2012年11月27日



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「太陽からの未知のエネルギー」が地球の科学的測定での年齢(放射性崩壊の減衰率)を変化させている





▲ いまだに知られていない「太陽の未知の粒子」が地球の放射性崩壊に影響を与えているのかもしれません。
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すべての歴史の拠り所となっていた近代科学の「放射性炭素での年代測定」

今回は 2010年の米国スタンフォード大学のニュースをご紹介します。これは最近になって話題となっているニュースで、「太陽活動が地球の放射性崩壊に影響を与えている可能性」を示したというものです。


毎日の歴史や考古学の報道でも、またこの In Deep の記事でも「〇〇万年前に××が起きた」などの古代の話や、推定的な年代の記述が出ることは多いです。

それらの多くは現代の科学での年代測定を拠り所にしています。

いくつもある年代測定法の中で代表的なものが、「放射性炭素」というものを測定するもので、特に今では炭素14というものの「半減期」というものを測定することがとても多いです。

c14-5730.jpg

▲ 炭素14 の原子は 5730年ごとに規則正しく半減していくので、それを測定して過去の物体の年代を測定する。上の図は炭素14年代法と邪馬台国論争より。


これらの説明は、私が説明しても間違うので、この「放射性炭素の測定」とはどんなものかというのを、縄文の記憶という縄文の研究サイトの説明から下に抜粋します。


放射性炭素(炭素14)で年代を測る

地球には、宇宙線が降り注いでいますが、これがはるか上空の空気と衝突して中性子と呼ばれる微粒子が出来ます。さらに、この中性子が空気の中にある窒素原子と衝突して、炭素14原子が生成するのです。炭素14原子は、まわりの酸素と結びついて二酸化炭素となり、普通の二酸化炭素と一緒に大気中に拡散していきます。

炭素14は、放射性炭素とも呼ばれ、電子を放出し、壊れて窒素14原子に変わります。この現象は、極めて規則的に起こり、1万個の炭素14原子があると、その数が半分の5千個になるのに、5730年かかることが知られています(この時間を、半減期と呼び、炭素14の半減期は5730±40年です)。つまり、非常に正確な時計の役割を果たすことが出来るのです。



さて、上の部分の最も重要な部分である、


> 炭素14の半減期は5730年


> 正確な時計の役割を果たすことが出来る


という原則が崩壊した場合、これまでの物理学や地質学でおこなわれてきた様々な年代測定は「根本から崩壊する」ことになります。

今回の話は、「それが太陽活動のサイクルと共に何度も起き続けていたのかもしれない」という話です。


放射性炭素の年代測定の理論の揺らぎは、この世の「科学的年代測定の崩壊」というかなりショッキングな可能性にもつながる話でもあります。

もし仮に、放射性炭素の測定が確実なものでないとした場合、化石の年代も、古代の土器も、地質から見た過去の地球も、過去の宇宙も、古代の建築物や、残された遺跡の文化などの、ほぼあらゆるジャンルにおいて、年代が崩壊する可能性があります

しかも、「それなら誤差を訂正しながら測定すればいい」という話にもなるかもしれないのですが、「過去の太陽活動との相関関係がわからない以上は誤差も導き出せない」かと思います。

たとえば、


「この土器は測定により約1万2千年前のものと出ました。誤差は 1000億年から 150兆年くらいです」


というようなことだと、学問になりにくい。


私のこのブログにも「放射性炭素の測定を拠り所とした内容の記事」はたくさんあります。仮に放射性炭素の年代測定という方法論が崩壊すると、どのようなことが起きるかというと・・・。

たとえば、最近の記事で、グリーンランドの氷床の放射性炭素の測定から導き出された「41000年前の地球でのポールシフト」に関してのドイツ地球科学研究センターの記事をご紹介した、

ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明
 2012年10月18日

などは、まずは「 41000年前」という年代が崩壊すると同時に、その「期間」というものも崩壊します。ただ、上の記事では炭素14ではなく、放射性ベリリウム(10Be)というものの測定によりますので、多少事情は違うかもしれないです。




もともと存在した「放射性炭素の安定度への懐疑」

ところで、昨年の記事に、

「地球の年齢がわからない」: ミシガン工科大学の調査が地質学に与えるショック
 2011年11月26日

というものがありました。

記事そのものは、ミシガン工科大学の研究者たちによる地球の年齢の測定結果に関してのものですが、その前振りで「さまざまな地球の年齢の説」というものを取り上げたことがあります。

今の科学や地質学での一般的な地球の年齢は以下の表のようになっています。




地球は 46億年ほど前に誕生したというようなことになっているということです。

しかし、この「 46億年」という年齢の根拠は「それほどガチではない」ということに気づきます。

放射性炭素を含めて、物理的な観点からの測定で「地球が46億年」と出るものは、炭素、ルビジウム、カリウムなどがあります。


しかし、たとえば、ウランから測定すると、地球の年齢は 200億年以上と年代は大きくなるし、逆に、ヘリウムというものからの測定では、地球の年齢は 17万5000年と出るそうです。

17万5000年前くらいだと、ちょうど、ミトコンドリア・イブといわれるような現代の人類の祖先たちが地球に現れた頃だと思われ、「地球ができたと同時に人類も現れた」というような話になりかねない。

ところで、この「ミトコンドリアイブ」と呼ばれるような私たちの祖先などを含めた人間の年代測定はどのようなものかというと、放射性崩壊などの測定とは違ったものがなされているようです。

これらは、人間のミトコンドリアの中にある「ミトコンドリア DNA 」というものを解析し、それには、「分子時計」と呼ばれる年代測定法がつかわれているようです。

もっとも、これも年代測定の根拠は科学的「推定」ですが。


分子時計 - Wikipedia より

分子時計とは、生物間の分子的な違いを比較し、進化過程で分岐した年代を推定したものの仮説。分子進化時計とも呼ばれることがある。



地球の年齢には科学もオカルトを含めて、他にも数々の説や理論があり、以下のようなものがあります。



さまざまな「地球の年齢」

・宇宙塵への制動効果(ポインティング=ロバートソン効果)による測定では地球の歴史は 10万年

・月と地球での「宇宙塵の堆積量の比較」では、地球の歴史は 5000年から6000年程度にしかならない

・彗星の存在から考えると「太陽系」自身の寿命が10万年以内

・放射能崩壊を大気中のヘリウムとの関係で考えると、地球の年齢は長くて1万年

・海の炭酸塩の存在の最大の上限が10万年(つまり地球の年齢の上限は10万年)





と、実は「地球の歴史は非常に短い」と出る測定結果が多いということはあるようです。

このような様々な「万難」を排しつつ、地球は現在の主流の理論である「46億歳という、きわめて根拠の曖昧な確定の中」で漂っています。


いずれにしても、

地球の過去

というものに関して、近いうちに大きな意味での「再考」というものの時期が訪れる可能性はあります。


それでは、今回の記事です。




The strange case of solar flares and radioactive elements
スタンフォード大学 ニュース (米国) 2010.08.23


太陽フレアと放射性元素の奇妙なケース


solarflare-2006-12.jpg

▲ 2006年12月5日の太陽フレア。NASA / サイエンスニュースより。


スタンフォード大学とパデュー大学の研究者たちは、地球上の放射性元素と、フレアなどの太陽活動との間に奇妙な関係性があることを発見した。これは、あるいは、物理学の仮定を一部書き換えてしまうことになる可能性のある調査となるかもしれない。


大学の研究室にあるいくつかの物質の放射性崩壊が、地球から約1億5千万キロメートルも離れた場所にある太陽の活動から影響を受けている可能性を示した。

そんなことがあり得るのだろうか?

スタンフォード大学の研究者たちはそれはあり得ることだと考えているが、しかし、それがどのような原理で起きるのかということについては、謎のままだ。

あるいは、太陽から放射される「未知の粒子」によって、これがなされているという、ごく小さな可能性もある。



不定を示した半減期

「放射性物質の半減期」というものは世界中の物理の学習で定数として教えられるものであり、つまり、この概念は物理の法則の中でも不変のものとして扱われてきているものだ。

現在の科学界では、炭素14の測定により、古代の遺跡などの年代の測定に用いられている他、ガン治療で患者に照射する放射線の適量を決定する目安ともなる。

ところが、パデュー大学の物理学者エフライム・フィッシュバック博士によって、予想もしなかった疑問が提示されたのだ。

研究者たちは、物質の核の崩壊の乱数に興味を持ち研究していた。

フィッシュバック博士が同位元素の放射性崩壊の率を調べていた時、その半減期について、想定されていた定数ではない奇妙な異変を発見したのだ。

さらに、アメリカのブルックヘブン国立研究所で集められたデータを調べていた博士たち研究チームは、驚くべき「何か」に出くわした。

それは、シリコン 32とラジウム 226の半減期が、季節により変動していることを発見したのだ。半減期は、夏より冬にやや速かった。

博士は以下のように述べる。

「私たちは全員、半減期は一定であるものと思ってきていたわけで、この結果は実験上での間違いだと思って増した」。



太陽に話しかけられて

2006年12月13日に、太陽フレアが地球に向かって粒子や放射線を放出した際に、その太陽自身がこの謎についての重要な手がかりを提供した。

その日、パデュー大学の原子エンジニアのジェア・ジェンキンス氏は、マンガン54の減衰率を測定していた。その結果、太陽フレアの起きた前日と、フレア発生後に違いがあることを見つけた。太陽フレア発生後に半減率がやや低下したのだ。

ジェンキンス氏の測定結果は、太陽フレアと減衰率との間に明らかな関係があることを示すが、しかし、太陽フレアの「何が」そのような効果を遠い地球にまで送ることができるのだろうか。

ジェンキンス氏とフィッシュバック博士は、この原因を太陽からのニュートリノではないかと推測している。しかし、ニュートリノが放射性物質の減衰率に影響を与えるという相互作用を持つのかどうかはまったくわかっていない。

フィッシュバック博士は以下のように述べた。

「その物質がニュートリノでない場合は、それは私たちがいまだに知らない未知の物質で、それが太陽から放射されて地球にまで影響を与えている可能性もあるのかもしれません」。