2012年02月20日



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ヨセミテの滝が赤く色づく頃



(訳者注) 今日は最初は、「カシオペヤ座Aという中性子星のコア中心部で観測される未知の物質」という記事を訳していたんですが、そこに出てくる「超流動体」というものがよくわからなくて、勉強しているうちに頭が疲れてしまって今日はそれを諦めました(あーあ)。

しかし、この「超流動体」というものは大変に魅力的なもので、わたしの感覚として書くと「生きている水」なんです。

ちょっとそのことを今度のためにメモも兼ねて書いておきますけれど、今日の記事のアメリカのヨセミテ公園の滝の写真もなかなかすごいですので、写真だけ先に載せておきますね。

この光景です。

yosemite-01.jpg


英国のデイリーメールの記事で見つけた「赤い川」です。

先日、

世界中で流れ続ける「血の川」

という物騒な記事を書いたばっかりなんですが、このヨセミテの赤は溶岩系の流れなのだそうで、この地では希ではあるけれど、起きることだそうです。

上のヨセミテの光景は、過去記事の「南極の大地から吹き出す血」(下の写真)を思い出します。



▲ 過去記事「南極・血を流す氷河 (2010.03.23)」より。


南極の「血」は、酸化した鉄と微生物(極限環境微生物)の作り出した不思議な光景ですが、私はいつ見ても、やや「こわさ」を感じる写真です。

でも、ヨセミテのほうはこわくないです。
なので、気楽にご紹介できます。

ところで、「超流動体」。


「生きている液体」超流動体

この「超流動体」というのは結局なんだかよくわからないのですが、液体なのに、たとえば、「コップの中にある液体が「自分で」コップの上へ昇っていって自分からコップの外へ出ていく」というようなことをする、ちょっと考えられない性質のものなんですが、よくわからないので、そのあたりのことはわかってから書ける時があれば書きたいです。

「超流動体」に関しては、 Wikipedia にもありますし、5年前の GIGAZINE の記事「常識を覆す「超流動」ヘリウム実験の貴重なムービー」でも多少わかりやすく書かれています。


superfluid_m.jpg

▲ 英国 BBC の科学番組で特集されていた「超流動体」の映像より。わかりにくいですが、超流動体の液体が「自分で容器の壁を上へ昇って、自分から容器の外へ出て行く様子」です。矢印のルートで自分で移動していきます。
この映像は今は YouTube 上にあります。
http://www.youtube.com/watch?v=2Z6UJbwxBZI



どういう存在なのか理解はできないながらも、「どこへでも自在に自分で移動していく液体」というような私の理解上での「超流動体」なんですが、カシオペヤ座Aという天体の中心部はそういうもので作られているようだ、という観測結果の記事を訳していて、途中で混乱してやめたのでした。

これに興味を持ったのは、「ひとつのことは万物に通じる」というエメラルド・タブレットの考えでいけば、「ひとつの天体の中心がそういうものなら、すべての天体の中心がそういうもの」というふうに思ってしまったということがあります。

つまり、地球の中心も「生きている水」だったらいいなあ(笑)と。



ちなみに、このカシオペヤ座Aという天体は、以前の記事「宇宙の色と形: 様々な星雲や銀河」という中にも出てきたもので、超新星爆発の残骸(とされているもの)で、美しい外観をもっています。

過去記事で紹介した写真は、



でしたが、全体の外観は、下のようなものです。

casiopea-a.jpg


この天体の中心部がどうも「超流動体」のようなのですが、それ自体は昨年わかっていたようで、日本語記事でも「中性子星が超流動体の核を持つ証拠を発見 (アストロアーツ 2011.02.24)」に詳しく書かれています。


しかし、どうも、その超流動体が、「NASA の科学者に理解できない超流動体」のようなんです。

こっち(私)は「超流動体」自体のことも理解していないのに、「それを理解している人たちにも理解できないもの」を翻訳して説明するのは無理・・・と思って中断(チェリー)いたしました。


宇宙は相変わらずいろいろです。

では、地球の話題を。
英国デイリーメールからです。




Yosemite waterfall turns to 'flowing lava' in rare February spectacle caught on camera
Daily Mail 2012.02.19


ヨセミテの滝が「溶岩の川」となる2月としては珍しい奇観をカメラが捕らえた

上の写真(※上に載せた滝の写真)は、偶然、自然写真家が捕らえたものだ。

写真家はその日、月の様子を地上から撮影するために、ヨセミテ国立公園でカメラを構えていた。この2月の中旬には、地球と太陽との位置の関係でいつもとは違う驚異的な月の画像が撮影できる。

その時、沈んでいく太陽が照らしたヨセミテの滝に「一本のライン」があるのを写真家は見つけた。

これは「馬の滝」(Horsetail Fall)と呼ばれる現象だ。
1973年にはじめて撮影されて、その存在が広く知られた。



yosemite-02.jpg

▲ 1973年に撮影された馬の滝と呼ばれるヨセミテの「赤い滝」の様子。撮影したのは、写真家のガレン・ローウェル氏


ヨセミテの滝のこの独特の現象は通常は秋に起きる。

そして、これまで多くのカメラマンたちが、この現象を美しく撮影することに努力してきた。太陽の光の入射角、あるいは、夜なら、撮影の角度などを学び続けてきた歴史がある。


特に、1930年から 1968年までは「火が落ちるような見事な光景」があり、観光客からも大人気のポイントだった。



yosemite-03.jpg


ヨセミテ公園のスポークスマンのスコット・ゲディマンさんはこう述べた。

「この光景は他と比較できるものがありません。自然の中でのヨセミテのイベントは、人間が作るものとは比較にならないほど素晴らしく、そして大変に貴重なものなのです」。




キーワード[赤い自然現象]関連の In Deep 過去記事

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タグ:超流動体

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