を寝そべって眺めています。
いろいろと去来する地球の思い出。
今の落下の感覚では、もうすぐ底に到達しそうな感じが非常にします。
多分あと何秒とかそういう感じで。
そして・・・。
宇宙の中に「黒い水面みたいな底」が見えてきたのですね。
▲ こういうのが「宇宙の底のように思える場所」に見えてきたんです。
その「底」が見えた瞬間。
「やっぱ戻ろうかな」
と私は立ち上がり、でも、どうしていいのかよくわからなかったのですが、そこで、「水面に息を吹きかけて、風力で上昇してみる」ということしてみることにしました。
思いついたんだか、誰かに言われたのかわかりませんが、それをしてみた。
乗り物の窓か床のようなものを開けると、真っ黒な水面はすでに足元ギリギリのところまで来ていました。
乗り物の真下に広がる真っ黒な水面に、フーッと全身を使って、思い切り息をかけると、なんと、乗り物は少し上に上がっていく。
「お、これでいけちゃう?」
と思って、それを見ていましたが、息を吹きかけていない時、つまり休んでいる時にも乗り物はまだ上に上がっている。
「どうして?」と横を見ると、いつからそこにいたのか知らないですが、私の子どもが一生懸命、下の黒い水面に息を吹きかけている。
そして、誰だかわかんないですが、他の場所でも何人かの人がそれをやっている。
私もまたその「作業」に戻り、一生懸命に「宇宙の底」のような黒い水面に息を吹きかけ続けると、さきほどの黒い壁の上の地球がまた見えてきました。
「ほお」
と、あとは子どもや他の人に任せて(休むなよ)、外を見ていると、先ほど宇宙の風景から消えていった星や惑星が次々とまた現れてくる。
「こりゃいい」
と私は満足げにしていると、また、宇宙の風景は元通りに戻っていきました。
その時、乗り物のドアのようなものが開きました。
その向こうに何かある。
私はドアの向こうに歩いて行きました。
そこは、実際には行った記憶はない店ですが、カウンター席が中心の、とてもきれいな作りの焼き鳥屋、あるいは飲み屋のような店でした。
店は満員で、そして、そのお店のカウンターにはガイジン(白人)の男たちが何人か座っていて、みんな満面の笑みでビールを飲んでいる。
おもしろかったのは、その店のビールは瓶ビールで、コップはよくあるサッポロビールの小さなコップなんですが、ガイジンたちは注ぐのにあまり慣れてないせいか、泡がコップの外にこぼれてしまう。
しかし、ガイジンの男たちはすぐにそれをズズズと口で吸って、そして、私に、
「こうやって泡を吸えば大丈夫ネ。だいぶ、ワタシもうまくなったネ」
と私に言います。
私はそれを聞いて、苦笑しています。
カウンターの一番端に座っている大柄のガイジンは黒いTシャツに帽子を被ったお洒落な感じの男なのですが、カウンターの彼の横に、ショートヘアでボーイッシュな日本人女性の一人客が座りました。
もうその外人の大男は大照れで、突然ハシャギだして、真っ赤な顔をしてビールを飲んで、大声で嬉しそうに何か言っています。
カウンターの中にいる若いお店の人が、
「なんだかうるさくなってきちゃいましたねえ。でもまあいいか」
と笑っています。
誰もかれもが笑って大騒ぎの喧噪に包まれている焼き鳥屋の中で、
「ああ、戻ってきてよかった」
と思っている時に目が覚めました。
目覚めた時に、ものすごい泣いていましたので、多分、夢の中でも泣いていたのでしょう。
まあ、いい夢でしたが、あれほどリアルに宇宙の中での落下を夢の中で経験したのは、初めてのことでしたので、いろいろと危なかった(精神的にという意味)のかもしれないですね。
やはり、昨日、「宇宙の自殺がどうだこうだ」と書いたことと関連して見たのだとは思います。
確かに夢は不思議ですね。
そして、それがどうして不思議なのかも、昨日の「宇宙の自殺」の話と絡めると、なんとなく理由もわかるような気もしています。
今回の夢は、昨日の記事と関係している感じがとてもしましたので、「追記」として書かせていただきました。2、3日のお休みというのはそのままにさせていだきますね。
ところで、昨日の記事ではなく、その前の記事のぼんやりと外を見ていて気付いた「宇宙の計画」という記事で、
アジアの日本の東京の西荻窪という街。
あるいはその中の私の部屋の中の机の上。
そして自分と周囲の人をちゃんと見るだけで宇宙のことはすべてわかるというのが、この宇宙の意志なのではないか
というようなことを書いたのですが、誰でも書く「日記」というのがどれだけ大事なことかということについても、初めて気づいた気がします。
日記はちゃんと書いたほうがいいかもしれないなあ。うむ。