この数百年くらいの間で「地球から最も巨大に見える」彗星アイソンは2013年に地球から何度も目撃されると思われます。上はコンピュータシミュレーションで作られた2013年11月29日の夕暮れ前の様子。 waiting for ison より。
人類も環境も含めた「本質的な人類の変化」が始まる可能性が高い2013年が始まりました
今日は特別な記事を書くつもりではないのですが、私は2013年になってやはり書こうと思っていたことがあります。
それは、この 2013年からの数年間が、現代人類が「生命としての精神の独立」を果たせるかどうかの最後の機会としての時期だと考えるからです。
それがどうしてかということはおいおいと記していきたいと思いますが、まず第一に、昨年、多く書いた記事に、「彗星の爆撃の時代が近いうちに始まる可能性が高い」ということがあります。これは NASA のジェット推進研究所の彗星の軌道などを見ていても、上の予想図を載せたアイソンという彗星を筆頭に、この数百年以上誰も見たこともないような巨大な彗星が地球の軌道近くまでにやってきます。
そして、このアイソン、ただ単に「大きく見えるだけではなく、太陽に極めて近いコースを通っていくと予測されています。
▲ NASA のジェット推進研究所のシミュレーションによるアイソンが 2013年 11月に描くと考えられる軌道。
上のコースだと、この巨大な彗星が「太陽に影響を与える」という可能性があります。場合によると太陽に突っ込んでいくコースを取る可能性もあります。
これに関しては、年末のアメリカのフォーブス誌でも「電磁バルスによるアルマゲドン」に関しての特集を組んでいたほどでした。
▲ フォーブス 2012年11月30日号より。タイトルは「太陽接近型彗星が、電磁気のアルマゲドン(終末)を起こす」とあります。
この「電磁気のアルマゲドン」という言葉はあまり耳にされたことがないかもしれませんが、原理としては、今まで In Deep でも何度かふれたことのあります、
・巨大な太陽フレアなどによる磁気嵐による影響
・EMP (核使用の電磁パルス兵器)による攻撃での影響
と、ほぼ同じようなものと考えていいと思います。
だからこそ、フォーブスで「アルマゲドン」などという大げさな表現を使っているのだと思います。その原因が太陽であれ、 EMP であれ、彗星であれ、電磁アルマゲドンとは地球に下のような状態が現れることです。
・電力送電網のクラッシュによる完全な停電
・通信システムの崩壊
・放送網(テレビ、ラジオ)の崩壊
・インターネットシステムのシャットダウン
・電気システムに頼るインフラの停止
・コンピュータシステムの停止
・移動手段(車、電車等)の停止
・コンピュータに依存する軍事システムの停止
・コンピュータに依存する政治システムの停止
・コンピュータに依存する医療システムの停止
・移動手段とコンピュータに依存する物流の停止
・通信システムの崩壊
・放送網(テレビ、ラジオ)の崩壊
・インターネットシステムのシャットダウン
・電気システムに頼るインフラの停止
・コンピュータシステムの停止
・移動手段(車、電車等)の停止
・コンピュータに依存する軍事システムの停止
・コンピュータに依存する政治システムの停止
・コンピュータに依存する医療システムの停止
・移動手段とコンピュータに依存する物流の停止
これらのことはわりと簡単に起きてしまうということが、最近ではよく研究されてわかってきています。
上の太陽フレアや CME (太陽からコロナの放出)について、あるいは EMP については、下に過去記事をいくつかリンクしておきますので、ご存じない方はお読み下さると幸いです。
「地球上から近代文明が消える」という表現の状態がいとも簡単に起きる可能性があることがわかります。
太陽フレアや CME の地球の磁気や磁場への影響
・アメリカ国立科学財団が太陽CMEによるテクノロジー破壊を警告
2010年03月20日
・1859年の規模の「超」太陽嵐がもし現代の世の中に発生したら
2010年10月20日
・「狂った太陽」: かつて見たことのない巨大な太陽面の爆発が発生
2012年11月18日
EMP攻撃
・北朝鮮はスーパーEMP兵器を完成させたのか?
2011年06月27日
・「 EMP 攻撃シミュレーション」だったとすると完全な成功を収めたように見える北朝鮮のミサイル実験
2012年04月17日
しかし、この「巨大彗星が地球に接近したり、あるいは大きな影響を及ぼすかもしれない」ということは、単に「破滅的災害ではない」ということは、このブログを少し前から読んでいただいている方ならわかっていただけるのではないでしょうか。
そのことを少し書かせていだきます。
破局がやってくるのではなく、新しいサイクルのひとつが始まる
フレッド・ホイル博士をはじめとした現代のパンスペミア説の学者たちのほぼ総合した意見として「彗星が宇宙で生命(あるいは DNA 、アミノ酸)を運んでいる」というものがあり、そして、これは実際には実験、研究で実証されているといっていい部分にに近いところにまで来ていることがあります。
そのあたりの過去記事は多いですが、3つほどリンクしておきます。
・フレッド・ホイルさんの霊に捧げる:インドに降った赤い雨の中の細胞が 121度の温度の下で繁殖し、銀河にある光と同じ光線スペクトルを発した
2010年09月07日
・国立天文台が地球上の生命の素材となるアミノ酸が宇宙から飛来した証拠を発見
2010年04月07日
・「良い時代と悪い時代」(3): 2013年の巨大彗星アイソンのこと。そして宇宙から地球に降り続ける生命のこと
2012年10月11日
「彗星の衝突」の意味は「小惑星の衝突」の意味とはまるで違う
最近、小惑星の地球への衝突についての科学記事などをよく目にします。
下のような動画もよく見ます。
小惑星の衝突みたいなことは、それはそれでまあ、過去にもあったことでしょうが、小惑星の地球への衝突と彗星の地球への衝突は意味が全然違います。
つまり、彗星の衝突は上のようなことが起きるというだけの意味ではなく、もっと大きな意味を持つと、少なくとも私はそう考えています。
確かに小惑星の衝突は上の動画のように、壊滅的な災害を地球に与える(だけ)が主でしょうが、彗星はそうではなく、「地球の生命を刷新する」はずです。
それは彗星自体が生命の塊である可能性が高いことが、様々な研究機関の検証でわかってきているからです。生命の塊といっても、微生物とか DNA 、あるいはアミノ酸などかもしれないですが、いずれにしても、彗星はそのような「生命の球として宇宙を周回している」というものだと考えられるのです。
大量絶滅も、それは生命の刷新へのサイクルとして必要なものだった
過去の地球で「大絶滅が何度か起きていた」ことを私たちは学習したりしました。たとえば、それは Wikipediaによれば、少なくとも地球の生物の大半が消えてしまうような大量絶滅が五度起きたといわれています。
最後は約 6500万年前の恐竜の絶滅ですが、その前にもあらゆる微生物などの生物が「完全に地球から消える」ということを経験しています。原因はそれぞれの大量絶滅について今でも確定していないことが多いですが、しかし、原因はどうでもいいです。
とにかく、「地球の70〜95パーセントの地球の生き物いなくなった」ということが何度かあった。
しかし・・・・・・・。
今、私たちはどこにいますか?
その「すべて絶滅したと思われた地球」に私たちは生きています。
そして、多分ですけれど、先代の様々な大量絶滅がなければ、今の私たちまでの生命体系にはつながらなかったはずです。つまり大量絶滅というのは、その反面で「新しい時代の始まりだった」ことは否定できません。
「新しい生命の登場」というのは、たとえば新しい DNA を持っていたり、あるいは、細胞に流入してそれを変化させるウイルスやバクテリオファージのような、「新しい地球への侵入者」によるところが大きいはずです。それをもたらすものが彗星だと「私は」思っています。
そして、その「彗星の活発な時代」が再びやってくるという予感があります。
確かに災害や、あるいは今でも天候などはムチャクチャな状態ですが、太陽活動の影響も奇妙になる可能性もあり、「過酷になる」という予測は避けられない面はあります。
しかし、私たち人類はもっともっと積極的な今の自分たちの人生で存在している意味を考える時期に来ているのかとも思います。「新しい人類を作り出す最高の踏み台のため」に宇宙に生み出された、宇宙の最高の材料が私たちだとさえ考えたこともあります。
映画『2001年宇宙の旅』では、スターチャイルドだか何だか、とにかく新しい人類が生まれますが、そういうものでなくともいいのです。
▲ スタンリー・キューブリックの『 2001年宇宙の旅』は、要するに、上の「猿人」から下の「新しい人類の子どもの誕生」までを描いたものだったとも言えます。そして、私のたちは、この写真の歴史の真ん中あたりに実際に位置している存在である可能性もあります。
いずれにしても、地球は新しい時代を迎える時期だと個人的には感じます。
そう感じる理由は「何もかも飽和している」と感じるからです。
限界。
もう発展するものも衰退するものもない。
今回は年の最初ということで、いろいろと抽象的なことも書きましたが、メディアの作り出した「2012年12月21日」という時がやっと終わり、私たちは本当の変革の時に足を踏み出した可能性があります。
再度書きますが、今までのの2、3年の自然災害などを見てもおわかりかと思いますが、今後の数年も確かに「過酷」が多いと思います。
しかし、私が先日の「あなたの中の宇宙が具現化すると思う2013年以降」という記事に、
ここから数年間くらいの環境の変動はそれくらい激しいと思います。私のようなヤワな人間が生き残れるような世界だとは思っていません。
と私自身のこととして書いたんですけど、知り合いの人からメールがあって、
むしろ生き残るのは一番弱いものでは? 今の文明が壊れるのに、今強い人が生き残れるはずない。
と書かれてありました。
「あー。そうかもなあ」などと思いました。
そういえば、年末飲んだ昔からの友人と、今年から「サバイバル・リサーチ・コミュニケーション・センター」を作ろうということにもなりまして、まあ、何をするかというと別に何もしないと思うんですけど、それでも、「生き残るため」ではなく「見るために」、サバイバル・リサーチをしていこうとは思っています。
25年くらい前に書いた演劇の脚本でしたか、私が言うセリフでしたが、
「オレは始まりを探しているんだ。終わりは・・・わかってる」
というのがありました。
その「始まり」というものがこの世には存在しない可能性があることを In Deep を書いている中で知ったりもしてきたわけですけれど、それなら「始まり」というのは「サイクルの生まれかわり」なのだと思います。
それを見るまで頑張ります。
精神の独立を宣言する
そういえば、最近の大晦日は事情でひとりで過ごすことが多くて、昨日もそうだったんですが、アイスランドの国民的な歌手ビョークの4、5年前の歌で「ディクレア・インディペンデンス」(独立宣言せよ)」という歌があり、それの「アルマゲドンバージョン」なんかを作っていました。
ちゃんとした、ディクレア・インディペンデンスのオリジナルのプロモーション・ビデオは Declare Independenceにあります。
▲ 「ディクレア・インディペンデンス」のプロモーション・ビデオの中のビョーク。
「ディクレア・インディペンデンス」は下に訳詞も載せますが、比較的、政治的な意味を感じますが、私は「2013年からの精神の独立宣言」として、今年のテーマとしたいと思います。
Declare Independence / 訳詞
独立を宣言しなさい
奴らにやらさせるのではなく自分で
自分たちの価値観を作りなさい
自分たちの言語を守りなさい
植民地主義者たちはクソだ
彼らの保護など無視しろ
あの目隠しを切り裂き
奴らの目を見開かせなさい
旗を掲げトランペットを持ち
一番高い山の頂上へ行きなさい
そこに旗を揚げなさい
独立を宣言しなさい
下のは私の作った「2013年アルマゲドン・バージョン」です。ノイズ音楽的になっちゃってますけど、何となく貼っておきます。
Declare Independence (Welcome 2013 /TDG Hell version)
それでは、皆さん、2013年から2015年くらいまで頑張りましょう。
そういえば、昨日見たのが初夢というわけではないのでしょうが、丸い惑星みたいな UFO から降りてきたお供えの餅みたいな人(宇宙人?)に、「一緒に来ないか」と言われたけれど決心がつかない夢でした。
あと、地球の表面が「メロンの皮みたいに剝けるというか割れるポイント」を地図で発見した夢を見ました。その地図の場所を思い出そうとしたんですけど、思い出せませんでした。
年始らしい夢でした。