2011年08月27日



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[地球の内なる太陽] Vol.2 - 地球からのニュートリノと地球内部からの膨大な熱の源は何か



カテゴリー[地球の内なる太陽]の他の記事

Vol.0 - 私たちが過去の知識から学ぶべき本質的なこととは何か?
Vol.1 - [地球の内なる太陽] の意味
Vol.3 - ヘルメスのエメラルド版(エメラルド・タブレット)
Vol.4 - アメリカ化学会の数百名の科学者たちが挑む「地球内部の謎」

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地球自身も内部からニュートリノを飛ばし、そして、地球自身が太陽から受ける同等以上の熱を宇宙に発しているという事実


(参考比較図)

geo-core-1.jpg

▲ 現在の科学の地球内部の予想図。Irish Weatherより。



euler.png

▲ 「オイラーの等式」で有名な数学者レオンハルト・オイラーが18世紀に描いた地球内部の想像図。「地球は空洞で、中心に直径1000kmほどの輝く星がある」としたそう。「オイラーの等式」は過去記事の「ミステリーサークルに描かれた地球でもっとも美しい方程式」に出てきます。

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(訳者注) 今回紹介する記事は1ヶ月くらい前にリリースされていた報道で、「地球内部から膨大な量の熱が宇宙に放出されている」ということを私は初めて知って、衝撃を受けたものです。「地球内部」というものに興味をもったできごとのひとつでもあります。大変に興味深いので、「放射性崩壊などのことを少し理解してからちゃんと書こう」と思いましたが、一向に理解できないので、訳して載せておくことにしました。

ちなみに、地球内部から宇宙に放出されている熱は「 44兆ワット」とのこと。
これは日本の地質学者チームによる執念の計測によるもので、ほぼ正しい数値だと思われます。

この熱が「常に」放出されているらしいです。


それにしても、この人間文明最後の聖域といえる「地球内部」に注目したのも日本人。もちろん、彼らは科学者であり、このブログにあるようなオカルト話とは無縁の方々ですが、ここ2年くらいの流れから見ると、そのうち「純粋な科学と純粋なオカルトの間に正確なリンクが生じる」ように私は感じています。


国立天文台は「生命は宇宙から来た」ことを実証的につきとめ、そして、カムランドは「地球の内部の真実」に迫っている・・・。

日本人の研究は地味に見えるものが多いですが、ひとつひとつが「世界の意識革命の先導者」のように感じられます。私は全然、愛国者ではないし・・・というか、むしろナショナリズムが嫌いな人間ですが(オリンピックとかも大嫌い)、しかし、それでも日本人研究者たちが次々と世に放つ発表を読むたびに涙が出るほど感動します。


これは単なる私感ですが、人類の科学文明に終着点を見いだすのは日本人だと私は思います。

愛国心からこんなことを書いているのではなく、その理由は日本語にあります。「彼らが正確な5音の母音から構成される日本語という発音言語を言葉として口に出す人たち」という点にあります。

・・・・とはいえ、これは全然関係のない話ですので、では、ここから翻訳を。

今回は経済系サイトのものです。
科学サイトの記事は専門的すぎて、むしろわからなくなるので、一般向けに書かれてある記事にしてみました。

参考用語のリンクなどは翻訳記事の後ろに乗せておきます。





Where does 44 trillion watts of Earth's heat come from?
The Economic Times2011.07.18


44兆ワットの地球の熱はどこから来ている?


地球の内部からは常に約44兆ワットものも莫大な熱が宇宙に向けて放射されている。この熱はいったいどこから来るものなのだろうか?


この驚異的な数値を明らかにしたのは日本の地質学者たちだが、しかし、彼らはどうやってこんな途方もない数値を調べだしたのか。彼らは、実に、世界中で20,000以上の穴をボーリングにより掘り、それらを徹底的に調べることで、この温度測定にたどり着いたのだ。


英国の科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」上で報告された記事によると、この熱の多くは、地球の外殻とマントルの中でのウランやトリウム、カリウムなどの放射性崩壊によるものだという。


2005年に、日本を活動拠点とする カムランド(東北大学大学院理学研究科付属ニュートリノ科学研究センターにある反ニュートリノ検出器)は、世界で最初に、反ニュートリノを直接計測できる方法が存在することを世界に示した。

ニュートリノは高速に近い速度で宇宙空間を移動している物質で、それは電子とよく似ているものだが、しかし、カムランドによる説明によると、ニュートリノは電子と違って、電荷を伝えない。

カムランドの目的は、地球ニュートリノと呼ばれているものの検出だ。地球ニュートリノは正確には反電子ニュートリノというものだ。この地球内部において生じていると考えられる核分裂反応によって生じているニュートリノを観測することによって、地球の熱生成モデルを検証することが目的だという。


米国エネルギー省バークレー研究所のスチュアート・フリードマン氏は、「カムランドが持つ地球ニュートリノ検出器は非常に優れていて、地球ニュートリノ検出に関して、他に追随できるものはない」と言う。

フリードマン氏は、カリフォルニア大学バークレー校の教授でもある。

彼はさらにこのように述べる。

「カムランドは反ニュートリノを検出するように特別に設計されたものなのだ。非常に高い精度で、それらを見つけ出すことができることを我々は知っている」。


現在、確実に言えることは、地球から放出されている 44兆ワットという膨大な熱の「約半分」が放射性崩壊によるものだということだ。これはほぼ確実だ。

しかし・・・。

あとの半分の熱は?

何か他の源があるわけだが、原子の地球の形成から存在しているかもしれないこの「熱の源」を探し出す科学者たちの奮闘が続いている。

なお、反ニュートリノは、ウランやトリウムなどの同位元素の崩壊だけではなく、原子力発電の炉の中での核の分裂など様々な他の要素でも生産されるという。



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参考リンクなど

放射性崩壊

放射性同位元素

地球の熱はどこからくるの?

KamLAND - ニュートリノ科学研究センター - 東北大学

カムランド - Wikipedia

太陽ニュートリノ問題
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