10日くらい前のニュースですが、いまだに米国等では結構話題となっているのと、(当たり前かもしれないですが)日本の公式の報道などではあまり触れられていないようなので、ご紹介します。
これはハワイで観測された現象で何と形容していいのかわからないですが、空中で何か「円形」に大きく爆発したような感じの現象がカメラに収められたものです。
このような現象でした。

記事中に動画があります。
これは、ハワイのマウナ・ケア山にあるカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡という天文台から撮影されたもので、現象の正体は謎ですが、現象そのものが起きたことは事実のようです。

▲ ハワイ大学とカナダ・フランス両政府が運営するハワイのカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡。
現在の大方の意見は、「ミニットマンIII」という核ミサイル搭載の大陸間弾道ミサイルではないかということになっているようです。昨年以来、「説明に困った時には大陸間弾道ミサイル」という風潮が伺えます。

▲ 昨年11月のカリフォルニアの謎の現象も大陸間弾道ミサイルで落ち着いた感じがあります。
また、これとは関係ないですが、数日前、現象自体がなんだかよくわからないのですが、米国のカリフォルニアで下の写真のような現象が観測されています。記事は、Albemarle Sound, NC Mystery...what is it?(英語)です。

何がどのようになっているのかもよくわからないですが、海上での現象だったようです。拡大すると、こんな感じです。

今に始まったことではないですが、たとえば、「これは UFO!」とか「これは幽霊!」等のわかりやすい現象ではなく、「なんだかよくわからない、定義しにくい現象」が増えているのかもしれないですね。
ハワイの記事はデイリーメールより。
UFO, 'Star Gate' or just a ballistic missile? Mysterious bubble-like light burst seen over Hawaii
Daily Mail 2011.06.30
ハワイで観測された泡のような爆発現象の正体は? UFO? それともスターゲートが開いた? あるいは弾道ミサイル?
ハワイにある天文台のひとつであるカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡が、上空での驚くべき現象をカメラで撮影した。

撮影はコマ落としで撮影されており、実際にこの泡のような爆発が最大の大きさになるまでには数分程度かかっている。また、同じ程度の数分間をかけて、この泡のようなものは消えた。
この現象が観測された後、インターネット上では、様々な観測や憶測が各地で書き込まれた。
それらの意見には次のようなものも含まれている。
すなわち、これは巨大なエイリアンの宇宙船である、あるいは、次元の空間に開いた入り口であるというようなSF的なものから、米国の大陸間弾道ミサイルであるという意見もあった。
こちらが動画だ。
Atmospheric flare from a minuteman III ICBM missile from Kanoa on Vimeo.
巨大な泡は、地平線の彼方で非常に急速に拡大した後に小さくなっている。
ディスカバリーマガジンのBad Astronomy ブログによれば、これは「エネルギーの突然の衝突と、その材料の急速な拡大」であることを示唆しているという。
また、同ブログでは、爆発が観測される3分前のハワイ時間午前3時35分頃に、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地から大陸間弾道ミサイル「ミニットマンIII」が発射される予定だったことを明らかにした。
インターネットのフォーラムでも、ミサイルの爆発によっての現象であることに関しての意見は多く、爆発の瞬間に残留していた燃料ガスの排出現象によって、このような「泡」のような状態を作り出すことがあるのだという。
とはいえ、これらもひとつの推測であり、公的な確証は得られていない。