2012年05月05日



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宇宙の全方向を考えることの大切さ: スーパームーンの報道を見て思うこと



(訳者注) なんだか一昨日くらいからものすごくイライラしていて、朝目覚めても、

イライライライライライライライライライライライライラライ・・・

などと書き殴っていて、ふと見ると、最後のところでタイプミスしていることに気づき、

ira-02.png


またもイライライララララララ ラララララ♪(いつの間にか歌ってるのかよ!)

畜生、つい歌ってしまった。

とにかく「なんでこんなにイライラするのかなあ」と思ってみたんですが、まあ別にプライベートにしても何にしても特に理由なんて思い当たらない。

ボーッとニュースを見ていたら、スペースウェザーにこんなのが。

PERIGEE "SUPER MOON" ON MAY 5-6
5月5日から6日にスーパームーンが接近

「イライラはこのそのスーパームーンだとかのせいか?」とも思いましたが、読んでみると、要するに、スーパームーンというのは、


・月と地球の距離がもっとも近くなる

・そのために月が通常より大きく明るく見える



と、そういうことのようです。

今回は通常の満月より 16パーセント大きく見えて、 30パーセント明るく見えるのだそう。

「それだけのことかよ・・・どうせなら地球にぶつかってこい、月よ! それでこそスーパームーンだろ」と、イライラしていたのですが、まあ、しかし、 NASA の過去の写真を見ると、キレイはキレイですね。

supermoon-01.jpg

YouTube にある NASA チャンネルより。過去のいろいろなスーパームーンの写真が収められています。


スーパームーンは、そんなに珍しいというものでもないようで、昨年、つまり 2011年の3月19日にもスーパームーンが見られたそうです。

昨年の3月19日頃だと震災1週間後くらいで、月のニュースを見るどころではなかったので、そのことを忘れていました。その前のスーパームーンは19年前の 1993年。

ところで、スーパームーンのニュースを見ると、こんなタイトルのものが並んでいます。

週末にスーパームーン、迷信の真偽は?
 ナショナルジオグラフィック ニュース 2012.05.04

スーパー・ムーン 日本の地震の原因なのか?
 ロシアの声 2012.05.04


こういう記事タイトルを見ていますと、一昨日の「災害の噂だらけの世界で」で書きました、プーケット沈没の噂で逃げ出す人を笑えないということをしみじみと感じます。


偶然というのか、ちょうど1年前、つまり 2011年5月5日にも、私は今日と同じようなことを考えていたことを自分の過去記事で知りました。


2011年5月5日に書いたこと

その記事は、

6つの惑星が夜明けの空に一直線に並ぶ話から連想する惑星の力
 2011年05月05日

というものでした。

内容的には、その前日の海外の記事で、「2011年5月に起きた惑星直列」の話に触れていて、それによって地球で地震や火山などの活動が大きくなるのではないかというようなことが書かれてあったのです。ちょうど1年前に下の図のように惑星が並んだのでした。




それ以前までの私でしたら、「ああ、それは何か影響があるのかも」と思っていたかもしれないですが、 In Deep でいろいろな報道や新しい発見の記事を自分で読んだり訳したりしているうちに、「そういうひとつのことを見ていても仕方ない」と考えるようになっていました。

要するに、「惑星直列ごときで何かが起きるわけがない」と。

上の記事でも「惑星直列と地球の災害の関係」について私は極めて否定的に書いています。

私にそのことを決定づけたのは、2010年に NASA のスピッツァー宇宙望遠鏡が観測して発見した「新しく発見された土星の輪」のことを知った時でした。
その記事は、

NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が土星の周囲にある地球 10 億個分に相当する超巨大なリングを発見
 2010年09月27日

です。
その記事の出だしはこうでした。


NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が最近、土星の周囲に巨大なリングが存在していることを発見した。「このリングのボリュームは、その中に地球 10 億個がすっぽりと入るほどの大きさなのだ」と言うのは、ヴァージニア大学の宇宙物理学教室のアン・ヴァービッサー博士だ。



イメージとしては下のようなことになるのですが、これは、「いわゆる土星のリング」とは関係のないもので、それよりはるかに巨大な「新たな土星の輪」です。そして、その大きさ(リングの直径の範囲)が、「地球が 10億個分入る大きさ」だったと。




土星がこのような巨大な引力圏というか、重力圏というのか、とにかく、そのように巨大で広大な範囲に対しての影響の範囲を持っていることがわかったわけですが、これを読んで、「だったら他の惑星も同じなのでは」と思ったのが始まりです。


その後、「土星の影響の範囲の図説」という記事で、下の図を作成しました。




上の図はアバウトですが、ともかく、このスピッツァー宇宙望遠鏡の発見が私たちに教えてくれることは、

ひとつひとつの惑星の影響圏は想像以上に大きい

ということなのだと思います。


そして、土星だけが特別のわけがない。

すべての太陽系の惑星がそれぞれ超巨大な引力圏や影響を与える空間を持っているとすると、それは、惑星同士の影響の範囲はある程度重なっているはずです。

solar-system.jpg


上のはテキトーに作った図ですが、仮に太陽系のすべての惑星が 2010年に発見された土星のような広大な影響圏を持っているとすると、このようにそのお互いの影響は「非常に複雑」なものとなるように思います。


そして、その太陽系の周囲にもどこまでも宇宙は広がっていて、そこには太陽系にある惑星と比較にならないように巨大な惑星や、正体のわからないさまざまな天体がまさに「星の数ほど」あるわけで、それぞれの引力や重力や影響の範囲の複雑な影響というものを想定するのは「不可能」だと私は思います。


milkey-way.jpg

▲ 銀河系(天の川銀河)。この銀河系の外にも限りなく宇宙は広がっているはずです。


そんな中で、たとえば、月が最も近くなるというだけを取り上げてみても仕方ないと思うのです。

もちろん、その時に地震が来たり噴火が起きたり、何か自然災害が起きるかもしれません。でも、それらは他の日にも毎日のように起きていることでもあります。


私は宇宙のあまりにも複雑な惑星の影響圏の存在を考えて以来、目に見える現象と災害の関係を思うことはなくなりました。

しかし、気にする部分は別にあります。



月や太陽の現象は自然災害ではなく、「人の精神」に作用するのではないかと考えたりすることについて

そういえば、もうすぐ日食(金環日食)があります。

上に書いたようなこともあり、私は自然災害系のオカルトには動じないですが、しかし「神話などに起因するオカルトのたぐい」は結構気にします。


というか、月や、太陽の様々な現象が最も地球上に影響を与える最大の部分は実は「人の精神に対して」なのではないかと考えたりします。そのあたりに関しては、私はバリバリのオカルティストで、たとえば、今年の1月頃、倒れたり、夢見が悪かったことがあったんですが、過去記事の、

陰陽論から見た「龍の年 2012年の予測」その2:地運

で書いた風水的なことを今も守って続けています。

風水には、

1. 大公
2. 三煞
3. 五黄


という「3つの悪い気(Sha という)」があるのですが、水の龍の年である今年の上の3つの方向を乱さないことと、あと、「南」の方向にきれいな水をおくというのもありますが、そういうことを1月からのこの4ヶ月、毎日続けています。

そういうのはやるんですよ、私は。


そんなオカルティストの私からいたしますと、「月食」、「日食」とも古代から大変に不吉なものですので、個人的にはなるべく関わらないで過ごすことを心がけています。

ちなみに、過去記事で、

月食を司る不滅の魔神 ラーフ
 2011年12月13日

という記事をご紹介したことがあります。

これはヒンズー教に出てくる「月を食べる悪魔」なんですが、タイトルでは、「月食」としましたが、ヒンズー教では、この不滅の魔神は、太陽も月も、どちらも飲み込むと考えられています。


タイや中国の一部では今でもわりと信じられていて、昨年も下のようなことが起きています。


月食う悪神払え 月食で空中に発砲、タイ各地でけが人
newsclip.be 2011.12.12

月食となった12月10日夜、月を食べるとされる悪神ラーフーを追い払うためと、タイ各地で住民が空中に発砲し、落下してきた銃弾で数人がけがをした。




上のニュースの前後の時も、タイの人気テレビ番組の中で、有名な占星術師が、


「月食とその前後、空の現象を見ることは不吉をもたらす」


と言って、タイの視聴者をビビらせていました。

まあ、しかし、金環日食は日本中でお祭りのように観測やイベントがあるでしょうし、避けても仕方ないかもしれないですけれど。

うちの子どもの小学校でも、観測眼鏡を使っての観測みたいなイベントがあるそうです。子どもに、「あんまり太陽を見ないようにね」と言ったりしていますが。


私はその時間にはカーテンをしめて部屋に閉じこもろうと思います。

まあ、皆さんはこんなこと気にしないで下さいね。
冗談ですから(と一応書いてみる)。

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[太陽系の新たな発見]に関係する過去記事:

太陽系の縁に潜む「彗星を地球に投げつける」巨大な物体ネメシスの存在の可能性
2010年12月10日

次々と見つかる「新しいタイプの銀河」や「もうひとつの太陽系」
2011年12月02日

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[1年前の In Deep ]

2011年05月05日の記事

6つの惑星が夜明けの空に一直線に並ぶ話から連想する惑星の力