2011年12月14日



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突然出現して太陽に飛び込んでいった巨大な彗星。その名は「ラブ&ジョイ」



(訳者注) 太陽に飛び込んでいく、あるいは近づいて消滅していく彗星については以前何度か記事にしたことがありました。

それらの関連の記事などをリンクしておきます。




太陽の近くで消えていった彗星関係の記事

太陽に飛び込む彗星の意味(ページ中段) (2011年11月02日)





太陽系内で起きているいろいろなこと (2011年07月08日)

sun-com-07-05.png



消滅したエレニン彗星:そして、彗星の存在の意味 (2011年08月31日)




ちなみに、一番上の記事の中で、私はこのように書いていました。

前回の記事に、ジョルダーノ・ブルーノの言葉として、

 > 彗星は神の意志を伝える役割をもって天界から到達する

というものを紹介していますが、「神の意志を伝える役割をもって天界から到達したもの」が、「事故のように太陽にクラッシュしてその人生を終える」というのは何なのだろうと。

結局、私自身ではこう考えるしかないのです。

「太陽に彗星が突っ込んでいくことには大きな意味がある」

と。


まあ、本当に意味があるかどうかはともかく、最近は次々と大きな太陽に彗星が飛び込んでいきます。


今回 12月12日に太陽に突っ込んでいった彗星はサイズがラグビー場ほどあるということで、大きな規模のもののようです。

タイトルでは「突然出現して」と書きましたが、正確には「突然発見された」という感じです。12月2日にオーストラリアのアマチュア専門家によって発見されて、その後、 NASA の観測衛星で確認されました。


スペースウェザーの記事からご紹介します。

文中に「クロイツ群(彗星)」という単語が出てきますが、 Wikipedia から説明を抜粋します。

クロイツ群

クロイツ群とは、近日点が太陽に極めて近い類似の軌道を持つという点で特徴付けられる、太陽に非常に接近する彗星の群の1つである。

1995年に太陽探査機SOHOが打ち上げられて以来、クロイツ群に属する数百の小さな彗星が発見されており、中には差し渡し数メートルしかないものもある。こうした小さい彗星は近日点を通過できずに消滅する。




ここから記事です。

ちなみに、この彗星の名前「ラブジョイ(Lovejoy)」は、発見した人の名前のテリー ・ラヴジョイさんの名前にちなんでつけられましたが、Love Joy = 愛の喜び(笑)。いい名前の彗星になりましたねえ。

というか、彗星にはそれを発見した人の名前がつけられるものなので、「いい名前の人が発見してくれた」ということでしょうか。

お陰で歴史に残る「愛にあふれた」名称の彗星となりました。

Love & Joy !!




SIGNIFICANT COMET PLUNGES TOWARD THE SUN
Space Weather 2011.12.13


巨大な彗星が太陽へと進んだ


ラグビー場のサイズと同じ程度の 200メートルほどの大きさを持った彗星が 12月5日に太陽に向かって進む様子が撮影された。この彗星には「ラブジョイ彗星」( 正式名 C/2011 W3)と名付けられた。

ラブジョイ彗星は地上からの明るさが金星か木星程度にまでクリアになり得る明るさを持っていると考えられるが、太陽の強い光によって、地上からの肉眼で見ることはできない。

しかし、NASA の STEREO 観測衛星はその様子を鮮明にとらえた。





上の GIF 動画でファインダー上を斜めに横切っていく彗星の姿がわかるはずだ。

この動画を用意したナバル・リサーチ・ラボのカール・バタムス氏は以下のように述べる。

「この彗星は本物のサングレーザー(太陽に非常に接近する彗星)だ。12月5日から6日にかけて、この彗星は太陽の表面から 140,000キロメートル(太陽の半径の1.2倍)の距離にまで接近した」。


このような近い距離まで彗星が接近した場合、太陽の熱が彗星の氷や蒸気の塵を完全に破壊する(彗星が崩壊するという意味)。


この彗星「ラブジョイ」は、 12月2日に、オーストラリアのアマチュア天文家テリー・ラブジョイ氏によって発見されたもので、クロイツ群彗星の中でも非常に大きなもののひとつだ。

これらクロイツ・サングレーザーは、 12世紀に分裂した非常に巨大な彗星(おそらく、1106年の大彗星)の破片だと考えられている。

NASA の観測機は、2〜3日ごとに太陽に飛び込む彗星を目撃するが、そのほとんどは小さく、10メートル以上のものはほとんどない。

このラブジョイ彗星は通常のクロイツ群の少なくとも数十倍の大きさをもつ。


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[彗星]の関連記事:

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[彗星が地球に生命の素材を持ってきた]米国ローレンス・リバモア国立研究所でも地球の生命が宇宙から来たアミノ酸だという研究発表

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