ヨーロッパのニュース専門チャンネルの最大手ユーロニュースで、7月14日に「古代マヤ文明の新しい遺跡が発見された」ことに関しての報道がありました。
見つかったのは、メキシコにある2つの別の遺跡からで、
・マヤ文明の戦士の彫像(メキシコ・チアパス州)
・アステカの神が描かれている8世紀頃のモノリス(メキシコ・モレロス州)
の2つです。
「モノリス」というのは石碑系の遺跡全般のことですが、一般的には「2001年宇宙の旅」での人工的な遺跡を思い浮かべることが多いかも知れません。ニュースで「モノリス」とアナウンスされていますので、報道のまま表記しました。
▲ 映画「2001年宇宙の旅」のモノリス。地球の古代人類に知識の示唆を与えた人工物という感じで存在。
今回メキシコで見つかった石碑に描かれたアステカの神様なんですが、報道では名前は出てこないですが、考古学者の人が「水の神様と農耕の神様ではないか」というようなことを言っていたので、アステカ神名辞典を見ますと、推定ですが、
・水の女神「チャルチウィトリクエ」
・農耕の女神「イツパパロトル」
などかもしれません。
下の神様の名前は「いつパパはロートルになるの?」と私は覚えました。
それでは、ここからです。
基本的にテレビニュースチャンネルですので、遺跡等の映像を写真として抜粋しておきます。また、ニュース映像も最後に貼っておきます。なお、ニュースでは、チアパス州の遺跡を「古代マヤの戦士」の遺跡と断定していますが、その根拠があるのかどうかは不明です。
Dramatic finds for Mexican archaelogists
Euro News 2011.07.14
メキシコの考古学者たちの劇的な発見
メキシコの考古学者たちは、メキシコの別の遺跡で、それぞれ劇的な発見をした。
これらの発見は古代マヤ文明の研究に新しい光を投じることになると思われる。
まず、メキシコのチアパス州で、 2000年前のものと考えられる古い戦士の彫像が見つかり、さらに、北部のモレロス州では、アステカ神の形が描かれていると考えられる8世紀のモノリス(石碑)が見つかった。
戦士の彫像
▲ 2000年前のものとみられる古い戦士の彫像が見つかった、メキシコのチアパス州にある古代マヤ遺跡。
▲ 古代マヤの戦士と見られる彫像。手を後ろで縛られている。
▲ 縛られている様子。
▲ 状態を説明する考古学者。こちらの彫像には首がない。
▲ 遺跡の周囲の装飾。
アステカ神が描かれたモノリス
▲ 見つかったモノリス。重さは 60トン。
▲ 石碑に描かれている図柄。
▲ 石碑に描かれている図柄。専門家は水と農業を司る神だと言う。
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