2011年08月15日



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[地球の内なる太陽] Vol.0 - 過去の知識から学ぶべき本質的なこととは何か?



ヘルメスのエメラルド板に書かれてあることは「地球と宇宙は本質的に同一」ということなのでは?

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カテゴリー[地球の内なる太陽]の他の記事

Vol.1 - [地球の内なる太陽] の意味
Vol.2 - 地球からのニュートリノと地球内部からの膨大な熱の源は何か
Vol.3 - ヘルメスのエメラルド板

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今回は翻訳記事ではないです。私が最近、「ある方向」の考え方に引かれていて、そのことのさわりを少し書いてみたいと思います。私たちが、地球のことは、とか、宇宙は、などのように「いろいろな存在を区別して」考えていることはどこか違うのかもしれないというような話の始まりかもしれません。


その前に余談となりますが、毎年、夏休みはうちの子供は奥さんの実家に長く行っているのですが、今その彼女の実家は、「70代の娘が 100歳の母親を介護する」という状況になっており、そう長くは行けないのです・・・というようなことを以前書いたことがあります。

ところが、さらに状況は面白い変転を見せていて、先日、子どもと奥さんが一緒にその「ひいおばあちゃん宅」に遊びに行ったのですが、翌日、奥さんがひとりで帰ってきた。彼女曰く、「なんか、思ったより楽しいみたいで、おばあちゃんのところに残るって」ということになりました。

これは今年6歳になるうちの子どもの方向から見ますと、

70代のおばあちゃんが 100歳のひいおばあちゃんと一緒にいるところに遊びに来て、それを毎日見守る幼稚園児の自分

ということのようです。

毎日、子どもに電話はしていますが、「すごい楽しい!」とのことで、何が楽しいんだかわかりませんが、介護の現場がなんだかわりと楽しいようです。
子どもながらに「いろんな人生」というものを見ることを楽しんでいるのかもしれません。


そんなわけで、1週間ほど泊まってくるということで、いろいろと考える時間が少しできました。
毎日毎日暑いのが厄介ですが。



下なるは上なるのごとし、上なるは下なるのごとし


さて、この相変わらずの暑さでどうにもならない感じですが、でも、本当は、クレアなひとときにたまに連載している「人類の未来」の次を書こうかなとは思っているんです。

書こうと思っていることは、「太陽と地球と人類」の関係についてで、その関係性を見直した上での、「新しい人類の文明生活」のことです。


もう1年以上前ですが、クレアの「薔薇十字団は地球の成り立ちをこう見る」という記事に書いた「ヘルメスのエメラルド板」というのがあって、このエメラルド板というものを私はその時初めて知ったんです。

その時は全然意味もわからなくて(今も基本的にはわからないですが)、でも、これを知る必要があった理由がちょっとわかった気もするんです。

何を知ったのがよかったかというと、ヘルメスのエメラルド板にはこんなことが書いてあるんです。



・唯一なるものの奇跡の実現にあたっては、下なるは上なるのごとし、上なるは下なるのごとし。

・そして、万物は一者の適合により一者より来る。

・万物は適合によってこの一者に起因す。「太陽」はその父、「月」はその母、「風」はそれを胎内に宿し、「大地」はその乳母である。

・全世界の、あらゆる完全性の父はここにいる。その作用と力は完全である。それが地に転換されれば、甘美にも偉大なる手腕によって、地より火を、粗雑より精妙をわかつ。

・すべての曖昧は汝より去るであろう。その作用はすべての作用を超越している。それゆえ、それはいかなる精妙なるものをも征服し、いかなる堅きものをも貫き通す。

・かくして世界は創造された。





この言葉に関しては、昨年の暮れあたりから「曖昧」には何となく感じるところはあったんですよ。

たとえば、以前 In Deep の記事に書いた「地震の発生原理に関しての推測」とか、あるいは、なかなか翻訳してご紹介できないのですが、

・地球の内部はどうなっているか

ということに関しての最近の科学やオカルトの様々。

これは科学もオカルトもどちらもたくさんの報道や記事があります。

科学のほうに関しては、地球の内部から放出される強烈な熱に関しての研究のことを In Deeo の7月22日の記事の後半のほうで少しふれましたが、その後、まだ翻訳していません。

そこから抜粋すると、


地球内部の構造に科学の目を向け始めた日本とオランダの地質学研究チーム

現在、日本の地質学研究者たちを中心とする国際研究チームが、「なぜ、地球の内部からは膨大な熱が放出されているのか?」ということの調査を始めています。

地球の内部からは「40テラワット」以上という信じられない熱が放出され続けているのだそうです。これはオカルトではなく、事実です。

ただ、その理由はわからないままだったそうで、現在、調査と研究が進められています。

40テラワットというのは、およそですが、原子力発電所 3000基くらいの発電量に相当するのではないかという感じの莫大なエネルギー量です。

インターナショナル・ビジネス・タイムスなどに短い要約記事があります。





というように、地球の内部には「実は太陽程度の熱源がある」という考え方(あるというのではなく、熱量から見ての「同程度のエネルギー量というような考え方」、です)もできなくはなくなっているのが現状です。


それに加えて、オカルトのほうもすごい。

先月、米国のミステリー系ブログの大御所 Phantoms and Monsters にAdmiral Byrd's Most Excellent Adventureバード少将のもっとも素晴らしい探検)というタイトルの記事があり、これは、アメリカの探検家であり、有名な海軍少将のリチャード・バードWikipedia)が、「北極にある地球内部への入口周辺を探検した時の日記」のことが書かれています。


byrd1.jpg

▲ リチャード・バード。顔も男前。


リチャード・バードは、1926年5月9日に航空機による初の北極点到達を成し遂げた超一流の探検家で、彼の日記というだけに非常に魅力のあるものです。

そのブログのページに参考資料として乗せられていたイラストがこれ。

byrd4.JPG


日本語を入れています。


他にも、海外では最近は「地球内部へのアクセス」関係の記事が多いです。

ちょうど、最近、私は、「宇宙から来る UFO とエイリアン」という当たり前の概念にやや疑念を感じ始めていた時でもあり、いろいろと考えるところは多いです。


ただ、この「地球空洞説」的なものに関しても、最初に、上に書いた「地球内部の構造に科学の目を向け始めた日本とオランダの地質学研究チーム」のような科学の裏付けがなければ興味を持たなかったと思います。

今の地球の科学は実際相当すごいです(願わくば、おかしな方向に行きませんように)。


さて、この地球の問題も含めて、何が「ヘルメスのエメラルド板」と関係あるのか、というと、この一節です。


・唯一なるものの奇跡の実現にあたっては、下なるは上なるのごとし、上なるは下なるのごとし。

・そして、万物は一者の適合により一者より来る。




つまり・・・。


大事なことは、宇宙がどうだとか、地震のトリガーがどうした、とか、地球内部がどうした、という話ではなく、

「どちらも大事だ」

と、この「ヘルメスのエメラルド板」には書いてあるように思うのです。



宇宙からの作用も地球内部からの作用も、


どちらも差はない


と。


人間はそれを知りなさい


と、そんな気がするのです。

そのことを絡めて、クレアなひとときにいつか「人類の未来」の次を書いてみたいと思います。
また、この In Deep にも、上の記事などを含めた翻訳をしたいと思っています。

リチャード・バードの日記は長いですので、翻訳する場合には、何回かにわけるかもしれません。


ちなみに、クレアの「人類の未来」シリーズはこんな感じで細々と続いています。

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» 人類の未来(0): Y染色体の挑戦
» 人類の未来(1): 人間から消える「23という数」
» 人類の未来(2): 男性が造られた理由
» 人類の未来(3): 私たちは「言葉」である
» 人類の未来(4): 私たちは存在していない
» 人類の未来(5): 神話が教えてくれる「女性」
» 人類の未来(6):女性の外見が目指すもの - 神話が望んだ性的二形の最終形
» 人類の未来(7):人類の未来(7): 言語による宇宙存在と人類存在の再プログラミングは可能か?(その1)

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