2012年08月17日



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睡眠障害が地球レベルで拡大していることがイングランドの大学の大規模な調査で判明



bangladesh-rural.jpg

▲ バングラデシュの田舎の風景。英国ウォーリック大学がおこなった大規模調査は、睡眠障害とは無縁のような、このような光景のバングラデシュの田舎(都市部ではないという意味)が、世界で最悪の睡眠障害の発生率を持っていることを示しました。






 



かつてウェブボットを読ませていただいていた時に、「世界的な睡眠障害が広がる」という内容の予測の記述がありました。
2009年の春頃のウェブボットです。

その記事に私は当時大変に興味を持ったのですが、その理由は、当時、私自身に深刻な睡眠障害が続いていたからでした。

今から3年以上前ですが、あれを睡眠障害と言っていいのかどうかわからないのですが、「何時に眠りについても、毎日同じ時間(深夜)に目覚めてしまう」ということになっていて、正直かなり疲れていました。

その頃書いていたブログ(クレアなひとときのこちらの記事など)にもちょっと書いたりしたこともあったのですが、今はもう忘れてしまいましたので、その記事(当時はコメント欄もありましたので、当時のコメントもそのままです)から、当時の私の様子を転載しますと、


(自分の睡眠の問題について)ここ数日の自分を観察していますと、漠然と「夜中に目が覚める」というより、1時55分に目が覚めて、そこでうまく再度眠れても、次は2時55分に目覚める、というように、目覚める時間がわりと決まっているようです。

2時55分の場合は少なくとも朝5時くらいまでは再び眠ることができません。周囲の他の睡眠障害の人たちもそのようですが、就寝の時間はあまり関係ありません。午後9時に寝ても夜1時に寝ても、大体同じ時間に目覚めます。



とありました。

この問題は、つまり、「場合によっては1日1時間くらいしか眠れない日が続いていた」ということになって、どのくらい続いたのか正確なところは覚えていませんが、数ヶ月とか半年とか、そういうレベルで続いていたように思います。うちの奥様などもやや心配げな感じでした。

まあ、私本人は疲れていることを除けば大した気にしてはいなかったのですけれど。

そこに、当時のウェブボットの「世界的な睡眠障害」についての予測記事があったので、とても興味を持ったということでした。

その部分を少し抜粋してみます。
2009年4月に配信されたものです。
ウェブボットは、書かれてある予測年代とか予測日時は気にしないで読むほうが良いです。



ウェブボット 非対称型原語傾向分析報告書 1309 パート5
2009年4月11日配信

・世界的な規模で睡眠障害が発生する。最初は個人的な問題として見過ごされるが、多くの人々が同時に同じ問題に苦しんでいることが次第に明らかとなる。これは2009年の夏の終わりから秋にかけて明らかとなる。 この現象はこれから3年間継続するが、問題が発見されるのは2009年である。

・この現象は宇宙関連のカテゴリーに出てくる宇宙からの未知のエネルギーと関連の深い現象である。この現象はすでに始まっているが、今の時点でそれを体験しているのはもっとも敏感で繊細な人々に限定されている。その後、次第により繊細ではない多くの人々が同じ症状を体験するようになる。

・集団的な睡眠障害の現象は2009年秋の「病気」のキーワードとの関連でも現れているが、これはいわゆる病気ではなく、その原因は太陽系にある。 睡眠障害に対する薬物療法はほとんど役に立たない。むしろ睡眠障害を悪化させてしまう。





というものでした。

まあ、これらは「予言・予測」ということで、オカルト的な意味合いが強いとはいえ、それを別にしても、この「睡眠障害」というのは、日本を含めてどこの国でも大きな問題ではあるはずです。

そんな中で、先日、イングランドにあるウォーリック大学で、いわゆる発展途上国といわれる国々での睡眠に関しての大規模な調査を、複数の研究機関と合同でおこないました。この調査はこれが初めてとなるものです。

その結果、発展途上国の睡眠障害の問題も、先進国とほぼ変わらないか、国によっては、さらにひどいことが判明したという報道です。かなりの大規模調査で、信頼度は高いものと思われます。


また、西側諸国ではすでに問題となっている睡眠障害による抑うつ(うつ状態のような気分)や、強い不安感、落ち込みといった問題の率も先進国と同じレベルだということが判明したというものです。

興味深かったのは、今回の調査は特に「地方に住む人々」を対象におこなわれたのですが、

地方も都市部も睡眠障害の問題レベルは変わらない

ということがわかったりしています。

調査した国は8カ国の複数の地方で、国は、アフリカのガーナ、ケニヤ、タンザニア、南アフリカ、そして、アジアから、ベトナム、バングラデシュ、インドネシア、インドで、この中でケニヤだけは都市部の人を調査したようですが、他はすべて地方、つまり田舎です。

日本の田舎と違い、上の国々あたりの田舎となると、「本格的な田舎」のはずで、携帯もパソコンも、場合によっては、電話やテレビや街灯もないという場所も含まれるかもしれません。

つまり、人工的な光も騒音も、都市化によるストレスも、下手すると公害もあまりない。そんなところでも、「先進国と同じかそれ以上の率(ベトナムとバングラデシュは、特別に睡眠障害の率が高い)」で睡眠障害が存在しているという事実は大変に興味深かったです。


私たちが「なんとなく」不眠の原因と考えやすい都市部での生活というものは、実際には睡眠障害とはあまり関係がないのかもしれません。

考えられないほどの大自然の中で、東京等の都市部に住む人たちと同じような睡眠障害の発生率があり、それが引き起こす問題もほぼ同じだという現実。つまり、「地球の上ならどこでも同じ」という事実。上のウェブボットにある、「その原因は太陽系にある」というような感覚もあながち完全には否定できない面も感じないではないです。


ちなみに、上の記事のあるウェブボットのクリフ・ハイによる巻末エッセイが当時わりと好きでした。クリフ・ハイは(当時は2009年でした)、

2012年になっても、アセンションが起きたり、地球外生物が人類に介入したり、人類の現実感覚が変化したり・・・といったことが起きる可能性はほとんど考えられない

という内容をわりと長く書き、そして、エッセイを下のようにしめていました。


可能性がほとんどないのであれば、これからはわれわれ一人ひとりが、人々に勇気を与え人々を正しく導くことができるような本当の意味のよい人間になる努力をしなければならないだろう。

将来には大変な困難な時期が迫っている。何であれ、このような時期をやり過ごすことができるようなものがあれば結構なことだ。その意味では上のような幻想を信じるのもよいかもしれない。



ここにある「本当の意味のよい人間」ということに関しては、私はクリフ・ハイの言うようなこととは反対の考えを持ちますが、上の表現を私の考える「本当の意味のよい人間」に書き換えると、下のようになります。

「自分に勇気を与え、自分を正しく導くことができるような本当の意味のよい人間になる努力」

です。

クリフ・ハイの言う「人々に」を「自分に」と。

人類の個人ひとりひとりが完全に精神的な自立を果たせれば、本来はそれで地球は完成するはずですけれど、それがうまくいっていないのかもしれないかなあ、とか。
いつかは・・・できるんですかねえ・・・。

でも、別にできなくてもいいです。
完全を求めるのも好きじゃないので。

不完全なままの世界に生きているのが私のこの宇宙という気もします。

あまり話が脱線しないうちに、本文に入ります。

今、午後1時頃で、また暑くなってきました
昨日のようにギブアップする前に翻訳いたします。

ただただ、「ファック夏」とつぶやいています。






 


Global 'Sleeplessness Epidemic' Affects An Estimated 150 Million In Developing World
Nano Patents and Innovations 2012.08.01


世界的な『不眠の流行』が、発展途上国の約1億5000万人の人々に影響を与えている


発展途上国の睡眠に関しての問題のレベルは、いわゆる先進諸国で睡眠障害と共に見られる不安や抑うつの増加などの問題と類似している。

英国ウォーリック大学の医科大学によるアフリカとアジア地域の睡眠の問題に関しての初めての分析では、約1億5千万人の成人が発展途上国の全域にわたって、睡眠に関しての問題で苦しんでいることが明らかになった。



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▲ 調査結果のグラフ。数字の単位はパーセント。



ウォーリック医科大学の調査では、調査をおこなった国々の人口の 16.6パーセントに、不眠症や他の深刻な睡眠障害があることがわかった。

西側諸国の例では、米国とカナダでおこなわれた同様の調査で、成人の人口の全体の 20パーセント近くに同様の睡眠障害があることがわかっている。

南アフリカのヴィトヴァーテルスラント大学と、ガーナの研究所インデプス・ネットワーク( INDEPTH Network )の研究者を含む調査チームは、ガーナ、タンザニア、南アフリカ、そして、インド、バングラデシュ、ベトナム、インドネシアのそれぞれの地方に住んでいる人々、さらにケニアの都市部に住む成人のうちから、50歳以上の 24,434人の成人女性と、19,501人の成人男性を調査対象とした。

調査チームは、睡眠の問題と人口統計学による社会的実態(生活の質、身体の健康、精神状態など)の潜在的な関係を調べた。その結果、睡眠の問題による強い不安と抑うつ傾向は、先進国で見られる傾向を映した。

国別で様々なバリエーションがあることも判明した。

西洋諸国の不眠の率を上回っていた、バングラデシュ、南アフリカ、そして、ベトナムでは、これらの国の睡眠障害の問題のレベルは非常に高かった。

しかし、インドとインドネシアでは、睡眠問題のレベルは比較的低かった。

また、研究では、睡眠問題の高い率は、女性と、そして高い年齢層で多く見られ、また高収入者のほうが睡眠の問題は大きい。

研究をまとめたウォーリック医科大学のサヴェリオ・ストレンジズ博士は、以下のように言う。

「発展途上国の睡眠問題のレベルが、それまで考えられていたよりはるかに高いことを私たちの調査は示します。これらの睡眠障害の問題が、女性や高年齢者たちの公衆衛生の問題と関連する可能性もあります。また、今回の調査を受けた人々の大部分は地方に住んでいる人々で、つまり、都市化が睡眠問題と関係しているというようなことはないようです」。


また、博士は国別の睡眠障害に差については以下のように述べた。

「分析でわかったのは、国による睡眠障害の率の著しい違いでした。たとえば、バングラデシュは睡眠問題が最も高い率で見られた国で、女性の 43.9パーセントで睡眠の問題が見られ、これは先進諸国の率の倍あります。バングラデシュは、男性においても 23.6パーセントの率で睡眠問題が見られ、これも大変に高い数値です。そして、そのバングラデシュでは、高い不安とうつ状態の発生率が見られました」。

この研究結果は、学術誌『ザ・ジャーナル・スリープ ( The journal Sleep )』に掲載される。