2012年06月02日



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米国海軍少将バード提督のすばらしき北極旅行日誌



海外のブログ見るともなしに見ていましたら、「リチャード・バードの日記」というものがありました。

リチャード・バード。

この人はどういう人かということは、公式にはたとえば、Wikipedia の以下の説明でおわかりになると思われます。


リチャード・イヴリン・バード(1888年10月25日 – 1957年3月11日)は、アメリカ合衆国の探検家。海軍少将。

経歴

1926年5月9日に航空機による初の北極点到達を成し遂げる。(中略)また、1929年11月28日から29日にかけて、南極大陸ロス氷原のリトル・アメリカ基地から南極点までの往復と初の南極点上空飛行に成功した。

この南北両極への飛行成功により、国民的英雄となった。




ということで、日本で言えば植村直己さんのような感じのアメリカの冒険ヒーローのひとりです。

byrd.jpg

▲ リチャード・バード。アメリカ海軍での最終階級は海軍少将。米国の歴史的な英雄のひとり。

しかし、上の公式プロフィールとは別に、下のようなプロフィールも語られ続けている人でもあるのです。

下の抜粋は 1964年にアメリカの哲学者であるレイモンド・バーナードという人によって書かれた『空洞地球 - 史上最大の地埋学的発見』という本のもので、その著作には、バード少将が、北極で、地球内部へ通じる穴を発見したとあり、そして、その本には下のようにあるそうです。


バードはその後、地下で千年以上に渡って存在し続けてきた巨大な地下世界の代表者とコンタクトした。地下世界の住人は姿はほとんど人間と似ているものの、地上の人間よりも外観的にも、内面的にも美しいという印象を持っていた。

地下世界では戦争がなく、新しいエネルギー源を持っており、食料や光に困ることはない。地下世界の人々は地上世界の人々と何度かコンタクトを取ろうとしたにも関わらず、全て拒絶され、その度に彼らの航空機は撃墜された。もし、いつか地上世界の人々が自滅するような事があった場合にのみ、手を差し伸べる事を決め、地上との接触を絶った。

地底人はバード氏に彼らの文明の全てを見せ、パイロットと共に再び、飛行機に乗って穴を通り、地上までエスコートした。



国民的ヒーローである冒険家である一方で、唐突なこの話の展開。

つまり、バード少将という人は、「地球の内部を旅行し、それを記録した唯一の現代の人物」とされているのです。

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今回、米国のブログに、そのバード少将の飛行日誌のログの一部が掲載されていましたのでご紹介します。

ちなみに、北極ではないですが、バード少将の「南極の探検」に関しては『バード南極探検誌』という本人による著作が出版されていて、まあ内容はわからないですけれど、日本語版も 1956年に出版されているようです。

この本は、もちろん読んだことはないですし、今後も私には読めないと思われます。

その理由は、たとえば、Amazon にある『バード南極探検誌』。値段に注目してください。

byrd-book-amazon.jpg

17,980円の古本は買えないって・・・。

まあ、いずれにしても、バード少将が北極、あるいは他の地域で見たものの正体の真偽性についてはよくわからないのですけれど、でも、バード少将自体の人格には問題はなく、また彼の奥さんもバード少将の死後に、「地球内部の世界」についてバード少将が語ったことを口にしていたという記録があるそうです。

ちなみに、その後、バード少将は、南米ジャングルの探検で見つけた深さ1000メートルほどもある大穴の中でも文明を見つけて、そこで「地下の人たちと1年間ほど共に生活した」のだそう


しかし、下の日誌を読むと「地球内部に関しての日誌は、非公開日誌とする」とあり、わりと神経質になっていたようです。

まあ、下のログの話が本当かどうかはわからないですけれど、幻覚とか作り話とか、もちろん、書類そのものが偽造というのも含めて、そのあたりは解釈は様々ですので、読む方のご想像にお任せいたします。


ちなみに、過去記事で、何度か「地球内部」の話にふれたことがありますので、その関係リンクを翻訳記事の下にはっておきます。

ここから、バード少将の北極探検日誌です。




Archive: Admiral Byrd's Most Excellent Adventure
Phantoms and Monsters 2012.06.01


バード提督の最も素晴らしい冒険


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リチャード・バード提督の探検日誌(1947年2月〜3月)より


(この地球内部に関しての日誌は、秘密扱いとする)


これは、北極上空からの飛行探査をおこなった時の日誌だ。

私は、この日誌を秘密扱いとし、また、公表するにしても無記名でなければならない。
その理由は、1947年2月19日の私の北極探検で体験した内容と関係する。

今は私が体験した事実を、万人に納得してもらうような合理性と共に説明することは難しいが、しかし、いつの日か、きっとこれらのことが合理的に説明され、真実が明らかとなる日がくることだと思う。

それまでは私はこの書類を公開することはできない。

なので、この日誌が人の目に触れることはないと思うが、しかし、探検家としての義務として私は、記録を残す。

私は、今の世の中の強欲と貪欲と搾取の連続に我慢できなくなっている。なので、真実を隠し続けるのも難しいかもしれない。


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(訳者注)▲ 上の図はブログのオリジナル記事のこの位地にあったものですが、いわゆる地球空洞説の参考図で、バード少将の日誌とは関係ありません。

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フライト・ログ / 北極ベースキャンプ / 1947年2月19日

06時00分 飛行のためのすべての準備が終了した。

06時20分 滑走路を走行中。

07時30分 無線チェック。すべて順調だ。

07時40分 右のエンジンから若干の軽油の流出が発生。

08時00分 高度 2321フィート(約 700メートル)に到達。強い乱気流に遭遇。

09時10分 眼下に広がる雪と氷が多少黄色がかっていて、線形のパターンが散りばめられている。コースを変えて観測してみると、眼下の氷と雪の色のパターンが赤みがかった、あるいは、紫の色であることがわかる。この地域の上空を二度旋回して元のコースに戻る。氷と雪の色に関しての情報を伝達するために再び位地のチェックを行う。

09時10分頃から、全員のコンパスがグルグルと回り始め、位地の計測ができなくなった。太陽コンパスを使うと良いようだ。これで、操縦はうまくいくようになったが、しかし風景に問題がある。なんと眼下に氷がないのだ。

09時15分 山のようなものが見えてきた。

09時49分 この山への飛行時間を記録する。この山は幻覚ではない。これまでわからなかった非常に狭い範囲でできている山のようである。

09時55分 高度 2950フィート(約 880メートル)。再び強い乱気流に遭遇。

10時00分 私たちは小さな山脈の上で交差して飛行している。山脈の向こう側に中心部を走っている小さな川か、あるいは水流のようなものが見える。

緑色が見える。・・・緑?

緑の谷が見える。いや、北極のここに緑があってはいけない。それは異常だ。明らかにおかしい。この場所に雪と氷以外があってはいけない。しかし、左カジの方向に、山の斜面に大きな森が見えるのだ。飛行機のナビ(コンパス)は、グルグルと回り続けており、ジャイロスコープは前後に振動している。

10時05分 高度を1400フィート(約 400メートル)に下げ左折する。谷を調べるつもりだ。

この緑は、コケ、あるいは堅いタイプの植物に見える。そして、ここは光が何か他と違う。太陽はすでに見えない。

私たちはさらに高度を変え、左折していった。そして、私たちは、眼下に大きな動物のようなものを目にしたのだ。

これはゾウのような形だろうか。
いや、むしろマンモスのように見える。

信じられない・・・。

でも、今、私たちの眼下にその光景があるのだ。

高度を 1000フィート(300メートル)まで下げる。さらにその動物を観察するために、双眼鏡を手にする。

双眼鏡で確認すると、それは確かにマンモスのような形をしている。

これをベースキャンプに報告しなければ。


10時30分 私たちはこの緑の丘の上をさらに旋回している。なんと、飛行機の外の気温は 23度を示している! ナビやコンパスは通常に戻った。しかし、困ったことに無線がきかないのだ。従って、ベースキャンプに連絡を取ることができない。

11時30分 眼下は水平な土地のようだが、私たちはそこに「都市」のようなものを見つけた!

そんな馬鹿な!

この都市のような場所での飛行機のようなものは、私たちのものと比べて、妙に軽くて、浮力があるように見える。

ベースキャンプに報告をしたいが、無線が反応を拒否する。

なんてことだ!(原文は「 My GOD !!! 」)

なんて奇妙な飛行機なんだろう。翼は奇妙な形をしていて、そして、ディスクのようなシェイプをして、ボディは輝いている。

飛行機がものすごいスピードで近づいてきた!

ボディに模様がある。
あれは・・・一種のスワスティカだ。



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(訳者注) スワスティカ ( swastika )とは、日本語でいう「まんじ」、あるいは「鉤十字」のことです。

swastika.jpeg

以前、この「スワスティカの歴史」について記事にしようと思ったことがあるので、この単語を知っていました。実はこのシンボルの歴史は、世界的に見ても極めて古くて広範囲のようです。それに関しては、そのうち記事にできたらするかもしれません。バード少将の北極日誌の続きに戻ります。

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11時30分 これは素晴らしい!
しかし、私たちは何という場所にいるのだ。 

そして、そこで起きたこと!
なんと操縦桿がきかなくなったのだ。いくら操縦桿を引いても、何の反応もしないのである。

しかし、飛行機は飛んでいる。
何か、罠のようなものにでもかかったかのような感じだ。

11時35分 無線から小さな音が出た。そこから、ゲルマン語系のアクセントでの英語で下のメッセージが流れた。


『私たちの領域へようこそ、提督。私たちは7分ちょうどであなたがたを着陸させます。リラックスしてください』。


そして、私たちの飛行機のエンジンは止まった。

飛行機は何かの制御の下にあるようで、回転している。
飛行機自体の操縦桿は一切効かない。



11時40分 無線から別のメッセージが流れる。そして、私たちの飛行機は着陸のプロセスに入った。飛行機はわずかに振動したが、まるで目に見えないエレベーターにでも乗っているかのように降下を開始したのだ。

着陸にはほんのわずかな衝撃があっただけで、飛行機は着地した。

数人の男性が飛行機のほうに歩いてきた。
彼らはブロンドの髪を持ち、背が高い。

彼らの向こうに、虹色で脈動しているかのように見える光る都市が見える。

私には何が起きているのか正直わからない。
しかし、とりあえず彼らは武器もなく、危険はないようだ。

彼らは貨物ドアを開けるように指示したので、私たちは応じた。


(公開されているログはここまで)





(訳者注) 訳していてとても面白かったんですが、しかし、最後のほうの『私たちの領域へようこそ、提督』あたりは、思わず「ホンマかいな」と思わざるを得ない部分もないではないですが、まあしかし、続く「地下都市の描写」と思われる、

 > 虹色で脈動しているかのように見える光る都市

というのは確かに魅力的なフレーズです。

とらえ方はさまざまでしょうが、このバード少将の話が単なる作り話として終わらなかった理由は、多分、「バード少将の人柄」にもあるように思います。

もちろん、「少将という地位」も信頼性の向上に関係しているかもしれません。当時の米軍も、少将というのは、上から3つ目のほぼトップに近い階級であり、誰でもなれるようなものでは決してありません。

特に米軍は実力昇級主義の部分が強いので、少将になる素養というものは必要だと思います。


ちなみに、第二次大戦までの旧日本軍では、陸軍士官学校を出た人しか将官にはなれないという不文律が存在しました。正確にいうと、どれだけ軍歴をあげても努力しても、士官学校からの人物でないと、「少佐」まででした。

ちなみに、大まかに軍の階級は上から、

将官として「大将・中将・少将」

で、その下に

佐官として「大佐・中佐・少佐」

となります。さらに下にいくと、

尉官として「大尉・中尉・少尉」

となります。
当時の日本は士官学校を出ていれば、何の軍歴もなくとも、二十代前半でこの「尉官」からスタートしました。

学歴(士官学校卒)のない普通の若者は、少尉からさらに8段階下の「二等兵」からのスタートでした。

二等兵は、英語では「プライベート」。これは、映画「プライベート・ライアン」(ライアン二等兵)のプライベートですが、米国では、このような下級兵士から将官にまで上り詰めた人たちが存在するのに対して、戦時中の日本では「ひとりもいなかった」という違いがあります。

つまり、日本は戦前の軍事国家の時のほうが今よりも「学歴社会」だったんです。これに関しては現在よりも厳密でした。

要するに、よく「名将〇〇」とか「軍神〇〇」とか言われるような戦前の軍人さんは、少なくとも第2次大戦当時の人々に関しては、単なるエリートだったということです。今でいえば、東大卒の省庁のエリートだとか、そんな感じです。そういう人の「記録」だけが後生に残ります。

いっぽうで、命をどれだけ捧げても絶対に「その人の言葉など後生に残らない」のが軍部の 99パーセントを占める学歴(士官学校歴)のない若者たちでした。

まあ、全然関係ない話になってしまいましたが、バード少将が自分の経験した(かもしれない)ことを、かたくなに秘密にしたことにはこのような「少将は立派な人だ」という当時の米国の価値観も関係しているかもしれません。変なことを言ってはいけない立場だったと思います。

それにしても、地球内部の話は興味深いです。

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