2012年02月08日



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ルロイ高校の女の子が教えてくれたモーセ五書の天地創造



やはり最近なにごとも「いろいろと知る方向」に進むようで・・・。

なんの話かというと、先日書きましたニューヨークの高校での謎の症状に悩む学生さんたちの話に関しての「余談」です。
また少し勉強になりました。

記事は、

ニューヨークの学生たちの謎の症状は「拡大中」 (2012年02月06日)

というものです。

どんな「余談」かというと、その記事の中で、症状に苦しむ 16歳の女の子が YouTube にアップした動画と、そのスクリーンショットを載せたのですね。

スクリーンショットはこれです。




そうしたら、知り合いの人から「女の子の後ろに写っている羽のあるドクロみたいなのは何でしょうかね?」とメールをもらいました。

「そんなの写ってたっけ?」と見ると、なるほど確かに写っている。私自身、パンクだのプロレスだので、ドクロマークとは普通に接していたので、特に気にしなかったようで、気づきませんでした。

拡大すると、これです。

seven-f.jpg

確かにドクロに羽が生えている。

まあしかし、これは多分バンド関係で、この子はそのバンドかなんかのファンなんだろうと思って、そこにある綴りから探してみると、「アヴェンジド・セヴンフォールド」という米国のヘヴィメタル・バンドでした。

私は十代からパンクに染まっていたせいもあり、昔からヘヴィメタルに興味を持ったことは一度もなく、聴いたことも皆無に近いほどありません。どちらかというと今でも毛嫌いしている部分があります(昔はパンクとヘヴィメタルは基本的に水と油で、絶対に接点が生じませんでした)。

知識がないですので、Wikipedia を見ると、アメリカでビルボード初登場1位を記録しているような、いわゆる「人気バンド」のようです。

ニューヨークの高校の女の子の後ろに写っているのは、その「アヴェンジド・セヴンフォールド」というバンドのロゴのようですね。ロゴはこれです。

avengedsevenfold.jpg



さて、このこと自体の話題はこれで解決というか、昔から音楽関係でドクロマークをシンボルとして使うのは普通のことで、また、他の様々なジャンルでも使われます。たとえば、私が人生で、唯一、「心から心酔したアメリカ人」であるストーン・コールド・スティーブ・オースティンという人も、シンボルのロゴは「ドクロ」と「SOB」 (サノバビッチ)で、彼のTシャツをほとんど持っていた私は、そのドクロTシャツもたくさん持っていました。


stone-t.jpg

▲ ちょうど、このストーンコールド・スティーブ・オースティンのTシャツを今日、服の下に着ていました(笑)。10年以上前にアメリカから買い寄せました。着ているのはオースティン本人


ところで、冒頭に「また勉強になりました」と書いたのですが、何が勉強になったというのか。それがここからの話となります。



『モーセ五書』の創世記

まず、上のアヴェンジド・セヴンフォールドという、カタカナ表記では意味がよくわからないバンド名なんですが、英語では「 Avenged Sevenfold 」という表記で、単純に英語を日本語に訳すと「7倍の復讐」という意味になりそうなんですが、それでもあまり意味がわからない。

「なんだ? 7倍って中途半端な単位は」

と思って、少し調べていると、飛翔せる鷲の虚空にこそ輝ける如し〜Eagle Fly Free〜という音楽関係のブログの記事に、このアヴェンジド・セヴンフォールドについて書かれてあるページがありました。

そこから抜粋します。


AVENGED SEVENFOLD というバンド名は、『旧約聖書』と同義とされるユダヤ教の聖書『タナハ』を構成するモーセ五書の最初の書である『創世記』における、アダムとイヴの間に誕生した兄弟カインとアベルの有名なエピソードに由来しています。

そのエピソードを簡単に説明しますと、旧約聖書における神ヤハウェに供え物をした兄弟でしたが、神が弟アベルの貢物だけを顧みて自分の貢物を無視した事に憤った兄は、弟を殺してしまいます。

神はカインが犯した人類最初の殺人という罪について、悔い改める機会を与えて弟の居場所を尋ねますが、それに対して嘘をついたカインに追放の呪いをかけます。しかし、カインに出会った者が彼を殺すことのないよう、神はカインにしるしを授け、「カインを殺す者は誰であれ、7倍(sevenfold)の復讐を受けるであろう」と言ったのです。



とのこと。


どうでもいいですが、また「旧約聖書」が出てきました・・・。

いわゆる最近の自分のシンクロニシティっていうのは、この程度のささやかなものなんですが、つまり、なんかちょっと写っていたり聴いたりしたものが、前に経験したこととどんどん繋がっていくという。なのでまあ・・・そんな壮大な話でもないし、オカルトでもないとは思うんですが、旧約聖書に関しては先月、下のふたつの記事を書いたばかりでした。




これも、その日、道を歩いていた時に、道がつかえて進めなくなったので、その横のあった古本屋(はじめて入った古本屋)に入り、そこで偶然目についた本を買ったら、そこに「聖書は日本人のために書かれた」というようなことが書かれてあったというような話なんです。

まあ・・・これも私の不徳のいたすところとして(意味が違うわ)、いずれにしても、ちょっと前まではまったく自分の中に存在しなかった「旧約聖書」なんてものが最近、自分の周りに出てきているわけですね。


さて、この「アヴェンジド・セヴンフォールド」というバンド名。
これはモーセ五書という中の創世記にある言葉だということがわかったわけです。

アダムとイブはまあ、名前は知っていますが、カインとアベルは曖昧ですので、この際、調べておきましょう。


まずは『モーセ五書』。旧約聖書とモーセ五書より。

創世記、出エジプト記、民数記、レビ記、申命記をモーセ五書といい、ユダヤ教では、律法の書(トーラー)として、聖書中の聖書、最も重要かつ基本的な正典とされている。それに続く、ヨシュア記、士師記などは、預言書や諸書として取り扱われている。



では、その中の「創世記」。

『創世記』は、古代ヘブライ語によるユダヤ教、キリスト教の聖典で、イスラム教の啓典である聖書、旧約聖書正典のひとつ。現在は写本のみが残っている。著者は伝統的にモーセとされてきた。

ギリシャ語名の「ゲネシス」は「誕生、創生、原因、開始、始まり、根源」の意である。



とのこと。

さて、上のバンド名「アヴェンジド・セヴンフォールド」はその中のカインとアベルのエピソードの中の単語として出てくるようですが、カインとアベルの親父とお袋が「アダムとイヴ」ということになるようです。

この「アダムとイヴ」が旧約聖書『創世記』では、最初の人類とされている人たちで、イヴは、日本語ではエバとも表記されるよう。


シュメル人が書き残した天地創造の物語が Wikipedia に記されていましたので、転載します。



天が地から取り去られたのち、
地が天から分けられたのち、
人の名が定められたのち、
アン(天神)が天を運び去ったのち、
エンリル(大地神)が地を運び去ったのち、
アン、エンリル、エンキ(水神)、そしてニンフルサグ(豊穣の女神)が、
黒い頭(人間)を創造したのち、
草木が地においしげり、
けもの … 野の四足獣がたくみにつくりだされた。

母なる神よ。
あなたがいちばんはじめに名前を呼んだ被造物が存在しています。
神々の・・・・・・をそのうえに結びつけてください。
深海のかなたにある粘土の心をこねてください。
善良で気高いつくり手が粘土を厚くするでしょう。
あなたは手足をつくりだしてください。
ニンフルサグはエンキにたずねる。
兄弟よ、どこが痛いのですか。
肋骨が痛むよ。
ではあなたのために女神ニンティを産みましょう。




とのこと。

よくわからないですが、気になる下りは、

「人の名が定められたのち」

というフレーズが最初にあることですかね。

それと、ここに「母なる神よ」とありますので(「父」ではない)、中国古代神話のヌーワあたりもこのあたりにいそうな感じです。


というわけで、余談にしては長くなりましたが、ニューヨークのルロイ高校の女の子ローリーさんもまた、「旧約聖書を勉強しなさい」と言ってくれたようです。まあ、人に言われたことは「しない」というのが私の人生訓ですので、特に勉強はしませんけれど、本当に知ったほうがいいことが旧約聖書の中に存在するとしたら、また何かキッカケがあると思いますけれど。

ところで、「ニューヨークの学生たちの謎の症状は「拡大中」」の記事の動画は見た人によっては、彼女がなにか「とりつかれている」みたいにも見えるようです。


ところで、Wikipedia のアダムとイヴの中にこんなくだりがありました。


> アダムは930歳で死んだとされるが、エバの死については記述がない


これを読んで「なるほどなあ」と思いましたよ。

以前、「女性はひとつ」というような概念を(クレアだったかもしれないですが)書いたことがありますが、これもそのひとつの概念的なものですね。アダムなんていくらでも代用が効くので、次々湧いてくるでしょうけれど、イヴが死んでいたんじゃ神話も実際の世界も先に進まない。


今の世界の女性も実はすべてイヴ(単体)のままなのでは。
そして実体としては永遠にイヴは死なない

では、その実体とは?

となると、さっばりわかりません。

タグ:旧約聖書