2012年01月27日



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太陽活動で急減を見せた宇宙線と「ハートのコロナ質量放出」



先日、太陽からひさしぶりに Mクラスのフレアが発生して、いろいろなところでオーロラが見えているようですが、それでもやはり太陽活動は NASA などが昨年予測していたところと比較すると弱いと感じる気もします。ところで、ここ数日、太陽に関して興味深いことを見つけました。


太陽が異常(かもしれない)ことについては昨年からよくふれていますが、代表的な記事として下のふたつをリンクさせていただきます。


上の記事などでふれてもいますが、一般的には、


・太陽活動が強くなると、宇宙線の地球に到達する量は「減る」

・太陽活動が弱くなると、宇宙線の地球に到達する量は「増える」

とされています。そして、このことが顕著にあらわれている様子が、フィンランド・オウル大学の宇宙線の観測リアルタイムグラフに示されていました。


この数日で激減した宇宙線

1月23日頃から太陽活動による「太陽風」というものが強くなっていて、太陽自身の活動も太陽フレアなどを含めて、やや活発でした。太陽風というとどんなものだか想像しにくいですが、まあ、超巨大な磁気(磁場)のかたまりみたいなものが地球にそよいでいるような感じでしょうか。

太陽風はいろいろな現象を見せてくれますが、たとえば現在、世界各地でオーロラが見られていて、産経ニュースによると、英国でもオーロラが見られているのだそうです。

そのように太陽活動というか、現在、地球は太陽風の影響を受けているわけですが、さて、こういう時、「宇宙線はどうなるのか?」とはやはり考えるところです。

普通に考えると、地球に向けて強い太陽風が影響を与えているということは、その太陽風で、宇宙線の進入はさまたげられますので、「宇宙線の地球への到達量」は少なくなっているはずです。

そうでなければ、太陽活動と宇宙線の関係はあまりないということにもなるかもしれません。

宇宙線の観測所のあるフィンランドのオウル大学の宇宙線リアルタイムグラフを見てみました。

下のグラフは 2011年 12月28日から、今日 2012年 1月27日までの1カ月間のデータです。

cosmic-ray-0127.png

赤い線で囲んだあたりが、地球が強い太陽風の影響を受けていた期間です。

確かに宇宙線の量は「急減」しています。
このような急な減り方はあまり見たことがありません。


これは、太陽活動のグラフと並べて見るとわかりやすいかもしれません。
下のグラフは、NICT の太陽に関してのデータです。

右側の太陽X線とか静止軌道電子とか、個々の意味は私にもよくわからないですが、それぞれが「太陽活動」だと考えていいものです。

solar-act-0127.png

ここで赤い線で囲んだ部分と、上の宇宙線の量が急激に減少した部分とがほぼリンクしています。これを見て、あらためて「宇宙線と太陽活動の関係」というものを実際に見たような気がして、感動というか、納得しました。


ハートのコロナ質量放出

もうひとつの太陽の話題はわりと軽い話題ですが、昨日(1月26日)、太陽で、また大きな CME (太陽のコロナが放出すること)が観測されました。

地球に向いてはいないですが、これもかなり巨大です。

その CME が、「どうもハートの形に見える」のでした(苦笑)。
こんな感じです。
太陽のやや右寄りの上部から吹き上がっているのが CME です。

cme-01-26.jpg


まあ・・・最近、「形」というようなものにふれることが多いので、これは要チェックだと思い、記録しておきます。

こちらに NASA のリリースした GIF 動画があります。


なお、上のような活発だった黒点は、地球の反対側のほうに回り込んでいて、しばらくは地球に向けての太陽フレアや CME で大きなものはないように思われます。ただ、コロナホールと呼ばれる(コロナのない「穴」)部分が地球に向いていて、この影響などがありそうですので、太陽風の影響はまだ続きそうです。


coronal-hole.gif

上の黒くなっている部分がコロナホールで、これがあまりにも大きくなっていくと、何だかこわいです。


ちなみに、今、「南極で地震が増えている」ということが起きています。
これを次回で記事にします。

最近書いた記事の中で、

ニューヨークのハイスクールで女生徒だけ十数人に「体の制御が不可能になる」謎の集団症状

の記事では、ポールシフトのことを書き、

世界中で響き渡る「謎の轟音」の正体は?

では、「地球の中からの音」が気になっているというようなことを書きましたので、まあ、南極や、あるいは北極で地震が増えることには興味があります。

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[太陽]の関連記事:

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「 DNA はテレポーテーションしている」: HIVを発見したノーベル賞学者リュック・モンタニエ氏が発表

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