2012年04月29日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




空の色も出尽くして: グリーンに染まったモスクワの上空



最近、ロシア関係の記事などを読むことも多いんですが、数日前のロシアのメディアの多くを飾ったニュースのひとつが下のものでした。

タイトルには、「緑に覆われたモスクワ - 原因は花粉」というように書かれています。

russia-green-01.jpg

green-01.png
 RIA.RU 2012.04.26

大体の内容はこのようなものです。


4月26日、モスクワの市民たちは、空が緑色に染まったことに驚き、ネット上では様々な憶測が流れた。化学工場が爆発したというような噂やヘリコプターによって何らかの物質が散布されたというような話まで飛び交ったが、その後、モスクワ市政府とロシア非常事態省からそれらの話は事実無根だという声明が出された。

この不思議な現象は、専門家たちによると、ちょうどこの時期に開花を迎える白樺の花粉が大量に空中に放出されたものだろうとしている。また、花粉飛散量の調査でも、通常より極めて多い花粉が飛んでおり、それが原因だと見られる。モスクワ市政府の自然環境保護課は、突然の気温の上昇がこの現象を引き起こしたのでないかという見方をしている。



ちなみに、他の報道の写真も見たんですが、上の写真も含めて、そんなに「緑」というようには見えないのですが、実際の感じと写真とは違うということだったのかもしれません。

下の写真はロシアの別のサイトからのものですが、こちらのほうは「緑の空気が漂っている」感じを受けます。

russia-green-02.jpg


しかし、このニュースをご紹介したのは、このこと自体に何か意味があるというようなことではなく、今まで In Deep では「いろいろな空や大気の色」というものをご紹介してきたんですが、「やっと緑まで来たかあ」というような感慨のようなものがあります。
(説明するのが難しい感慨ですが)


ちなみに、私がはじめて「空の色」に興味を持ったのは 2009年にまで遡ります。当時書いていたブログにその記事があります。

その色は「赤」でした。


オーストラリアに出現した「地球最期の日」
 地球の記録 2009年09月23日

sydney-ds.jpg


2009年9月23日の朝、オーストラリアのシドニーの空と大気は上の写真のように、真っ赤に染まりました。上空に巻き上げられた砂ぼこりが強風でシドニーに大量に吹き寄せたために起きた現象だそうですが、こんな現象は、記録では多分初めてだったそう。

私の空の色への興味は「」から始まりました。


今回は、これまで In Deep で取り上げてきた「世界の空の色」の過去記事と写真をご紹介します。




様々な色の空

ハンガリーで紫色に空気が染まった夜明け
 2010年02月28日



霧の拡散と太陽の光線の組み合わせでこのように見えたのではないかということです。ちなみに、この記事が掲載された当時のスペースウェザーには、ジミ・ヘンドリックスの「パープル・ヘイズ(紫の煙)」の冒頭の歌詞が添えられていました。

日本語に訳すと、下のような感じです。


最近オレの頭の中じゃ紫の煙がモワモワしてて
同じものが同じに見えない
異常なことだけどオレにも理由がわからない
空にキスしたら許してくれるかい?


この歌の歌詞って今読み直すと、埴谷雄高さんの『死霊』と同じテーマですね。
つまり、「AはAではない」という「自動律の不快」についてみたいです。

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巨大な磁気嵐がもたらしたアメリカ全域での「赤い空」
 2011年10月26日



こちらは、太陽からの CME (コロナ質量放出)が地球を直撃したことによって発生した磁気の現象です。要するに、オーロラなどと似たような原理なんですが、基本的に普通はオーロラが見えない米国の中央部の空が真っ赤に染まったということで、大きく報道されました。

下の範囲で目撃されましたので、かなりの範囲で空が赤く染まったということのようです。




もし仮に今後も同じような CME の直撃があれば、直撃を受けた地域では、同じような空が見られる可能性はあります。つまり、日本などでもそういう可能性はあるということになります。ちょっと見てみたいです。


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中国浙江省で成分不明の酸性ガス漏れ事故で空が真っ赤に染まる
 2010年09月21日



これは公害関係です。
オリジナル記事は「浙江省で8トンの酸性ガスが漏れ、空が紅色に染められた」という内容のものでした。


最後は日本の2010年の報道より。
北海道の室蘭の空に「緑のカーテン」が現れたというものです。


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室蘭の緑の氷晶
 2010年04月01日



オリジナルの報道「室蘭民報」の 2010年04月01日には理由として、このようにありました。


室蘭市山手町の室蘭地方気象台では同時刻、地上から5〜13キロほどの高さにできる氷晶「上層雲」を確認。同気象台によると、光は「月光が雲に反射したものと考えられる」

一般的に上層雲に反射する月明かりは月全体を囲む円形に見えることが多い。「月の右側にだけ現れた幕のような形は、高い建物が放つ電灯など地上の光を受け屈折してきた可能性がある」という。



という感じです。


気づけば、連休なんですね。

最近の国内の様々なニュースに、現実感を喪失しそうになることもありますが、とりあえず淡々と生きていくしかないです。

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[1年前の In Deep ]

2011年04月29日の記事

地球の天候と人類との関係について考えてみたりしています


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