2012年02月12日



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朝鮮日報で特集されている「火星の上のミステリー」特集(1)



(訳者注) 昨日の「金兄弟」関係の記事のことで何かあるかなと、韓国の朝鮮日報を見てみましたら、[速報]とあり、見てみると、「 팝의 여왕 휘트니 휴스턴 사망(ポップの女王 ホイットニー・ヒューストン死亡)」と、まるで北朝鮮と関係のない速報で、ジョンウン・ジョンナムさん関係の噂話はひとつもありませんでした。

さすがに興味がなく、下のほうを見てると、

「今、火星で何が?」

という変なタイトルの特集が組まれていました。
それをご紹介しようかと思います。

ところで、火星の上については以前にも書いたことがあるのですが、生物がいるとか、文明があるとか、そういう問題はさておき、「動いているものが存在する」という確かな証拠そのものは、 NASA のローバーの写真が提示していくれています。

以前ふれたことがなかったですので、ちょっと書いておきますね。



ローバーが教えてくれたこと

これは、つまり、ローバーが同じ場所で何度か撮影した写真の中で「写っていたものが消えていたり、あるいは別のものが写っている。あるいは場所が移動している」という、そういう単純な話です。

これは以前から多くの人が気づいており、何年も前からYouTube などにもありますので、そのうちのひとつをリンクしておきます。そこからも写真を使わせていただきます。ちなみにこれは陰謀とかオカルトの話ではなく、「そういうことがある」というだけの話です。

Moving Mars Life Mystery


まず、こちらはローバーが撮影した写真番号 N289976994EFFBOP0675LOM1 です(長い写真番号ですが、写真番号の意味は下で説明します)。写真下に何か写っているのはローバーの機体です。

mars-01.jpg


下は別の時間に撮影された写真番号 N289363474EFFBOA1P1985RO です。上の写真と同じ場所を撮影しています。

mars-02.jpg


こちらも別の写真で、上2つと同じ場所を違う時間で撮影しています。写真番号 N289093752EFFBO74P1985LO です。

mars-03.jpg

どの写真も、 NASA のローバーミッションのサイトにいけば実物を見られます。NASA ローバーミッションのサイトはこちらにあります、

また、上の写真番号の数字や英語の意味もこちらのページに書いてあります。

たとえば、N289093752EFFBO74P1985LO を例にすると、細かい部分は間違っているかもしれませんが大体の話として、

N2 」は、ローバースピリットのNACカムというカメラで、「 890937752 」の部分は、2000年1月1日からの時間を秒で表していて、「 EFF 」というのはフルフレームEDR という撮影方式(?)で、「 BO 」は火星表面の地域で、「 74 」は詳細な場所、P は通し番号のようなもので、「 1985 」は年代のように見えますが、年代とは関係なく、位置関係をあらわすもののようで、その後の「 LO 」はカメラの位置などのようです。

つまり、後半の数字を合わせて行くと、同じ場所の写真かどうかわかるという感じになっています。


そこから上の3枚の写真は同じ場所を別の時間に撮影していることがわかるのですが、その中で写真の上のほうにある岩石群に注目してみます。下の写真の場所です。

mars-05.png


写真番号の前半の「秒」の数値から、3枚の写真に時間差があることがわかります。計算していないですけど、それほど大きな時間差ではないと思います。

これは拡大すると下の写真のような岩石群です。

mars-10.jpg


上の写真を並べてみます。
これは1枚目と3枚目を並べたものです。


m1-3.jpg


ほとんど間違い探しの世界になるんですが、下の同じ色での「丸」をつけた部分を見てみてください。


m1-3-3.jpg


あまり解説する必要がないとは思うのですが、赤い丸のところでは、

a-1.png


が、下では消えていて、緑の丸のところでは、

a-2.png


が下の写真で出現していて、黄色の丸のところは、

a-3.png


が下の写真で移動(?)しているような光景がおわかりかと思います。

また、赤丸と緑色の丸の中にあるものの形はとても似ていて、同じものが、やや左に移動したというようにも見えます。


これが何であるということは私はわからないので書きませんし、風などで動いている可能性もありますが、「動くものが火星の上に存在する」という確かな証拠はローバーが私たちに見せてくれています。


以前、私は「ありがとう、スピリット: 火星の真実を自らのボディで示してくれた無人探査機の引退 (2011年05月26日)」という記事を書いたことがありますが、このようなことをローバーはたくさんの写真として、地球に送ってくれていました。見るだけでわかる「火星」という星の光景です。

なので、私は上の記事のタイトルの「ありがとう」というのは本当にその通りで、火星の上での様子というものの真実を示してくれたものこそがローバーです。


火星無人探査機ローバー・スピリットは火星で動けなくなり、引退して、火星にいます。



▲ 火星の青空の下でのローバー・スピリット。



さて、朝鮮日報の火星の記事を、と思ったのですが、急用ができてしまい、外出しますので、後で翻訳してご紹介します。

朝鮮日報の火星特集は、

http://photo.chosun.com/site/data/html_dir/2011/11/29/2011112900440.html
http://photo.chosun.com/site/data/html_dir/2011/06/14/2011061400439.html
http://photo.chosun.com/site/data/html_dir/2011/11/11/2011111100323.html

です。

中途半端で申し訳ないです。




キーワード[火星]関連の In Deep 過去記事

火星は思ったより広範囲に生命が存在する可能性があることが判明: NASA ニュースより
2011年12月14日

火星と木星の間を飛ぶ奇妙な物体をハッブルが撮影
2010年02月03日



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[1年前の In Deep ]

2011年02月12日の記事

白頭山の噴火は本当に迫っているのか?: 北朝鮮が噴火準備態勢に入ったとの韓国報道


タグ:火星の生命