2011年10月12日



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私たちの銀河系の中心から噴出する「強大なエネルギー」の存在を NASA が発表



(訳者注) 今日、外を歩いていた時に、ハチのような形の黒っぽい虫が数匹、バラバラッと空から地面に落ちてくる光景を目撃しました。地面を見てみると、虫は全部死んでいました。空中で死んだのか、どこかから死骸が飛ばされてきたのかはわからないですが、「自分の周囲に降って来た」ということもあり、それなりに驚いた出来事ではあります。

昨年暮れあたりに、米国のアーカンソーで「空からたくさんの鳥が落ちてくる」という不思議な出来事が報道されましたが、あれの小規模版を間近に見ているようでもありました。

米国アーカンソーの鳥と魚の大量死をめぐるブログより (2011年01月05日)

という記事あたりにまとめています。



▲ その時の報道写真。


さらに、その後、近所の井草八幡宮という比較的大きな神社に行ったのですが、境内に向かう道の途中、かなりの広範囲にわたって大量のミミズが地表で死んでいました。まだ、もがいているミミズもいました。今日はそんなに暑かったわけでも、大雨が降ったわけでもないですが、何かしらミミズのいる環境(地下)に問題があったようです。

そのふたつの光景を見てヘルメスのエメラルド板の「上なるものは」のくだりを思い出したりしつつ、


・今の環境の異変は上(宇宙のほう)と、下(地球の内部)と、どちらにも起きているのかもしれないなあ


と何となく感じました。

最近のニュースだけでも「」のほうとしては、米国で、「南極のオゾンホールの大きさが過去最大レベルに(英語)」というものがあったり、あるいは、日本では、各地で季節外れの桜が咲いているようです。

桜関係のニュースは、



などにあります。
どれも、つい最近のニュースで、10月に入ってから桜が咲き出したことが記事となっています。
どうも日本中で桜が時期はずれの開花を見せているようです。

sakura.jpg

▲ 大分日田市で最近咲き始めた桜。


どうして、この「桜」のことを「上」(宇宙)関係として取り上げたかというと、「桜の成長異常と宇宙が関係ある」と思われる出来事が、今年報道されていたことを思い出したのでした。

震災後のこちらの記事でふれたことがありますが、読売新聞の今年2月の記事「宇宙帰りのサクラ異変…なぜか発芽・急成長」というタイトルの報道で、

地上350キロメートルの国際宇宙ステーション(ISS)で2008年11月から8か月半、保管した桜の種を、地上へ持ち帰って植えたところ、発芽しないはずの種が芽を出すなど、異変が相次いでいることがわかった。

原因は不明だが、無重力で放射線の強い宇宙環境で、遺伝子の突然変異や、細胞が活性化したなどの見方もある。



というニュースでした。

そんなわけで、上(宇宙のほう)と地球の関係にも現在いろいろとあるのだろうなと考えた次第です。

下(地球の内部)のほうでもいろいろと起き続けていますが、これらのことは後日、記事にします。



少しずつ明らかになる銀河の中心の姿

また前置きが長くなってしまいましたが、今回は、「上」のほうの「やや親分」に近い場所、すなわち、銀河系に関する NASA からの報告です。

フェルミガンマ線望遠鏡という NASA のガンマ線観測用の天文衛星によって、これまで見えなかった「銀河の中心」の構造が明らかになり、想像を含めた「天の川銀河の中心部の構造」が明確になってきたというニュースです。

そして、銀河の中心からは「かつて見たこともないほど巨大なガンマ線」が放出されていて、そのガンマ線がとんでもなく巨大な丸い泡のような構造を作っていることが明らかになっています。

しかし、「どこからそのエネルギーが噴出しているのかがわからない」と。

そのことを短くまとめたデイリーギャラクシーの記事より。デイリーギャラクシーでは「巨大なブラックホールではないのか」というようなことを推測しています。まあ、銀河の中心といえば、古代マヤ族が想定していた「フナブクー」の位置。

そこにある巨大なものは何なのでしょうね。
では、ここからです。




Is There a Remnant of a Supersized Black Hole at the Center of the Milky Way?
Daily Galaxy 2011.10.12


銀河系の中心には巨大なブラックホールの残骸があるのだろうか?

milkey-center-01.jpg


NASA のフェルミ・ガンマ線望遠鏡は、50,000光年先にある、私たちのいる天の川銀河の中心の構造写真を公開した。この構造はガンマ線の観測で得られたもので、目には見えない。

その構造の大きさは、乙女座から鶴座に渡り、私たちから見える空の約半分の広さにも及ぶ広大なものだ。

NASA の天文学者たちは、銀河の中心を軸として南北に 25,000光年の広さで広がる2つのガンマ線放出の巨大な丸い構造を認めた。

ハードード・スミソニアンセンターの天文学者であるダグ・フィンクベイナー博士は、

「私たち天文学者たちも、まだこの構造の特性や、その起源といったものは完全には理解していない」

と語る。



g-02.jpg

▲ フェルミ線望遠鏡の観測により明らかとなった天の川銀河の構造。


ガンマ線は、もっとも明るい光のエネルギーの形だ。

フェルミ・ガンマ線望遠鏡の大面積望遠鏡( LAT )は、非常に高解像で、そのガンマ線を検出できる。この LAT で得られた銀河中心のかつて見たことがない構造の分析を、科学者と天文学者たちは進めている。

この写真に写される「ガンマ線の巨大な丸い泡」は、はっきりとした端を持っている構造のように見える(曖昧な輪郭ではないということ)。

この泡は、高速で強いエネルギー放出の結果として作られたということを示唆するが、しかし、どこからこんな巨大なエネルギーが放出されているのか、その起源は謎のままだ。

ひとつの可能性としては、銀河の中心で、巨大なブラックホールからエネルギーが噴出しているのではないかという推測だ。他の多くの銀河では、銀河の中心にあるブラックホールのほうに物質が引き寄せられていることが見られる。

しかし、天の川銀河がその中心にそのようなブラックホールを持っているという観測上の証拠はない。

あるいは、銀河の中心で数百万年前に「突然、大きな星団が作られた」ことにより、エネルギーの放出に至っているのかもしれないという推測もできる。


プリンストン大学のディビッド・スパーゲル教授は、

「これらの巨大なエネルギーの泡の発生源がどんなものであろうと、これは天文学上で大きな深い謎に繋がるものだ」

と述べた。


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