(訳者注) 今回は何かのニュースではないのですが、最近、ふと気づくと、この
「the entire Universe is One and that what we think of as "reality" is just an illusion」
「すべて(の宇宙)はひとつであり、そして、私たちが『現実』と考えていることは幻影に過ぎない」
というようなフレーズをネットなどで目にします。
今回は、YouTube に誰かが作ってアップした動画に偶然行き当たりました。英語のものなんですが、内容を訳してご紹介するには、少し長く、しかも、あまりよくわからないものなのですが、いろいろな人たちの言葉、言動、行動などをまとめているもののようです。
ちなみに、私自身、上の「ような」意味、すなわち、
「すべてはひとつであり、実際には現実(この世)は存在しない」
という概念は、昨年の後半くらいからの私のグリグリの概念で、今では完全にそう考えています。
しかし、それをそのまま言ったところで他の人に伝わるものでもないし、それに、何より自分でもよくわからないということがあります。
なので、私は「理屈」が欲しいんだと思います。
In Deep で、たまに取り上げる記事の中での存在論や物理論は、できれば、自分でもその「すべてはひとつであり、実際には現実は存在しない」ということをひとつひとつ「理屈」と重ねながら理解したいという意味なのかもしれません。
▲ その YouTube 動画より。「これらのひとつの輝く集団は、何兆光年もの範囲にわたっている」というような感じのことが書いてあります。
考えてみれば、このブログに、「 In Deep 」というタイトルをつけた時から、この「リアルとは何か」という命題と共存していくことになるような感じは予想されたような気もいたします。このブログのタイトルの元となった、しりあがり寿さんの『弥次喜多 In Deep 』という漫画の最終的なテーマは「この世は存在するのだろうか」でした。
登場人物たちは常に「リアルとは何か」と自らに、そして、他人に問い続けて、江戸の時代を生き続けます。
リアルとは何か?
そして、『弥次喜多 In Deep 』での結論は、「現実は存在しないからこそ、自分の足で前へ進んで現実を作っていく」というところで終わっています。つまり、「現実が存在しようがしまいが、私たちは日々、前や後ろに進んで、そして、感情を表して、物理的な動きと観念的な動きを提示し続ける」ということ。
それが「人間」だと。
私も今はそう思っていますが、しかし、現実の発表やニュースの中で、もっとそれを確かに知りたい気持ちもあって、今後もそういうニュースを見つけたいとは思います。
そんなわけで、その YouTube のビデオの説明文を翻訳しておきます。
この人は「宇宙そのものが意識」だと書いています。
なお、文中で言葉を引用されているニールス・ボーアという人は、1922年にノーベル物理学賞を受賞した科学者で、こちらによると、「量子論の育ての親として、前期量子論の展開を指導、量子力学の確立に大いに貢献した」という人のようです。
▲ ニールス・ボーア。1920年代。
では、ここからです。
It's Time To Wake Up - We Are All One
YouTube 2011.11.12
そろそろ気づこう。私たちはすべてひとつだ
現代科学は、これまでの精神世界、哲学、伝説、古代の文書、そして、サイケデリック文化などでこの数千年語られてきたことの事実性の確認を始めている。
それは、すべての宇宙は「たったひとつ」であり、さらに、私たちが「現実」だと考えていることについては、それが幻影に過ぎないということだ。
現代の科学はこの確認に近づいている。
そして、宇宙の唯一の真実は、「宇宙は意識体だ」ということだ。
ニールス・ボーアは、「あなたが量子力学から大きなショックを受けていないなら、あなたは実はまだ量子力学を理解していないのだ」と言った。
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ここまでです。
これらについては、今後そういう意識や意見が増えていくようなら、そういう流れでもあるのかもしれないですし、またご紹介したいと思います。ただ、増えていかないのなら、私を含めた「マイナーな考え方」のひとつでしかないのかもしれません。
それならそれで、別に構いません。
ちなみに、上の人は量子論なんていう難しい概念をたとえていますが、そんなのは必要ないです。
「言語(発声することばのこと)と人間」の関係を見ているだけで十分に「この世は存在していない」ことが実感できます。
1年前の In Deep
2011年1月10日の記事
・英国でオーク突然死病により数百万本の木が突然死を続けている