2012年01月28日



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「香港の十戒」はリアルかフェイクか



(訳者注) 今回の記事は、海外で少し話題となっている、「香港で海がふたつに割れた」という現象についての記事をご紹介します。動画が YouTube にアップされているもので、下はそのスクリーンショット。

hongkong-crack.jpg


ところで、ちょっと話が横道に逸れますが、富士山の地震の話です。



富士山の地震

さきほど(1月28日)、朝食を食べていましたら、ほんのかすかな揺れを感じて「また、めまいかよ・・・」と少々うんざりしていましたら、めまいではなく地震だったようで、地震情報を見ると、「震源が富士山のあたり(富士五湖)」ということでした。


fuji-2012-0128.png

Yahoo! 地震情報より。

昨日書きました「南極で地震をはじめとした数々の地質的変化が増加中」という記事で、昔、南極の「深さ10キロの地震」について調べていた時の思い出などを書いたのですが、実は富士山の地震についても、2008年に珍しい地震の記録をメモしています。

それは、「一日に富士山で地震が3回連続して起きた」というものでした。

2008年7月15日の夜のことでした。


以前書いていたブログの「富士五湖震源の地震を振り返る」というものにあり、少し長いですが転載します。

(ここから引用)




昨日、富士五湖の周辺を震源とする地震が3連発しました。

このあたりでこういう地震が起こることはわりと珍しいので、我々凡人はどうしても「富士山が・・・」と考えてしまうのですが、少し冷静に昨日の地震をメモを兼ねて振り返っておきましょう。

起こったのは次の3つです。

 震源地 山梨県東部
 震源時 2008/07/15 21:37:15.05
 深さ 20.7km
 マグニチュード 4.1


 震源地 山梨県東部
 震源時 2008/07/15 22:23:06.86
 深さ 21.0km
 マグニチュード 4.4


 震源地 山梨県東部
 震源時 2008/07/16 00:09:36.60
 深さ 20.1km
 マグニチュード 2.6


で、この3つの地震に共通しているのは、深さが大体 20km前後というところで、このあたりからこれが火山性地震(火山活動によって発生する地震)なのかどうか調べてみると、火山性地震というページに解説がありますが、

厳密には、火山性地震は「火山の近くで発生する、震源の深さが10km以浅の地震」と定義される。


とあります。そこに照らし合わせると、昨日の山梨3連発は定義からは火山性地震ではない、ということになります。

同時に

余震や前震がなく、本震のみが単独で発生するとみなされている。


という記述もあり、やはり火山性地震ではなく、通常の(群発か連発)地震であるということが言えそうです。





(引用ここまで)

今日 2012年01月28日の富士山の地震の震源の深さもまた上の3連発の地震と大体同じ「20キロ」ということで、現在の火山性地震の定義からいうと、これは「富士山の噴火とは関係ない」ということが言えるのかもしれません。


とはいえ、昨年書きました記事、

「鎖国」と「富士山大噴火」を生み出した前回マウンダー極小期 (2011年11月09日)

に書きましたように、太陽活動がマウンダー極小期の時代(1645年から1715年)のような太陽活動の縮小に入っていくのだとすれば、富士山の噴火が起きることは不思議でもなんでもないと考えていますので、こういう個別の地震の問題とは別に、(本当に極小期に入るのなら)近い未来の噴火は起こりうるとは思います。

fuji-1707.jpg

▲ 富士山の宝永噴火(1707年)の様子が描かれた文書。


それにしても、ベランダから富士山が見える家に越してたった一カ月で、富士山震源のマグニチュード 5.5という富士の周辺では比較的大きな地震と遭遇するあたり、私もさすがであります。


お前は私の噴火を見届けなさい」と富士山に言われているようで、私も心の中で「ガッテンだい」と富士山に叫ぶのでした。


というわけで、今日の「富士山地震」に簡単にふれてみました。

では、タイトルの香港の「十戒」です。
これはつまり、海面が突然割れた様子のことです。

下は、1956年のハリウッド映画の「十戒」ですが、そんな感じの小さな現象が撮影されたと。

ten_commandments.jpg

米国のデータライン・ゼロというニュースブログからですが、この人はこの現象に懐疑的です。

オリジナル動画は、YouTube のこちらにありますが、長い前振りと、いろんな音楽が入っていて、長くて見づらいですので、その場面だけをこちらで音を削除して再アップしました。




UNEXPLAINED: CRACK FORMS IN THE WATER’S SURFACE NEAR HONG KONG
Dateline Zero 2012.01.26


香港近くの海で起きた説明のつかない「海面が割れる」現象


hongkong-crack.jpg


最近、話題となっているビデオがここにある。

これは伝えられるところでは、香港の近くの海上で、そこを通った漁師が水の上で「渦」を巻いている様子を見つけた。

それを見た漁師は、記録用に持っていたビデオカメラでその様子を撮影していたのだが、そのうち、渦を中心として、「海が引き裂かれていく光景」に変わっていったのだ。

考えられる説明としては、潜水艦の可能性や、あるいは、クジラが海中で水を吸い上げていたことなども考えられるという。また、都市の排水や下水道のパイプという原因の可能性もある。

ビデオはこちらだ。



(訳者注) 上の動画は私が編集して音楽を除いたものです。オリジナルはこちらです。下の文章で、音楽のことについてふれているののは、オリジナルに音楽が入れられているため。



ちなみに、私自身はいくつかの理由で、このビデオはデタラメなものだと思っている。

第1に、ビデオで流れている演劇的な音楽の存在。現象を盛り上げるために効果的な音楽を入れている動画は常に怪しく感じられる。それに、私は音の専門家ではないが、水の音は何か付け加えられてるように感じる。

第2に、撮影者はこれほどの光景をたった 30秒しか撮影していない。普通は、その次に何が起きるかを撮影し続けるのではないだろうか。円盤が飛び出てくるかもしれないし、モンスターが出現するかもしれない。あるいは十戒のごとく、海が真っ二つに割れたかもしれない。

どうして撮影するのをやめたのか。

身の危険を感じてボートでその場をすぐに去ったという可能性もあるだろうが。

どうも、懐疑的なことを書いて申し訳ないと思うが、どうもそのようなことを感じてしまった。皆さんはどう思われるだろうか?






(訳者注) 海のいろいろな現象というのは過去にも In Deep でご紹介していまして、その写真だけいくつか貼っておきますね。
原因はわかっているものもあれば、わかっていないものもあります。

・鳥取の「中海」という湖に現れた渦



私たちを取り巻く「渦」は何を意味するのか (2010年12月18日)より。



・中国の魚の集団自殺



中国泉州市での「魚の集団自殺」的な光景 (2010年08月05日)より。



・米国ニューヨーク州の池が突然、緑色に



緑の恐怖 (2011年07月06日)より。

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1年前の In Deep

2011年01月28日の記事

「スタクスネットが第二のチェルノブイリの原因となるかもしれない」:ロシア政府
タグ:富士山

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