2012年02月23日



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世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(3)



前記事:
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(1)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(2)



人類史で「吹奏楽器」はどのように生まれて進化したのか


このシリーズでは「ラッパ」という言葉で訳していますが、原文には Trumpet (トランペット)という単語も Horn (ホーン、あるいはホルン)という単語もどちも出ており、つまり、吹く楽器ということでよろしいのですが、便宜上ラッパとしています。

このシリーズの「1」でも書きましたが、私は十代の短い期間、小さなオーケストラでユーフォニウムという金管楽器のセクションを担当しており、その後、音楽を聴く時に金管楽器の音が自然と抽出されて耳に入ってきた時期がありました。

その頃、私が感心したもののひとつがスティーブン・スティルバーグ監督の未知との遭遇(1977年)という映画で、エイリアンと人類が初めての接触を行う際に流れる有名な「ピーパーペープーポー♪」と「5音のシグナル」でエイリアンとのコミュニケーションをはかる有名なシーンがあります。

close-03.jpg

▲ そのシーン。UFO サイドから出る低い「ブッブッー」という音はチューバ。高い音は木管楽器のオーボエ。


映画を見ていると、「いかにも電子音」の感じがあるんですが、私は映画を見たときに、オーケストラと同時にノイズパンクもやっていて電子音にも親しんでいたので、「この低音は電子音ではない。チューバなのでは?」と思い、しかし、それを確かめることははできなかったのですが、今回の記事を書いている時に調べてみましたら、やはり、あのシーンはオーケストラでのチューバとオーボエの演奏者によって演奏されているものでした。

YouTube にコンサートであの曲を再現しているものがありました。
演奏者の姿はわかりにくいですが、あの音がオーケストラによって作られていたことがおわかりかと思います。




このエピソードは、別に今回の謎の音と関係するというわけではないのですが、そもそも、人類史で「管楽器」というものが開発されていった経緯などを考えてみても、それは「自然現象を日常の娯楽に転換していく(風の音を音楽にする)」という試みでもあったわけで、私自身が金管楽器をやっていたという事実と共に、世界で聞こえている(かもしれない)奇妙な音が、その管楽器の性質を持っているということに、なんとなく奇妙な感覚になっています。

ちなみに、上にも書きましたが、管楽器のコアは「風」です。
風と人間の技術が作り出したものです。

そして、弦楽器(ピアノも含む)のコアは「物質(弦)の緊張」の物理です。




混沌としてきたYouTube へのストレンジサウンドのアップ状況

実はこのシリーズでは、毎回ひとつくらいそのニュースなどになっている地域からアップされた「奇妙な音」の動画をご紹介しようと思っていたんですよ。

しかし・・・多すぎるんです。

今ではすさまじい量の「奇妙な音」の動画がアップされている。

見てみると作られたものがとても多いと感じます。以前も書きましたけど、「動画に音を入れ込む」ことほど簡単な編集作業はなく、誰にでもできるわりに、その真贋を見破ることは、私たち素人にはきわめて難しいです。

なので、とりあえず、「全部フェイク」というようなスタンスとしてひとつご紹介しますが、これはオーストラリアのものです。ここで取り上げたのは「音が聞き取りやすい」からです。そして、多くの報告の動画がこのタイプの音で、さらに、このシリーズの「1」や「2」で聞いた人が語っていた「金管楽器に何かいろいろなノイズが混じったような音」というイメージと感じが似ているからです。

出ている女性はすごくキレイな方です。



男 「なんだ、これ?」
美人「え?」
男 「雲の方から聞こえてくる?」
美人「わからないわ」



仮に・・・です。仮に上の動画がフェイクではない場合、この彼女の行動に注意してみて下さい。この女の子の行動は前回の「2」の記事で言っていたミシシッピーの人と同じように、

「上を気にしてから、前後左右を全部気にしていて、結局、どこから聞こえているかの方向性をつかめていない」

というまま動画は終わっています。

gal-australia.jpg

▲ どこに注意していいのかわからない女性。


そのことが気になって貼ってみたということもあります。

では、今回の記事に入ります。
上の動画とは関係なく、今回もアメリカの話の続きとなります。




“Like An Old TV Playing in the Distance,” September 3, 2011, 3 AM Central, Lake Perry, Kansas

Earthfiels 2012.02.09

2011年9月3日、「遠くで鳴っている古いテレビのような音」 カンザス州レイク・ペリー

perry-map.jpg

▲ カンザス州レイク・ペリーの場所。


世界中で聞こえる「奇妙な音」はラッパの音だけではない。
音楽的ではない奇妙な音を聞いた地域がたくさんある。

カンサス州のトピカに住んでいるモーラ・ディングマンさん(54)は、彼女たちが経験した奇妙な体験について語る。

モーラさんの夫のバドさん(64) は、家具や家のリフォームをして生計を立てている。夫妻は 2010年、トピカから北東に 48キロの場所にあるレイク・ペリーに別荘を購入した。

その日は 2011年9月3日だった。労働者の日(レーバーデイ)の祝日で、夫妻は別荘に来ていた。その日の遅く、上のほうで奇妙な音が聞こえた。


モーラさんはこう語る。

「私は二階に置いてあるテレビがつけっぱなしになっていると思ったんです。でも、テレビじゃなかったんです。そもそも、階下にいる時にはテレビをつけないんです。それは大きな音で、奇妙な感じの音でした。それで、私は二階に行ってみました。テレビは消えていましたが、音はしています。私は困ってしまって、とりあえず外の様子を見に行ったんです。外に行くと、音はさらにはっきりと聞こえてきたのですが、ただ、どの方向から聞こえているのかわからないのです」。

「何の音だったかはわからないです。奇妙だったという記憶があるだけで、他に例えることができません。私は外のその場で座って、10分から15分、その音を聞いていたんですよ(笑い)。それは機械的なエコーのような音でした。機会的なワーワーという感じの音でしょうか」。

「夫は眠っていましたので、翌朝、そのことを話しましたら、夫も『私もあの音を聞いていて、やはり二階に様子を見に行ったんだ』と言いました。実はこれは不思議なことなんです。というのも、夫は、左耳が聞こえないんです。それで、眠る時はその耳を上にして(何も聞こえないようにして)眠るのです。その場合、彼は、電話が鳴ろうが警報が鳴ろうが起きないのです。なのに、その時は聞こえて起きたということが不思議です」。


ロサンゼルスで聞こえた「キエフ市タイプ」の音を聞いたモーラさんの甥

(※ キエフ市タイプのサウンドとは下の動画の音です)




モーラさんは、昨年12月まで、世界中でそのような音が聞こえているということを、実は知らなかった。それが 2011年12月にモーラさんのフェイスブックに投稿してきた人物がいた。それはロサンゼルスに住むモーラさんの甥だった。

彼が奇妙な音を聞いたのは、12月1日の午前1時くらいだったという。彼は、録音の用意がなく、録音はしていなかったのだが、彼曰く、「ラッパの音のようだった」という。彼の言う特徴は「キエフ市タイプのサウンド」と結びついた。

その後、モーラさんはインターネットなどで、ノルウェーの音を含む数多くの類似した例を YouTube 等で見つけたのだという。






(訳者注) このシリーズはここまでです。

最後にもう一本動画を。

下のリンクの真ん中にありますが、謎の音についてカナダではテレビ報道などもされていまして、そのカナダのものです。



緊迫感があって、私は好きなのですが、その出来すぎ具合がまた演出っぽくて(苦笑)。動画の「音」に関しては難しいです。自分でも何本か「フェイク」を作ってみましたが、簡単に「完ぺきに作ること」ができます。

なので、いちばんいいのは「自分で実際に聞くまであまり信じない」と。
これらが本当なら、そのうち日本でも誰かが聴くはずです。

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キーワード[世界中で鳴り響く音]関連の In Deep 過去記事

世界中で響き渡る「謎の轟音」の正体は?
2012年01月17日

カナダのテレビニュースでの謎の音についての報道
2012年01月29日

世界中での異常な音は「地球内部の新しいエネルギー活動の始まり」という学説
2012年02月08日


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