2012年04月04日



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「血液を持たないで産まれた赤ちゃん」。しかし、彼女は元気に生誕6ヶ月目を迎えた!



(訳者注) 最近、何が起きてもあまり驚かないですが、このニュースには驚きました。

「血のない赤ちゃん」というタイトルの記事で、赤血球を作るヘモグロビンを持たないために、機能する血が体にないまま産まれてきた赤ちゃんの話です。そのままだと「2時間も生きられない」と判断されたその赤ちゃんは、医師団の迅速な判断での緊急処置などもあり、今も元気です。

わりと長い記事ですので、すぐ翻訳に入りますね。
掲載されていたのは英国のテレグラフ紙です。

ちなみに、以前、「子宮外でもたらされ、そして誕生した奇跡の赤ちゃん」という米国のニュースをご紹介したことがありますが、どれもこれも奇跡と一言で言ってしまうというより、今回のオリビアちゃんが生存できたのも、母親が胎内の異変に気づいてすぐに病院に駆けつけたからだったようです。奇跡を生み出すのも現実の行動だと感じます。




Ghost white baby born without any blood
Telegragh (英国) 2012.04.02

血液を持たない白い赤ちゃんのサバイバル

オリビア・ノートンが産まれた姿を見たとき、担当医師はその奇跡の様子を喜ぶことができなかった。なぜなら、オリビアの体には血がなかったのだ。


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▲ 現在生後6ヶ月のオリビア・ノートンちゃん。彼女は産まれた時には「2時間以上生存できない」と判断されたが、病院側の緊急医療措置により、今は彼女の自宅で元気で育っている。


生後6ヶ月のオリビア・ノートンちゃんはとても元気な女の子だが、半年前に彼女が産まれた時には、彼女は文字通り「真っ白」だった。それは、オリビアはほとんどヘモグロビンを持たずに産まれてきたためだった。

ヘモグロビンは、赤血球の中で肺から全身へと酸素を運搬する役割を担っている。ヘモグロビンがあるものを「血液」と呼び、ヘモグロビンが含まれない体液は「血液」とは見なされない。

出産した時のオリビアに与えられた「生存できる可能性のある時間」は2時間未満だったが、病院はただちに彼女に緊急輸血を開始した。そして、輸血により彼女の血液は徐々にピンク色になっていった。

そして、彼女は生き延びた。

オリビアの母親、ルイーズ・ベアーマンさん(31)は、「幽霊のように白い赤ちゃん」が産まれた光景を見たときのショックについて語った。ルイーズさんは上級裁判所で事務の仕事をしている。
ルイーズは以下のように述べた。

「オリビアは私のはじめての子どもだったんです。だから、どんな赤ちゃんがほしいとか、そういう希望は別になかったんです。元気で産まれてくれれば。でも、まさかあんな色で産まれてくるなんて・・・。私はあの時に先生が言った言葉を今でも思い出します。先生は『真っ白で元気がないです』とおっしゃったんです」。

「出産前にいくつか他に併発していた症状があったようで、産まれたオリビアの体は信じられないほど傷だらけでした。そして、その体はまったくの完全な真っ白だったんです。私たちには何が起きているのかわかりませんでした」。

「オリビアの状態(ヘモグロビンが少ないこと)を医師から聞き、状況がわかってきて、多少は落ち着きました。そして、輸血が始まり、彼女の体の色は徐々に普通の赤ちゃんの肌の色のようなピンク色に変わっていったのです。それは信じられない光景でした」。

そして、ルイーズは、

「オリビアはとてもかわいい赤ちゃんに育っています」

と言った。


出産前、ルイーズと彼女のパートナーであるポール・ノートン(36)は、ある異常を感じていた。それまでずっとお腹の中からルイーズのお腹を蹴っていたオリビアの蹴りがなくなったのだ。

お腹が蹴られていることを3日間感じなくなった後、ふたりはチェルムズフォードにあるブルームフォールド病院に駆けつけた。すぐに看護士たちはルイーズの検査を行ったが、お腹の中での胎児の運動を感知しなかったために、医師は緊急の帝王切開を命じ、ただちに手術が開始された。

2011年9月10日 午前8時20分、彼女は予定日より6週早く産まれた。
鼓動が非常に弱くなっており、危険な状態だった。
体重は5ポンド3オンス(約 2,300グラム)だった。

通常では、人は、ヘモグロビンが 18g/dl程度まであるものだが、オリビアの場合はヘモグロビンのレベルが 3g/dl以下だった。これは、オリビアの血は、「血液に分類することができない」ものであることを意味した。

オリビアは産まれてすぐに新生児特別室に移送され、そこで2週間、輸血と特別な治療を受けた。

産婦人科で 20年間、新生児専門の看護士として働いているシャロン・ピルグリムさんは、テレグラフの記者に、「このような低いヘモグロビンの値の赤ちゃんが産まれたことは今まで聞いたことがないです」と語った。


シャロンさんはこのように言った。

「オリビアが生き残ったことは奇跡でした。彼女は、産まれた時に信じられないほど真っ白の顔色で、そして呼吸困難を伴っていました。最初は、帝王切開の手術の際の失血を疑ったのですが、検査によって、赤ちゃんが母親の体内の循環の中で血液を失ったこと判明しました」。


母親のルイーズはこのように付け加えた。

「病院のスタッフは素晴らしい人たちでした。オリビアのことを『奇跡の赤ちゃん』と呼んでいました。でも、医師は、どうしてこのようなことが起きたのか理由はまだわからないと言っていました。妊婦の方々には、お腹の赤ちゃんの行動にいつも気をとめておいてほしいです。そして、妊婦の方々は、あなたたち自身が持つ母性本能を信じて行動してほしいと思っています」。






(訳者注) 上のルイーズさんの最後の言葉に「母性」という言葉が出てきます。ある意味で、確かに一種の「奇跡」を起こした本人が言った言葉として、それを読んでいて、1年以上の前の自分の記事のことを思い出しました。

人類の大きな希望 : 女性「性」の文明
2011年03月19日

というものです。

震災6日目という精神的に混沌とした状況の中で書いたもので、内容も混沌としていますが、この記事の後半のほうの中の一節にこのようなものがありました。


地球の正体

前回書いた「女性 " 性 " 」というものについてなのですが、最近いただいたメールの中で、一種の神話的な観点からいろいろ書いてくださったものがあるのですが、その中にこういう部分がありました。


母なる大地は遠い過去に身体を八つ裂きにされ大地に撒かれたと言います。

永遠の女性である人間の魂はやっと母の記憶を鮮明に思い出したのかも知れません。


このようなものを読むと、「女性"性"」で考え込んでいた私の疑問は、疑問そのものがおかしなことだったということになります。

つまり、「地球の存在そのものが女性だ」ということになり、つまり、人類はその存在として基本的に女性だということになります。




まあ、このあたりの件は、実際には「なんとなく自分の中で解決してきた」というような部分はあって、そして、その何となく曖昧に行き着いている部分も結局は、上に書いた「地球の存在そのものが女性」であったというような感じのようです。

理論的に追求するような話でもなさそうですし、個人的にそう思って生きていればそれでいいのかな、とか。

変な話の逸れ方をしましたが、オリビアちゃんは今後も元気に育ってほしいですね。何しろ、こういう状態で産まれた子どもとしては、今の世界で「多分ほぼ唯一、生きている」のが彼女だと思うのです。

今年あたりは数多くの「世界で唯一の子ども」というのが出現してきたりして。


[人類の生命]に関係する過去記事:

アカシックレコードからの脱却と独立を果たした奇跡の生命
2011年03月17日