2012年01月24日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




宇宙の色と形: 様々な星雲や銀河



年があけてから、自然とか宇宙とかの「形」というようなことについて書いたりすることがわりと多かったと思います。先日の「かつてない姿を見せ始めた『天地創造の柱』と呼ばれる星雲 (2012年01月19日)」という記事にもそのことを書きました。

今回は、そういう概念的な話は置いておいて、「宇宙に実際にある形」というものを少しずつご紹介してみようかと。

様々な銀河や星雲は日々、発見発表されていますが、宇宙マニアでもなければ、それを日々見るということもあんまりないですし、その数も多いです。

なので、自分で気に入っていて、「何かの形を想起しやすいもの」をご紹介してみたいと思います。

ここからです。




Universe Gallery
Message To Eagle


ふたつの目をほうふつとさせる接近している2つの渦巻き銀河「NGC 2207」と「C 2163」


1-kani.jpg


「目の大きなカニ」といった感じのこの星雲は、おおいぬ座というところにある2つの銀河だそう。地球から約1億光年の位置にあり、それぞれの直径は左の NGC 2207 が 14万光年、右の IC 2163 が 10万光年とのこと。これは私たちと天の川銀河系と同じ程度の大きさと考えられるとか。




龍の骸骨みたいな超新星の残骸「カシオペヤ座A」


2-dragon.jpg


これは、Wikipedia によると、

 
> この天体を作った超新星爆発は地球から約10,000光年離れた銀河系内で起こった。この爆発の後に残された放出物質からなる雲は現在も膨張を続けて直径約10光年に達している。


とのことで、どうしてご紹介したかというと、「なんだか、ドラゴンのガイコツみたい」に見えたからでした。

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「バラのよう」と評された衝突銀河「 Arp 273 」


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2011年4月24日は、 NASA の「ハッブル宇宙望遠鏡」の稼働から 21年目にあたる日だったそうですが、それを記念した公開された写真。UGC 1810という名前の銀河(上)と、それに伴っている UGC 1813 という銀河(下)がお互いの重力の影響でこうなっているのだとか。

私にはあまりバラには見えないですが、いろいろなものに見えます。




胎児のように見えたりもする触角銀河


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これも見方によって、いろいろなものに見えそうですが、からす座というところにある「ペアの銀河」だそう。正式名は「NGC4038」と「NGC4039」のふたつの銀河からでてきいます。きれいな色ですが、この色が撮影できたのは最近のことのようです。

なお、これが私には「胎児」に見えたのは、20年くらい前だったか、当時の私の劇団のようなところでおこなった公演のチラシ(フライヤー)の美術で使った写真が上のようなイメージだったせいかもしれません。

その時の宣伝美術は下のようなものでした。

game_dm.jpg

美術面には情報を一切入れないことも多かったので、こんなチラシがお店など東京の街中のいろいろなところに貼られていたはずです。

なので、私が胎児に見えるだけで、ちょっと無理のある結びつけなのかもしれません。



ひたすら美しいフォームの「エスキモー星雲」


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地球から1300光年のところにある星雲で、正式名は、NGC 2392 ですが、一般的には「エスキモー星雲」と呼ばれています。理由は「防寒服のフードをかぶったエスキモーの顔のような形だから」だそうですけど・・・そうは見えない・・・。

しかし、きれいな星雲ですね。




「 M51銀河」の中心部は「エックス」か、それとも、両手を拡げた人か


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りょうけん座というところにある渦巻きを持つ「M51銀河」の中心部(コア)の写真です。私たちの銀河でいえば、古代マヤ族の言うところの「フナブ・クー」にあたるところですね。

この M51銀河の全景は下のような感じです。

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漫画のような「衝突の図」: アリ星雲 ( Mz3 )


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地球から3000光年離れたところにある「アリ星雲」と名付けられているもの。恒星(太陽系でいう太陽)が最期を迎え大爆発をした後の姿とされています。

なんというか、ファンタジーっぽい「うそっぽさ」がありますが、本当に存在しているのです。




巨大な十字架とエックスの融合


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いっかくじゅう座というところにあって、地球から 2300光年離れている星雲で、正式名は HD 44179 。これは「赤い長方形」と呼ばれています。長方形というより、「エックスと十字架が重なっている」というように見えます。


最後は、先日の「かつてない姿を見せ始めた『天地創造の柱』と呼ばれる星雲 」でご紹介した、「わし星雲」の別の写真です。その中心部の暗黒星雲を「天地創造の柱」と呼ぶそうなのですが、その別アングルは本当にスゴイですよ。天地創造というより、「噴出」というような雰囲気があります。


「わし星雲」の「創造の噴火」


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私は、この写真の下の部分などにすべて「形」を見ます。

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見方によっては、「天地の創造」でもあるし、一方では、「悪の噴出」的な感じもします。

そんな感じでご紹介しましたが、元のページでは、100以上の様々な星雲や銀河の写真を見ることができます。


これらは最近になって、観測技術が上がり、そのおかげでそれまで見られなかった形や色彩が私たちにも見られるようになってきたということですが、「宇宙ってすげえな」と思うと同時に、なんというか、「宇宙の現実感が消える感じ」さえします。

そして、そこには、いろいろな人が想起しながら見れば、「あらゆる世界の形」が確かに含まれているような感じがします。






1年前の In Deep

2011年01月24日の記事

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