2011年10月17日



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今週、世界の人口が 70億人を突破



(訳者注) 日本や韓国や台湾など少子化と人工減ばかりが大きく取り上げられる環境にいるせいか、「人口はどんどんと増えている」という事実をどうも忘れがちです。

昨日の英国デイリーメールの「国連が数日中に人口が 70億人に到達することを発表」という見出しを見ても、なんだか自分の星のことではないような感じですが、しかし、これは確かに地球の話です。

相変わらずちょっと熱発気味であまりいろいろと書けないですので、翻訳にうつりますが、「ここ十数万年の人類の増え方」に関してのこちらのグラフを載せておきます。オリジナルは国連の人口基金のものです。

pop-01.jpg


つまり、この10万年くらいの間では、最後の50年くらいでいきなり上昇しているということがおわかりかと思います。「突然」のように増え始めた人間・・・というテーマはありそうですね。


こういう比喩はよくないかもしれないですが、上と同じような形を持つグラフはいろいろ見られます。
たとえば、これなど似ているのではないでしょうか。

nk1949-1989-.jpg

これが何かというと、1949年から1989年までの日本の株価です。
1989年がバブルの頂点だったらしいです。

ちなみに、上の1989年の後はどうなったかというと、20年ほどかけてこんな感じになりました。

nk-1989-2003.jpg


頂点まで上り詰めると、次は雪崩を打って落ちていくというのはいろいろなグラフで見られます。
グラフやチャートを見ていると、どんなものにでも、「頂点」というものは存在するようです。

とはいえ、「人口」に関しては人間そのものの話であるものなので、そこに「頂点」を当てはめていいものかどうかはわかりませんが。

では、ここから翻訳です。
それにしても、東京は日中は夏みたいに暑いです。




Room for one more? World population to reach 7 BILLION in next few days
Daily Mail (英国) 2011.10.16

世界の人口があと数日で 70億に到達する見込みとなる

人口増はアジア太平洋地域で顕著だ。懸念としては、今後の食糧供給バランスと医療システムの機能。

pop-02.jpg


国連は、10月下旬のこの数日の間に世界の人口が 70億人の大台に乗ると発表した。

世界の人口が 60億人を突破したのが、1999年のことで、それから 12年目に 70億に達したということになる。公式の予想では、2025年には 80億人を突破し、21世紀の終わりには、世界の人口は 100億人を突破していると見られる。

1940年代以降、この地球はわりとあっという間に、人口が3倍になる光景を見届けている。そして、これ以上の増加は様々な問題を引き起こすことになると専門家たちは警告する。

現在、人口増加率が最も高いのはアジア太平洋地域だが、今後も人口増加は、いわゆる発展途上諸国で見られると考えられている。先進国においては人口増加率は落ち着いており、減少傾向さえ見られる国もある。

国連では、2050年までに 23億人程度の人口が増えると予測しており、特にサハラ以南のアフリカ大陸に住む人々とインドで 6億3000万人増えることが予測されている。

人口増は、同時に一人が利用できる土地が少なくなることを意味している。また、利用できる水も同時に少なくなる。

特にアフリカやアジア太平洋地域では、天然資源に依存した生活である傾向が高いために、土地や水や資源を巡っての争いなどの懸念は大きい。

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これらの問題とは別に、先進工業国の一部の国では、 65歳以上の老人の人口の増加という問題もあり、これは日本などに顕著に見られている。日本の老齢人口は過去20年間で2倍になっており、将来の労働や産業の担い手の減少などを含む大きな問題として日本社会では議論され続けているが、明確な解決手段は見いだせていない。



飢餓と貧困の増加にどう対処するか

現在でも、すでに人口増による飢餓、貧困、医療の問題は明確に現れているわけだが、現在のままでは、世界の人口は、確実にあと数十年で今より 20億人以上増えることが確実視されている。

現状のままの各国の人口政策では、地球のシステムと人口の釣り合いに整合性がとれなくなる可能性があるのだ。いや、現時点でも地球システムのバランスはギリギリなのかもしれない。

実態的人口統計学を専門とする米国ハーバード大学経済学部のデイビッド・ブルーム教授は、このように語る。


多くの発展途上国では、加速度的に増加する人口の中で、健康、治安がおかされています。現状のままの場合、かなりの数の途上国の人々が、食糧、水、住宅といった生活のための基本的な要素においても、かなりの困難に直面することになると思われます。

人口増に対しての挑戦は不可能ではないはずです。しかし、私たちが、それぞれの各国と直接仕事をするということができるわけではありません。

世界中の何億もの女性が直面している望まない妊娠に対して避妊の必要性。そして、この世に生まれた子どもたちがより多く生き残ることのできる環境を作るために、私たちは取り組まなければなりません。統計学が示す危険性を承知で傍観することは無責任なことです。傍観している時間はもはやありません。



ちなみに、我が国(英国)も世界の人口の拡大を如実に現している国のひとつだ。
1801年の人口は 1050万人だったが、現在は 6250万人の人口を抱えている。