2012年08月29日



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フリーメイソンと高知に導かれて Google Earth 上で北緯 33度の旅をする



33rd.jpeg


ロシアのプラウダには、「よく読まれている記事」のランキングが最初にあります。最近のプラウダの記事は、政治的な話が非常に多く、ランキングもそのようなものばかりなのですが、昨日そのランキングを見た時に「ん?」と思いました。

下がそのアクセスランキングです。

ranking-pravda.png


となっていて、2位以下は日本語にすると、

2 イランでの戦争という言葉
3 ロシアの潜水艦が米国に察知されずに米国沿岸で訓練
4 シリアへの攻撃から一歩引くオバマ
5 バラクとディヴィッドは悪魔のコンビ


という感じの並びで、政治的かつ反米系の記事が並びます。

ちなみに、2位にある潜水艦の話は「ロシアの声」で、短い日本語の記事にもなっていますが、他の報道ではあまりふれられていないようですので、短くご紹介します。


見えない潜水艦
ロシアの声 2012.08.26

国際法に反することなく、ロシアの潜水艦が訓練の枠内で、提起された課題を米国沿岸で成功裏に遂行した。長距離巡航ミサイルを搭載したこの潜水艦は、ひと月、メキシコ湾水域を航行していたが、発見されたのは、潜水艦が水域を去った時だった。これは米国の政治ニュース専門サイトが、匿名の米国防総省高官の話として伝えたもの。

ロシアの多目的潜水艦プロジェクト971「シシューカ(カマスの意味)」は、今年の6月から7月にかけて数週間、米国沿岸をパトロールした。この潜水艦は、米国の海岸のすぐ近くを航行したが、米国の衛星もソナー・センサーも、これをとらえる事は出来なかった。彼らが潜水艦の存在にやっと気が付いたのは、「シシューカ(カマス)」がその「尾っぽ」を彼らに見せた時だった。



さて、このような政治的なニュースが並ぶ中、上のランキングの1位のニュースの見出しは、文字だけ読んでも意味がよくわからないのです。意味としては、「神秘主義と北緯 33度上での災い」というタイトルです。「?」と思って本文を読むと、それはフリーメイソンやイルミナティなどと関係する話で、一種の陰謀論に関してのものなのでした。

「33」という数はフリーメーソンと関係しているそうなのですが、世界中の「北緯33度」の場所で米国中心の災いが多いという話を歴史と共に書いてあります。

北緯33度というのは、下の図の中央のラインのあたりです。

33rd_parallel.gif


北緯33度線は、日本を起点にすると、四国の高知、九州の長崎を通り、中国大陸を横断。その後、パキスタン、イラク、シリア、リビア、レバノンなどを通り、大西洋の上を通ってアメリカのサウスカロライナ州から、西のロサンゼルスのあたりに抜けて太平洋に至り、そこからまた四国に戻るラインです。

このあたりは、記事の一番下に、Google Earth での図を載せておきます。
途中、バミューダ海域なんてのも通過していて、なかなか興味深いです。



北緯 33度近辺に確かに存在する血の歴史


いずれにしても、ややオカルトがかった記事がプラウダで1位ということに興味が湧きました。読んでみましたら、意外に興味深いことが書かれてあり、さらにそれに付随して「私個人」に関しての今回の記事との「なくとなく興味深い関わり」があり、そういうこともあり、ご紹介しようと思います。

興味深いと思ったのは、以下の点などです。

・第二次大戦中に原爆が落とされた長崎の緯度と、その原爆を開発製造して核実験もおこなった米国ロスアラモス研究所の緯度は共に北緯33度で同じ。

・ここ数年、米国を中心にして波乱に巻き込まれている国や首都の多くが 33度線上にある(リビアのトリポリ、イラクのバクダッド、シリアのダマスカスなど)。

・19世紀のフランスの作家アレクサンドル・デュマは、フランス革命を参考に 200年後の現在の「国際軍」を忠実に再現した小説を書いた。


というようなことです。

ただし、その後、私自身で Google Earth で検証してみましたら、ロスアラモス研究所そのものは北緯35度の位置です。かつて核実験場があったロスアラモスの砂漠全体を含めると、その中に33度線があるようです。


los-alamos.jpg

▲ 米国ニューメキシコ州にあったロスアラモスの跡地の現在。広島と長崎に落とされた原爆の核実験がここで 1945年に行われました。


私は今回、 Google Earth を使って、実際に「世界の北緯33度」を旅してみました。そして、それと共にわかった「自分と 北緯33度の関わり」についても今回はじめて知りましたが、全体的に娯楽的な内容が多いので、今回は、プラウダの記事の翻訳を先に載せます。

記事中に出てくる人物などで、上のフランスの作家のデュマなども含めて、私が初め知る名前の人も多かったので、最初に説明を抜粋しておきます。すべて Wikipedia からのものです。



    パイク将軍(アルバート・パイク)

アルバート・パイク(1809年 - 1891年)は、南北戦争時の南部連合の将軍。秘密結社フリーメイソンに所属していたと言われている。「メイソンの黒い教皇」とも呼ばれている。古代や東洋の神秘主義を研究して、構成員を増やした。


    アレクサンドル・デュマ

アレクサンドル・デュマ(1802年 - 1870年)は、フランスの小説家。父は、黒人と白人が混血した、いわゆるクレオールである。父同様、黒人奴隷の子孫として人種差別を受けたデュマは、政治的には共和主義・自由主義の立場に立ち、社会改革にも取り組んだ。


    フリーメーソン

フリーメーソンは、16世紀後半から17世紀初頭に、判然としない起源から起きた友愛結社。現在多様な形で全世界に存在し、その会員数は600万人に上り、うち15万人はスコットランド・グランドロッジならびにアイルランド・グランドロッジの管区下に、25万人は英連邦グランドロッジに、200万人は米国のグランドロッジに所属している。



ここからプラウダの記事です。



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The mysticism and curse of 33rd parallel
Pravda (ロシア) 2012.08.27


神秘主義と、北緯33度上の災い


これは一般に知ることは難しいことかもしれないが、確かに北緯 33度は、現代の社会の中で非常に大きな役割を演じている。

たとえば、そこにある地としては、ケネディ大統領暗殺の地ダラス(米国)だったり、「アラブの春」と呼ばれる状況が始まったトリポリ(リビア)だったり、また、バクダッド(イラク)、そして、ダマスカス(シリア)、カシミール(インド)、チベット、長崎(日本)が含まれる。これらはすべて北緯33度上にある。

これらは超自然的な力が 33という数字に重要性を与えている偶然の一致なのだろうか。

そこで、世界地図を見てみてほしい。

そして、パイク将軍(南北戦争時の南部連合の将軍)とグリーンノート(現在のドル紙幣)の国、つまり、アメリカから世界に向かって 33度線の重要性を確認してみてほしい。

アメリカはダラスから始まるが、世界地図で他の国の 33度線の上を見ていくと、リビアのトリポリが見つかる。この都市は「アラブの春」で知られる。

そして、 33度線にはイラクのバクダッドがある。古くはアラビア夜話のシャハラザードで知られた国だったが、その後、この国は大量破壊兵器のストーリーで知られることになった。

さらに中東では、最貧国のひとつであるシリアのダマスカスを見つけることができる。ダマスカスは、予言者イザヤによって破壊が語られた場所だ。今、このシリアで「問題」が起きていることはご存じかと思われる。

この「フリーメーソン的な旅」を続けると、あなたは「とても静かな」アフガニスタンとインドのカシミール地方に行き着く。どちらの地も局地的な戦争と紛争で知られている。さらにその先にはチベットがあり、日本の長崎へと至る。

知人のアメリカ人によると、北米大陸上の 33度線にアリゾナ州フェニックスがあることも重要なのだという。その人物によれば、フェニックスはレバノンや古代のフェニキア人と繋がっているのだという。

この「 33」の数字の意味は、フリーメーソンの階級の中で最も高い階層を示す。

これは 11と 22を足したものであり、そして、宇宙とスピリチュアルの王が満たされている「ダンテの神曲」の数でもある。

これらのすべては歴史の中の新しい世界秩序(New World Order)のキーナンバーだ。

アメリカの歴史の中でも非常に「神々しい大統領」として知られるジョージ・H・ブッシュが、石油メジャーと、そしてヨーロッパの社会党(フリーメーソンの上位階級にいたフランスのミッテラン元大統領が含まれる)と協力するという意向を示した後、西側の勢力は、戦争、戦争、また戦争という状態へ突入していったのだ。

それは、人権と民主主義という大きな大義名分の名のもとで、カダフィの処刑や、シリアの破壊、そしてバグダッドの占領も含まれる。さらには、イランも将来的に破壊される可能性もある。

ある人は「それは地獄の水(石油)を思い出す」と言う。

イルミナティの歴史。

たとえば、フランス革命は、非常に特定の政治と財政の意図と関係していた。

ここで、19世紀の偉大なフランスの作家アレクサンドル・デュマの言葉をきいてみよう。デュマは、他のどんな歴史家よりもフランス革命についてよく理解していた。

1848年の小説『ジョゼフ・バルサモ (Joseph Balsamo)』にデュマは以下の文を書いている。


「旧社会を破壊するためには 20年の歳月が必要だ。そして、新しい世界を作るためにも 20年の歳月が必要だ。それは永遠の 20秒でもある。それでも、あなたたちは『それでは長すぎる』と言う」。


デュマは、『ジョゼフ・バルサモ』で、フリーメーソンによる「人類を精算したいという欲求」を完全に解説したのだった。そして、それはブッシュ大統領が実際にその「精算」を始める 200年前に書かれたものだった。

小説は以下のように続く。


「国家の群れは巨大なひとつの軍隊を作り出す。その軍隊は、異なる時間に異なる地、異なる状況で生まれるが、しかし、その軍隊が作られた目的のために、同じ場所に到着しなければならない。彼らは、途中休止をしそうに見えても、実は絶え間なく進み続ける。彼らが撤退する時にも、その理由は敗退ではなく、他の理由のために撤退する。彼らは、立ちふさがる困難を打破するために、集合して強さを集結させる」。


こんな啓蒙思想を持つのは誰なのか?

最後に、北緯 33度には以下の事実がある。

第二次大戦で原爆が落とされた日本の長崎(県)もまた北緯33度線上にあるが、その長崎に落とした原爆を設計し、製造した米国のニューメキシコ州にあるロスアラモス国立研究所が核実験を行っていた砂漠の実験場も、同じ北緯33度線上にあるのだ。

この原爆は「北緯 33度線上を米国から日本へと運ばれた」のだった。

その時の米国の大統領はトルーマンだった。

最後に、デュマの小説から、その小説の登場人物の以下の台詞を抜粋して本稿を終える。


「私が覚醒した時、まだイルミナティだったのだが、その時、私は私自身が人類を超越した存在であることに気づいた。私は人類よりもむしろ神に近い存在だと気づいたのだ」。





(訳者注) プラウダの記事は、ここまでです。

In Deep では過去、いろいろと「数字」について書いてきたことがありましたが、この「33」という数字を気にとめたことはありませんでした。

この「33」の意味については、海外ではいろいろと説明されているサイトがありました。機会がありましたら、この「33」という数字についてご紹介したいと思います。

ところで、「北緯33度」を調べている時に、ふいにある記述に行き当たりました。



四国・高知にある「北緯33度33分33秒」の場所から


「北緯33度」で調べていて最初に飛び込んできたのが下のサイトでした。

earth-33.jpg

地球33番地公式サイトより。


「地球33番地ってなんだ?」とそのサイトを読んでみましたら、以下のようなことなのでした。
太字は原文のままです。


高知市に東経133度33分33秒、北緯33度33分33秒というユニークな地点があります。ここを愛称「地球33番地」と名付け、昭和37年5月に高知ロータリークラブが 白いモニュメントを建設しました。

緯度、経度の度、分、秒の同じ数字が12個も並ぶ地点は、全世界の陸上ではわずか10カ所(インドネシア、ナイジェリア、ギニア、リビア、ボツワナ、オーストラリア、日本、以上各1カ所、ロシア3カ所)です。 しかしそのほとんどは砂漠や大平原に位置し、容易にアクセスできず、通常の手段で行けるのは「地球33番地」だけです。



ということです。

上にある「他の緯度、経度の度、分、秒の同じ数字が並ぶ」場所の、高知以外は 33度線上ではないですので、つまり、「33が並ぶ場所は世界で高知市だけにある」ということになります。

しかし、どうして私が「高知」に反応したのか。

これは非常に個人的な話なんですが、実は私には高知の血が流れているのです。

父方の私の祖父は北海道でテキヤの親分だったんですが(二十代で引退してカタギになったそうですが)、そのおじいちゃんは明治か大正時代、十代の時に、四国の高知から「一山当てに」当時開拓中だった北海道に出て来た人でした。

そのジイサンの実家がまさに高知で、しかも、この「33番地」のあたりのはず。

ちなみに、わたくしは「岡」という名字なんですが、これはその四国のジイサンのほうの名字で、この名字がどういう名字かといいますと。


高知に多い名字より。

四国四県の中でも高知の苗字の分布は特に個性的。「岡」を含む苗字が多く、「岡林・安岡」はとくに高知を代表する苗字。「弘」を含む苗字も目立つ。



というわけで、「岡の漢字が入っている人物を見たら、高知を疑え」と言われています(疑うことはないだろ)。そして、その人には「北緯 33度の血が流れている」可能性があります。

さて、私のことはともかく、こういう流れの中で、ふと「地球の正確な 33度線上」を知りたくなりました。 Google の地図ソフト「グーグルアース」 ( Google Earth )は、正確な経緯を示すことができますので、 Google Earth を使って、33度線度上を移動してみました。

どうでもいいですが、上のテキヤのおじいちゃんがヤクザを若くしてやめた理由は「恋愛」でした。恋した相手に「ヤクザをやめるか、私の前で腹を切って死ねば結婚してあげる」と言われて(笑。相手もすごい)、テキヤをやめる決心をしたのだそう。大正時代くらいの話だと思います。その結婚の末、11人の子どもが生まれ(いくら昔でも多い)、その末っ子が私の父親で、そこから生まれたのが私でした。

感じとして、私にはこの高知のジイサンの血が隔世遺伝でかなり強く漂っています。
やることが似てる。



Google Earth の33度線上の旅


北緯33度線のラインの入った地図を再度載せておきます。

33rd_parallel.gif

それでは、日本から。

大ざっぱにいうと、日本 → 中国 → 中東 →アフリカ大陸北部 → (大西洋) → 米国 → (太平洋)ときて、また日本の四国に戻ります。

ちなみに、大西洋の 33度線にはバミューダ海域があり、オカルト気分が盛り上がります。

では、スタートします。

高知県・四万十(しまんと)

1-shiman.jpg

 

高知県・小猿島

2-kozaru.jpg

四国を出るのは、小猿島という小さな島のようです。
今回初めて知りました。

 

大分県・大入島

3-o-iri.jpg

大分県の沿岸の大入島という場所から北緯 33度は九州に入るようです。

 

長崎県・御床島

4-ontoko.jpg

ここで日本の陸地部分を出ます。
この「御床島」も初耳で、九州の中で下の「A」の場所です。

4-01-kushu.jpg

上の西に「五島」という島があります。


世界地図にザッと線を引くと韓国も入っているかと思ったのですが、地図で見ると、朝鮮半島上には 33度線はありません。次は中国大陸に入ります。

 

中国・上海近郊

5-shinghi.jpg

上海のかなり上を通っていきます。

途中、 33度線は中国大陸を横断していきますが、ほとんど町のないような場所を通っていくか、あるいは知らない地名ばかりでした。中国の次はパキスタンに入ります。

 

パキスタン・イスラマバード

6-islama.jpg


そして、上の記事にもありましたが、大量破壊兵器を理由に侵攻されたイラクに入ります。

 

イラク・バクダッド

7-bagdad.jpg


次がちょっと面白いと思ったのですが、北緯 33度線は、「エルサレムとベイルートのちょうど中間あたり」を通っていきます。その前に上の記事にあったシリアのダマスカスの領域を通ります。

 

エルサレムとベイルートの中間

8-reb.jpg


ちなみに、レバノンという場所はもともと、フェニキア人という人たちがいたところのようで、この「フェニキア」という言葉と、米国の「フェニックス」という地名が関係しているのだそう。
米国のフェニックスも 33度線上にあります。

 

モロッコ・カサブランカ

9-casa.jpg

映画『カサブランカ』が正しいのなら、ここは第2次大戦中、ドイツに占領されたヨーロッパからアメリカへ脱出する際の待避所となっていたようです。

 

大西洋上のバミューダ諸島

10-bamuda.jpg

飛行機が消えちゃうという伝説のある「バミューダトライアングル」の一端のバミューダ諸島は、見事に北緯 33度線上にあります。


そして、アメリカへ。
アメリカへはサウスカロライナ州というところから入ります。

 

米国サウスカロライナ州

11-sc.jpg

途中、テキサス州などを通過して、西はカリフォルニアから 33度線は抜けていきます。

 

米国カリフォルニア州ロサンゼルス近郊ソラーナ・ビーチ

12-sol.jpg

そういえば、数日前から、このあたりで群発地震が続いています。

詳しくは、

米国のカリフォルニアで突如始まった激しい群発地震
 地球の記録 2012年08月27日

などにあります。

そして、太平洋を通って、 33度線はまた四国に戻ります。


上の地図で思うのは、仮に、プラウダの記者の書いている通りに、33度線上の場所に意味があって、それが「関係している」とすると、都市部だけで結べば、「世界」というより下の関係だけが浮かび上がります。

 九州と四国 = 中東 = アメリカ

中東という括りは大ざっぱですが、上のイラク、シリア、イスラエル、ガザ地区、リビアなど近年話題になる場所を含んでいるということで、大ざっぱにしてみました。

「アメリカ」という括りも大ざっぱですが、しかし、33度線は「主要都市部を線にしてアメリカ合衆国を2つに分断している」ことがわかります。

33-usa.jpg

上の地図の赤い線が33度線で、近辺には、象徴的な都市が多いという気もいたします。

今回のことを別にしても、数字には確かに魅力やら魔力があります。
過去の数字に関しての記事をリンクしておきます。

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[数字と世界の関係]に関連した過去記事:

十字を描く古代インド数字「4」を巡る旅
2011年09月15日




般若の中で666に囲まれる富士山
2012年02月03日



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