2011年08月07日



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アラスカの空から降り注ぐ正体不明のオレンジ色の物質



(訳者注) 今年のはじめに、アメリカのニューヨーク州で、「空からグリーンとイエローのネバネバとした物質が降り注いだ」というニュースを紹介したことがあります。

こちらの記事です。

ニューヨーク州で空から広範囲に降り注いだ「ネバネバとした」緑と黄色の謎の物質
(2011.01.21)



ニューヨーク州のスナイダー市で、空から降ってきた正体不明の謎のベタベタとした粘液のような物質が地区の住宅街の家々の屋根や壁に降り注いだ。この物質は緑がかった黄色をしており、地域の雪や氷をその色に染めた。米国連邦航空局( FAA ) と地区の廃棄物に関するエンジニアたちは、この物質の特定のための調査に乗り出している。



今度は、アラスカに「オレンジ色」の正体不明の物質が降り注ぐ出来事がありました。

このような物質です。

orangegoo.JPG


これが何かはまだわかっていませんが、住民たちにはかなりの驚くできごとだったようです。

今回の記事は AP 通信からです。




Orange goo baffles remote Alaska village
AP 通信 2011.08.06


ネバネバとしたオレンジ色の物質がアラスカの村を困惑させている


orange-2.jpg

このオレンジ色のベタベタとした奇妙な物質を最初に発見したのは、アラスカのキバリナ村のボールドウィンさんだった。この物質を港の上で発見した後、ボールドウィンさんは、海洋無線で他の人々に警報を伝えた。8月3日の水曜日だった。

このオレンジ色の物質は、港のほうぼうを覆っていることがわかり、ニュースは町に住むすべての人々の関心を呼んだ。

翌日は雨が降って、このオレンジ色の物質は水に浮かんでいた。
住民たちは、バケツなどでこの物質を集めることにした。

そして、集めているうちに、これらの物質が「空から来ている」ということに住民たちは気づいた。なぜなら、これらの物質が(水の及ばない)家の屋根の上にもあったからだ。

8月5日までには、港周辺のオレンジ色の物質は海に洗い流された。
流されなかったものは、乾いて粉状の物質となった。

集められたこれらのオレンジ色の物質は、容器に入れられ、アンカレッジにある研究所に分析のために送られた。

アンカレッジの環境保護局の研究者であるエマニュエル・ヒグナット氏は、「確かに、現時点では、これはかなりのミステリーです」と言う。


イヌイットたちの住むこのキバリナ村は、アラスカの北西の海岸にある。


orangegoo2.JPG



村の人たちは、これまで今回のような物質を見たことはないと言う。そして、過去のイヌイットの伝説や物語などにも、オレンジ色の物質にまつわる話が出てきたことはないという。

当地の議員オースティン・スワン氏(63歳)も「私が知っている限りでは、この村でこのような出来事が起きたのは初めてだ」と言う。


物質のサンプルは、アラスカのフェアバンクス大学と、米国サウスカロライナにある海洋大気局( NOAA )の研究室にも送られた。


環境保護局のヒグナット氏は、「専門家たちが、この物質が有機物なのかどうかということを現在調べています。もし、これが有機物の場合、どのような種類のものなのか。あるいは、これが有機物ではないなら、いったいどのような物質なのか、ということを突き止めようととしています」と語る。

沿岸警備隊では、このオレンジ色の物質は、石油製品などの人工物質であると考えているという。

村の管理者のひとりであるジャネット・ミッチェルさんは、「藻類などの種なのかもしれないとも考えています」と言う。


研究のために集めたサンプルを手袋をした手で掴んだ人物はこのように言う。

「それらはまるで光そのもののようにも見える粉のようなものでした。水の上に浮かんでいました。フッと吹けばすべて吹き飛ばすことができそうな物質でした。少なくとも、水に浮かぶ油のような物質ではありませんでした。それらはネオンのオレンジ色のように輝いていました」。


この物質は、周辺の他の地域でも若干見つかった。

現在懸念とされているのは、この村の周辺には、飲料水のための水源が2つのタンクだけで管理されており、そり水源の元となる川が今回、オレンジ色の物質が降った周辺に該当することだ。

飲料水に関しては、現在、飲む前に煮沸などを行っている人たちもいる。

この物質が何であるかが判明しない限り、川からの水のくみ上げは停止せざるを得ないかもしれない。そのため、当局では、住民たちに節水を呼びかけている。






(アラスカに関しての過去記事)

米国北部で異常な割合で増え続ける「鳥類のくちばしの変形」 (2010年12月01日)




BP が抱えるもうひとつの原油流出 - アラスカパイプラインの流出 (2010年06月05日)
タグ:宇宙の物質

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