2011年12月06日



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『ヴォイニッチ手稿を解読した』という人物の登場







ヴォイニッチ手稿というのは、15世紀頃に、暗号とおぼしき未知の文字で書かれたもので、また「それが何であるのかわからないイラスト」が多数掲載されている謎の書物です。

本日ご紹介する報道は、数日前の英国デイリーメールの記事で、「ヴォイニッチ手稿を解読したと主張する人物が出現した」というものです。


ヴォイニッチ手稿は、以前、 In Deep のコラム記事の クロップサークルやエジプトの亡霊の話題などの続編と「年代が特定されたヴォイニッチ手稿」のことなど (2011年02月14日)という記事の最後のほうに、放射性炭素年代測定により、このヴォイニッチ手稿のに使われている羊の皮が1404年から1438年に作られたものだとわかったという報道を紹介しましたが、ヴォイニッチ手稿の内容自体については今でもまったくわかっていません。

こんな文字で記され(現在の地球に存在しない文字)、





こんな植物のイラスト(現在の地球に存在しない植物)、



などが載せられています。


デイリーメールの記事の内容自体は何だか曖昧な記事の上に、「どうも胡散臭い感じ」がする(苦笑)ものですが、しかし、報道されるということ自体、書かれてから 500年経った今でもヴォイニッチ手稿が人々の大きな興味の対象として存在しているということを示しているのかもしれません。

それと共に、ご紹介したいと思った理由は、「解読した」と主張している人物が、ヴォイニッチ手稿の文字は「音の波と声の音節をあらわしている」と語ったというところにあります。

「母音と世界」のことに興味がある私としては、「音を文字化している」というような概念だけでも、わりと刺激的な感じではあります。



ヴォイニッチ手稿を実際に見るためには

ちなみに、ヴォイニッチ手稿はインターネット上ですべてのページを見ることができます

リンクを張っておきます。

Voynich Manuscript-photo gallery

です。

ページ上部の「Black&White version」は、イェール大学のベイネック図書館が作成したマイクロフィルムからスキャンしたモノクロ写真。ページ下部の「Color version」は、バイネキー稀書手稿図書館がデジタルカメラでカラー撮影して公開したものです。

voi-80.jpg

▲ 植物のイラストだけではなく、このように、人のような姿の存在が「何をしているのかわからない動作をしている」というようなイラストも数多く描かれています。


いろいろな方の尽力により、私たちは自宅にいながら、このような貴重なものを見ることができます。
ありがたいことだと思います。

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それでは、ここから、デイリーメールの報道です。




'Prophet of God' claims mysterious manuscript's code has been cracked
Daily Mail (英国) 2011.12.03

『神の予言者』と名乗る人物が謎の文書『ヴォイニッチ手稿』を解読したと主張する


世界で最も謎に包まれているといわれる中世の原稿がある。

それは『ヴォイニッチ手稿』と呼ばれている中世の古い文書だ。


voin-01.jpg

▲ 長い間、専門家たちを困惑させてきたヴォイニッチ手稿。


このヴォイニッチ手稿は、何世紀もの間、専門家たちを悩ませ続けてきた。

そこには、解読できない文字で説明されている奇怪な人々や奇妙な植物のスケッチが描かれており、それを理解したものは現在まで誰もいない。そして、この原稿が誰によって書かれたものかもいまだにわかっていない。

1950年代には、米国の国家安全保障局の暗号解読の専門家たちさえもヴォイニッチ手稿の解読に挑んだが、この暗号解読のエリートたちも何年も研究に時間を費やした後に、解読をあきらめている。

現在、このヴォイニッチ手稿は英国イェール大学の図書館の金庫室の中に保管されている。イェール大学では、ヴォイニッチ手稿とは呼ばず、「原稿 MS408 」と名付けられている。


voin-02.jpg

▲ 発見者のウィルフリッド・ヴォイニッチ。このヴォイニッチ手稿という名前は、彼の名前にちなんでいる。1912年にイタリア・ローマ近郊のモンドラゴーネ寺院で発見された。


しかし、今、フィンランドから来た人物が、自身の「隠されたハイパワー」を利用して、ヴォイニッチ手稿に隠されている秘密を発見したと主張している。

ヴィエッコ・ラトヴァラという人物は自身を『神の予言者』であると言い、ヴォイニッチ手稿は「音の波と声の音節の作業である」と語った。彼によると、ヴォイニッチ手稿には予言も含まれているという。

これは薬のための科学的な解説と、植物の記録であると言う。


ラトヴィアの仕事仲間であるアリ・ケトラ氏は以下のように述べている。

「ヴォイニッチ手稿は、日常のライフワークと、現在でも役に立つ医療について書かれてある科学的なものだ」という。そして、ヴォイニッチ手稿を書いたのは、植物と薬学と占星術と天文学に秀でた科学者だろうという。


しかし、ラトヴァラ氏がどのような手法で、ヴォイニッチ手稿を解読したのかという具体的な方法については、説明を拒否している。彼によると、「通常の人間には解読できないコードがこのテキストを読むためには必要で、それは予言のためのチャンネル言語とでもある」とのことだ。


ヴォイニッチ手稿の奇妙な言語については、このように言う。


「この本の言語は、いろいろとミックスされている。音節はスペイン語とイタリア語と、そして、これを書いた人物自身が話していた言語を混ぜ合わせたものだ。ヴォイニッチ手稿を書いた人物は、バビロニアの方言を使っていた。それは、アジアのごく小さな地域でだけ話されていた珍しい方言だ」。


これを書いた人物は、彼自身のアルファベットと語彙を作って、彼自身が読むことのできる文章を発明したのだという。





(訳者注) なんだか本当に怪しい感じの読解者の人ですが(笑)、でも、まあ言っていることは憎めないというか、何だか魅力的な感じです。

実際がどうなのかはわからないですけれど。

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