(注) 今回の記事の基本は 2011年07月17日に書いたものなのですが、最近、過去の記事の整理をしておりまして、その中で、この記事のもともとのタイトルや、あるいは内容を変えて、編集し直してアップしようと思いました。
これを書いた頃は、まだ In Deep に【地球の内なる太陽】というカテゴリーもまだなかった頃で、その後、「地球の内部」ということについて興味を持っていったという歴史もあり、そのこともあり、書き足して再掲いたします。
過去記事も気づいてみると、1700記事を越えていて、忘れていたり、気づいていないものも多いと思います。2012年を越えていく今、少し読み直したりもしてみたいと思っています。
2012年12月25日
スタンフォード大学で計算された「ビッグバンで作られた宇宙は10の1016乗個」という概念から発展していく「地球と宇宙の真実」
プラウダの過去記事のタイトルを眺めていて見つけたものなんですが、記事のタイトルは「地球内部に隠されているパラレルワールド」というもので、実は記事そのものはパラレルワールドの話というより、「地球空洞説の歴史」に関してのコラム記事なんですが、この記事をご紹介しようと思ったのは、記事の冒頭に、最近、アメリカのスタンフォード大学の物理学者たちが、
・ ビッグバンの際に作られた宇宙の数は「 10の 1016乗」だと計算した
ということが書かれていたことが目に止まったということがあります。
10の1016乗の宇宙という数の単位。
これはスゴイ。
しかし、スゴイにしても、どのくらいの数になるのか全然わかりません。
まず、なんとか計算できる範囲では、「10の 10乗」あたり。
この 10の 10乗で 10 000 000 000(100億)となるようです。
計算できるあたりはこのへんまで。
次の単位の 10の100乗は、すでに私たちの計算機では計算できません。
調べてみると、「グーゴル」という「10の100乗」をあらわす単位みたいなのがあるそうで、そのページに表記されていました。
下のが、「10の100乗」です。
一列では収まらないので、二列になっています。
さて、10の100乗の時点で、すでにこんなことになっているので、10の1000乗とかになると、もう想像の範囲を大きく越えているのですが、しかし、これは、先月あたりにいくつか記した過去記事、
などでもふれた、「無数の宇宙」という概念と似た感覚を受けます。宇宙というのは、「複数の宇宙」という感覚よりも、「無数」という概念が一番合うのかもしれません。
というわけで、ここから本記事です。
ちなみに、このプラウダの記事を書いた人のの持つ「パラレルワールド」に対しての概念は、私たちとは若干違うかもしれません。
というのも、この記事の話の中心は結局は「地球空洞説」の話となっていくので、「地球内部の別の文明」という話を書いているうようで、次元自体が違うということではないようです。
パラレルワールドは「地球内部」というような「限定した概念があるものではない」ということがありそうな気がいたしますが、まあしかし、定義はなんであれ、どちらも楽しい話です。
Parallel world hidden inside Earth
プラウダ(ロシア) 2011.06.06
地球内部に隠されたパラレルワールド
科学者たちは、最近、次々と「パラレルワールド(複数の宇宙が存在すること)」の存在を証明できる証拠を掴んできているようにみえる。
米国のスタンフォード大学の物理学者たちは、ビッグバンの際にできたと考えられる宇宙の数の仮定数を計算することに成功した。
彼らによると、ビックバンの際に 10の 1026乗の数の宇宙が作られたという。
それだけの数の宇宙の存在という可能性はもちろんあるだろうが、その場合も、たとえば、地球を含めて、「お互いの中にまた違う宇宙を内包している」ということがあり得るかも知れない。
たとえば、私たちの地球の内部にもうひとつの地球が隠されているという可能性もある。
以前から「地球空洞論」といったような、地球内部に別の文明が存在するというような話は様々にあるが、古代の人々の多くは、地球の地下には人類とは別の生き物が住んでいると考えていた。
たとえば、古代ギリシャの神話では、タタール人(ロシアの民族のひとつ)についての不吉な地下社会の伝説が語られている。
紀元前 500年頃の古代ギリシアの自然哲学者アナクサゴラスは、空気球とエーテルの雲によって囲まれる平らな地球のモデルを提唱している。そして、アナクサゴラスは地上と天体でさえも平行して存在した世界であることを書いている。
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(訳者注) このアナクサゴラスという人は、Wikipedia によると、
物体は限りなく分割されうるとし、宇宙やあらゆる物質は、多種多様な無数の「種子」の混合によって生じるとし、宇宙の生成において、はじめはただごちゃまぜに混合していた「種子」が、「理性」の働きによって次第に分別整理され、現在の秩序ある世界ができあがった。
ということを言っていた人だそうです。
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1818年に、アメリカ陸軍の大尉だったジョン・クリーブス・シムズは「同心円と極地の空洞帯」という著作で「地球空洞説」を唱えた。地球は厚さ1300キロメートルの地殻で、各々の両極に直径2300キロメートルの開口部を持つ五層の同心球であり、地表の海はそのまま裏側にまで続いているという考えを提唱した。
アメリカの医師だったサイラス・ティードは、1869年に、凹面地球モデルという概念である「空洞宇宙起源論」を提唱した。
これより先に、イギリスの天文学者であるエドモンド・ハレーは、1692年に地球空洞説を発表しており、「地球内部は明るく、居住可能である」としている。
地球の地下に文明があるとするなら、それはどんな文明なのだろう。