(訳者注) いかにもいい加減なタイトルにしましたが(笑)、本当なんですよ。
まず、写真を見ていただきましょう。
時期はわりとバラバラですが。
それぞれ、米国のディスカバリーニュースと、タイのバンコクボストからのもので、わりとしっかりとしたソースだと思います。
・ナミビアの空から降ってきたもの

▲ MYSTERIOUS 'SPACE BALL' CRASHES IN NAMIBIA より。以下2枚も同じ。
ちなみに、上のナミビアの物体は「中身のない空洞の物体」で、まったく何なのか想像できないもののようです。
・オーストラリア

・ブラジル

このオーストラリアとブラジルのものは本文でふれられていますが、正体がわかっているものです。
そして、タイでは3日ほど前に降ってきました。
タイ軍は「アジアの国の衛星が落ちた」と発表しています
・タイ

▲ Army: Mystery bang mid-air explosion より。
というわけで、いろいろなものが空から降ってきて地上で爆発したりしているわけですが、年末ですから派手なイベントもいろいろとあるのかもしれないですね。
昨年も年末はとても派手だった印象があります。
酔っ払うと「矢でも鉄砲でも・・・」という気分になりやすいですが、年末は宇宙からの炸裂弾にご注意を。
さて、記事は、ディスカバリーニュースのものを翻訳しました。
MYSTERIOUS 'SPACE BALL' CRASHES IN NAMIBIA
Discovery News 2011.12.22
謎の「宇宙の玉」がナミビアで爆発
11月の中旬、明らかに宇宙から落下して地表に衝突したと考えられる中身のない空洞の「球体の物体」の発見に関しての警戒をナミビア当局は発表した。
目撃者によると、この地球外からやってきた物体が発見される2、3日前に、大きな爆発音を聞いたと報告されている。
この「スペース・ボール」は、ナミビアの首都ウィントフックから約700キロメートル離れた北アフリカ連合の村で、修繕された。
その結果、この謎の球の直径は 35センチメートルで、2つ半球を接合したように見える。材質は通常の金属合金で、重さは約6キロの物体だ。
「これは爆発装置ではなく、空洞の球体だ」と、警察は言う。
ナミビア警察はこの事態に当惑しており、 NASA と欧州宇宙機関(ESA)に報告し、事態の調査を訴えた。
その結果、これは何だったのか?
この「中身のない空洞の球の正体」はあらゆる宇宙専門家の興味にふれるものだと思われる。
これが何かの結論は出ていないが、複合外装圧力容器( Composite Overwrapped Pressure Vessel / COPV )のように見える。 COPV が軌道から逸れて地表に落下する事例は過去にもある。その場合、一見、エイリアン装置のように見えるこれも単なる宇宙ゴミの一種だ。
COPV は、宇宙環境で圧力のもとでガスを保存する。
その高圧を維持するために、COPV は非常に堅い材料でできており、そのため、大気圏への再突入に際しても、無傷のままで地表に落下する可能性が高い。
2008年にはブラジルで COPV の落下がニュースとなり、2007年にはオースニリアに落下したことが報じられている。
また、今年、猛烈な干ばつにみまわれている米国テキサスでは、干上がった湖の底に宇宙ゴミが発見されたことを明らかにした。
さて、今回、ナミビアに落下したこの物体の調査の結果を NASA と ESA はどのような説明を語るのか静観したい。
(訳者注) 文中に出てきた COPV というものは、NASA のサイトによりますと、このようなもののようです。

今回のナミビアのものとはやはり違うようにはうつります。
いずれにしても、いろいろと降ってくるご時世ですが、メリー・クリスマス&ハッピー何とか(テキトーだな、おい)。
明日から引っ越し等いろいろとあって長いものを書くのは難しいかもしれないですが、年末は面白い出来事が多いですので、更新できる時はしたいと思います。
1年前の In Deep
2010年12月23日の記事
・太平洋上に出現した3つの「渦」: アメリカ数州で非常事態宣言と大統領災害宣言が発令

