2012年07月23日



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世界中に出現する「血を流す聖母マリア」:インドでは血の涙。米国ではこめかみから流血



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▲ インドのカトリック司教協議会が伝えた 7月14日に目から赤い液体を流し始めたマリア像。記事は下にあります。






 




世界各地で「マリア像」に関して様々なことが起きています。

今回紹介するのは次の4つのニュースです。


・教会のマリア像が目から血を流す(インド / 2012年7月14日)

・マリア像の額から血が流れ出す(アメリカ / 2012年7月17日)

・マリア像の首が何者かによって切断される(カナダ / 2012年7月14日)

・樹木にマリア像のような形が浮かび上がる(アメリカ / 2012年7月10日)


すべて要約してご紹介します。
上の順番でご紹介します。

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まずは、インドで「目から血を流し始めたマリア像」のニュースです。インドカトリック司教協議会(CATHOLIC BISHOPS' CONFERENCE OF INDIA)のサイトにあるニュースリリースです。






 


Blood Oozes from the Eyes of Mother Mary’s Statue
インド・カトリック司教協議会 2012.07.15

聖母マリア像の目から血がにじみ出す

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インドのウッタル・プラデーシュ州にある聖母マリア像の目から血の涙が流れ出すという現象が起きており、地元では多くの信仰者たちがマリア像のもとに集っている。

この聖なるイベントが起きたのは、カルメル修道会(ローマカトリック教の一派)のチャペルに置かれる聖母マリア像で、最初にこのことに気づいたのは7月11日のことだった。

発見したのはチャペルを清掃にきた女性だった。

「布でマリア様の像を拭いていた時に、私はマリア様の目から血が流れているのを見たのです。それを見て私は声を上げて泣きました。私は自分が見ている光景が信じられませんでした。しかし、見ていると、マリア様の目からは次から次へと血が流れ出てくるのです」

と彼女は言った。

その後にチャペルに入ったのは、修道士のジョイ・キザカイルさんだった。ジョイさんは、マリア像の前で体を震わせて泣いている彼女の姿を見た。

このニュースはまたたく間に地域に広がり、周辺に住む65世帯のカトリックの家族たちが訪れた。夕方までにはマリア像を見に 3,000人が集まった。

翌日の日曜日にもマリア像は目から血を流した。
ジョイさんによると、日曜の血の流れ方は前日よりも激しかったという。

「聖母マリア様から流れた血は、像の置かれている台の下にまでつたって落ちるほどの量だったのです」。

修道士はその血を採取し、地元のセント・ジョセフ病院に検査を依頼した。その結果、血液は B+ve 型であることが判明した。

今も続く訪問者たちと信仰者たちは、マリア像の前で祈りを続けている。






次は、米国ルイジアナ州で「額から血を流す聖母マリア像」のニュースです。
最初に報じたのは米国の ABC ニュースでした。





Faithful flock to witness 'bleeding' Mother Mary statue in Louisiana front garden
Daily Mail 2012.07.17

信仰者たちが目撃した「聖母マリア像の流血」

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米国ルイジアナ州の信仰者たちは、現在、聖母マリア像の前で祈りを続けている。そのマリア像は、バトン・ルージュ地区にある一般家庭にあるもので、その聖母マリアが「こめかみから出血」をはじめたのだ。

最初に気づいたのは家の持ち主のハイ・グエンさんだった。それを見たグエンさんの娘は、「神様が聖母マリア像を通じて、私たちに何かメッセージを伝えてくださっているのだわ」と思ったとABCニュースに語った。

ニュースが流れた後、このマリア像を見るために多くの信仰者たちが訪れ、現在も、マリア像の前での祈りが続いている。グエンさんは、お祈りをする人たちのために像が見えるよう庭を開放している。



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▲ マリア像に祈り続ける住民たち。



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▲ このマリア像は子どもを抱いている。

地元のキリスト教会の聖職者は、マリア像から出たこの物質が何かということを確認するために、像の額からその液体を採取した。


ルイジアナ大学の宗教学教授は、「このマリア像を見つめることが信仰の意志を示すものとなるだろう」と CNN に述べた。






あとの2つはリンクと概略だけをご紹介しておきます。


Vandals decapitate Virgin Mary statue at convent
Vancouver 24hrs (カナダ) 2012.07.14

カナダ: 心ない破壊者により修道院の聖母マリア像の首が切り落とされる

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カナダ南東部にあるカルガリー修道院にある神聖な聖母マリア像の首が何者かにより切り落とされ、修道女たちは打ちひしがれている。ルルド像と呼ばれるその聖母マリア像は、7月19日の深夜に何者かにより首が切り取られ、そして、像の腕の部分が折られていた。

警察が現在、捜査を進めているが、修道女たちは「どうして私たちのマリア様にこんなことをするのでしょう」と嘆き悲しんでいるという。


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Faithful see image of Virgin Mary in tree
AP 通信 2012.07.17

米国: ニュージャージー州の街路樹に聖母マリア像が浮かび上がる

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ニュージャージー州で、街路樹に聖母マリア像のような模様が浮かび上がり、信心深い人々がその街路樹に集まっている。

この模様が世界的に有名なメキシコの「グアダルーペの聖母」と似ているという人もいて、柵で保護されて花に囲まれた街路樹には多くの人々が訪れ、十字を切り、祈り、そして泣いている人たちの姿もあった。






以上です。ちなみに、こういう事例は(人為的に行われるものも含めて)連続する傾向にあります。

最後の報道にある グアダルーペの聖母 というのは下のような聖母像だそうです。

200px-Matka_Boza_z_Guadalupe.jpg

この聖母は、Wikipedia によりますと、


グアダルーペの聖母はカトリック教会が公認している聖母の出現潭の一つであり、メキシコで最も敬愛されている宗教的シンボルである。


とのこと。
1531年にメキシコに現れたとされているものだそうです。

やはり、過去記事でも取り上げたような「キリストの象徴としてのペリカンの大量死」というものが起きていたりする現状では、マリア様が血の涙を流し始めることも、あるいはまだまだ続くような気もします。

個人的にも、若い時から二度くらいだったか、マリア様「みたいな形」を見たことがあって、キリスト教徒でも何でもない私がマリア像のニュースに興味を持つのは、その意味もあります。