2011年11月30日



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「 SUN 」 と描きそうだった太陽の磁気フィラメント



(訳者注) 大体、朝起きてパソコンを見る時は、最初に NASA のスペースウェザーを見るのが日常となっています。

この2年くらいはわりと毎日、太陽の写真を見続けているので、そんなに太陽の変化にも驚かなくなりましたが、今回のは驚いたということではなく、やや「ちょっと惜しい」というような感じを受けたのでご紹介します。

太陽の表面には、いわゆる「磁気フィラメント」と呼ばれる磁気の細い帯(ヘビのように見えます)が出現することがありますが、11月29日の太陽表面に出たそのフィラメントが「なんとなく文字のように成長していった」のを見たんですね。

こちらの写真です。

sun-2011-11-29-01.jpg


なんかこう・・・S・・・U・・・ときたけど、は書けなかった(笑)という感じでしょうか。


太陽の表面に出現する磁気フィラメントや、あるいは吹き出されるプラズマというものは、いつもいろいろな形を作っていて、これまでもある程度はご紹介していました。




太陽が見せてくれる様々なかたち

・2011年07月29日 天使っぼいと噂になったプラズマ

sun-angel.jpg

太陽から吹き出たプラズマの形は十字架? 女神? それとも天使?より。



・2011年02月18日 数字のようなもの



666 も 777 も 911 も刻めなかった太陽黒点 1158より。



・2011年02月13日 プラズマの十字架

plasma-cross-01.jpg

・「光の十字架」に関する2つの話より。






どんな自然現象でも、「それがどう見えるか」、あるいは「それをどう考えるか」というのは、結局、本人の考え方や気持ちの問題が大きいですので、いろいろな考え方を提供してくれるというだけでも、宇宙や自然は大したもんだと思います。

最近の私は、「(視覚で)見ている」ということ自体がきわめて「自主的な感性によるもの」だと思っています。

つまり、きっとひとりひとり見えている感じは少しずつ(あるいは大きく)違うはず。



それでは、スペースウェザーの記事と、そこにあった見難易の太陽の写真などをご紹介いたします。




SINUOUS SUNSPOTS
Space Weather 2011.11.29


曲がりくねった形を描く太陽黒点

現在の太陽北半球に多数出ている黒点群は、遠くから見ると、それぞれが独立している黒点群のように見える。しかし、赤く輝く太陽の水素に照準を合わせて望遠鏡をのぞくと、そこには違った様子があることがわかる。

太陽黒点のそれぞれが曲がった磁気のフィラメントによってつながっていることがわかるのだ。


s-u-n-01.jpg


sun-02.jpg


この黒点同士の接続は興味深い可能性を示唆する。

それは、現在、ひとつひとつの黒点の活動はとても弱く、巨大な太陽フレアなどの発生する可能性はあまりない状態でも、黒点のそれぞれが不安定な連鎖の反応を見せる可能性がある。これは、広範囲にわたる太陽面爆発を誘発する可能性がある。

太陽の情勢には引き続き注視したい。






(訳者注)

本文中に、「ひとつひとつの黒点の活動はとても弱い」とありますが、「太陽のカオス」というような記事など、最近の太陽活動の弱さについては、何度かふれていますけれども、現在も相変わらず「黒点の数は多いのに、活動が弱い」という状態が続いています。

下は、NICT の太陽活動のグラフから、「最近10日間(11/20-11/30)の太陽フレアの状況」です。

flare-11-30.png

ついに、Mクラスのフレアさえ発生しなくなってきていて、太陽活動の沈静化は続いているようです。

今後どのようになるのでしょうかね。


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In Deep の1年前の記事

2010年11月30日

米国の保守系シンクタンクが「米国は電磁パルス攻撃で壊滅する」と報告

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