2013年01月28日



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「青い星が次々と空に現れる2013年」:歴史的な彗星の年となるかもしれない今年はどんな年に



lemmon-comet.jpg

▲ 2012年 3月 23日に初めて観測された C/2012 F6 という彗星。「レモン彗星」( Comet Lemmon )と呼ばれています。これも今年 2013年にやってくる彗星のひとつ。米国スペースウェザーの記事より。
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蛇の年 2013年は「スネークの年」なのか「サーペントの年」なのか


イギリスのデイリーメールを見ていましたら、下のような記事を目にしました。
日本語は見出しをこちらで入れたものです。

japan-serpent.png


どうやら、父親が自分の息子を「取り憑いた蛇を追い出す」という理由で、その体を噛み続けて、最後は息子さんは死んでしまったというニュースのようです。

私は、「世も末な事件だなあ。どこの国? またナミビアかなあ」と読み出すと、いきなり「日本の岡崎市で」と記事が始まりました。上の写真の赤い線の部分です。

日本の事件かよ!

と、日本の報道を探してみますと、なかなか見つからなかったのですが、テレビ朝日の下の報道(現在はすでに消えてしまっているのでリンク先はニュース保存サイト)を見つけました。


「ヘビを取りはらうため」父にかまれて長男死亡
テレビ朝日 2013.01.19

長男にかむなどの暴行を加えたとして、愛知県岡崎市の男が逮捕されました。「長男に取りついたヘビを取りはらうためにやった」と話しています。長男はその後、死亡しました。(中略)

容疑者は、「ヘビを取りはらうためにやった」と供述しています。



実名が出ている報道ですが、複雑な事情がありそうなので、名前のあたりは割愛しました。

もともとは、死んでしまった息子さんのほうが「オレは蛇だ!」と叫んで暴れ出したのが原因ということで、いろいろと難しそうな話です。


ちなみに、上のほうに「またナミビアかなあ」と書いていますが、なんでそんなことを書いたかというと、昨年の In Deep の記事に、


正体不明の「ヘビの軍団」に襲われているナミビアの村
 2012年04月07日


というものがあり、なんとなく「蛇といえばナミビア」というように考えるようになっていました(ナミビアの人に悪いだろ)。

上の記事の翻訳部分は、


エロンゴ州にあるツブセス村の住民たちが、2011年の12月から、「見たことのない奇妙な巨大ヘビ」に苦しめられていることが明らかとなった。


という出だしで始まる記事でした。

その後どうなったのかよくわからないです。





「蛇」や「噛む」ことと関係する様々な 2013年の出来事

あと、上の岡崎の事件に出てくる噛むという系統のニュースとしては、中国で、「動物園のダチョウに襲いかかり、噛み殺してしまった男性」というものもありました。

ニュースを要約しますと、


Guy attacks an ostrich as part of elaborate suicide attempt, ultimately fails
Nanfang (中国) 2013.01.23

cam-china.jpg

雲南で男がダチョウを噛み殺す

中国雲南省の動物園で、27歳の男が、突然、ダチョウを襲撃し、そのダチョウを噛み殺してしまった。事件当時は、その檻のまわりにも、動物園に来ていた家族や子供たちがたくさんおり、その目の前で起きたことだった。その後、男は自分の手首を切った。

警察が到着した際には、男は死亡したダチョウの横で血まみれで倒れていたが、病院に搬送され、命には別状はない。男は「事件の記憶がない」と言っており、現在、精神鑑定を含めて、調査が進められている。



というようなものだったようです。

最も災難だったのは、なんだかよくわからないうちに噛み殺されてしまったダチョウだったわけですけれど、動物園の様々な動物の中で、ターゲットにしたのが、なぜダチョウだったのかというあたりも気になります(どう考えても噛んで襲うような相手ではないです)。


そして、岡崎の事件の一方のキーワードである「蛇」。


アフリカの南部にスワジランドという小さな国がありますが、そこで、「伝統的な暗黒儀式で水の中に入り水死したと思われる男性」に関してのニュースがありました。

swajiland-mp.jpg

▲ スワジランド。小さな国です。


このスワジランドあるあたりのアフリカでは、蛇、特に現地で、シブシノ( Sibusiso )と呼ばれているマンバという毒蛇は、「あの世とこの世、そして、水中と大地を結ぶ王様」だとしている信仰の一派がある模様。

記事には下のような記述があります。


Jerichos attempt to ‘resurrect’ drowned man
Times (スワジランド) 2013.1.21

復活の儀式で川で溺れた男性

家族は、川で溺れたと思われるその男性が、クフェトファサ( kwetfasa )と呼ばれる伝統的な儀式をおこなっていたことを告白した。

この伝統では、蛇は「インズズ( inzuzu )」と呼ばれ、冥界とこの世をつなぐ「王」であるとしている。また、それは水中に棲むとされている。男性は、「王の復活の儀式」のために川に入り、そのまま溺れてしまったと考えられる。



うーむ・・・。


アフリカでは最近に限らないですが、いろいろと「不思議といえば不思議なこと」が起きていて、数日前、南アフリカで洪水でワニが1万頭以上逃げたニュースは日本語でも多く記事になっていましたが、しかし、他にもいろいろなアフリカのニュースを目にします。

wani-01.jpg


たとえば、アフリカのウガンダにビクトリア湖という湖があるのですが、この湖で、実は「1年間で 5000人以上の人々が毎年命を落としている」ことがわかったニュースとか、いろいろと目を引く報道があります。

また、ジンバブエの病院で、伝説の生物「ゴブリン」に脅かされた看護師たちが、次々と辞職して、職場に復帰することを拒否し、その病院が閉鎖されたニュース。

ジンバブエの病院で「ゴブリン」が看護婦を脅かす
 ロシアの声 2013.01.19


やはり、ジンバブエですが、「呪術師の自宅で爆発が起き、呪術師を含む5人が死亡した」という事件の報道などもあります。

呪術師の自宅で爆発、5人死亡 現地では超自然現象が原因とも
 AFP 2013.01.23


上のような、カテゴライズの難しいニュースが、アフリカには多くあります。



というわけで、ちょっと逸脱してきましたが、要するに、今年は「蛇の年」なんです。

それで、考えてみると、「蛇」というのは、旧約聖書などでも、最初の人類との関係性として重大に描かれている存在であるわけで、また、昨年の In Deep でも「蛇」についてはずいぶんとふれたことがありました。

多くは、蛇の英語の綴りである「 スネーク ( Snake ) 」と、「サーペント ( serpent ) 」の違いを知りたいというような話でした。日本語の「蛇」の英語には、大きくそのふたつがあって、サーペントのほうは、辞書にはこのようにあります。


serpent

1 蛇
2 悪魔;サタン〈《聖書》創世記3:1-5;黙示録20:2
3 陰険な人, 狡猾な人, 悪意のある人
4 蛇花火
5 セルパン:蛇の形をした木管楽器
6 《天文》へび(蛇)座(Serpens)



天空のへび座のへびも snake ではなく、サタンを意味するほうの serpent なんです。


これらのことに関しては、今でもいろいろと思うこともありますが、ここまでで長くなりましたので、それらの過去記事のリンクを少し貼っておくに留めておきます。


ヘビとウロボロスとケツァルコアトルと月と太陽をめぐる旧約聖書『創世記』への疑問のようなもの
 2012年04月08日

ミレニアムの年を遠く過ぎた 2012年に振り返るハカイダーとウロボロスとケツァルコアトル
 2012年10月01日


そういえば、マヤ暦の騒動が大きかった 2012年ですが、マヤと同じメソアメリカの「アステカ文明」のアステカ神話の神様のひとりでもある農耕の神様ケツァルコアトルは、「トリとヘビの神様」だそう。



アステカ神話の文化神・農耕神であるケツァルコアトル。名前の意味は「鳥(ケツァル)」と「ヘビ(コアトル)」という由来。



・・・と、ここまで書いて、タイトルの「2013年は歴史的な彗星の年となるかもしれない」についてのことが全然出てきていないことに気づきましたので、そろそろ本題のほうにうつります。





2013年は歴史的な「巨大彗星を目撃できる年」に


まあ、つまり、そのようなヘビの年であり、また、ヘビにはいろいろな意味があるわけですけれど、その2013年が「彗星の当たり年」だということを NASA および、世界の天文学者たちが先日述べました。

冒頭にレモン彗星という彗星の写真を掲載しましたが、今年は、他にも、大きな彗星(正確には「大きく光って見える」)を多く目撃できる可能性があるということです。

昨年から彗星のことは何度も取り上げていて、昨年、

2013年の巨大彗星アイソンのこと。そして宇宙から地球に降り続ける生命のこと
 2012年10月11日

などのタイトルにもある「彗星アイソン」を含め、かつて見られないほど大きな彗星や流星群が多く見られる年になりそうです。

地球に衝突する可能性のあるものはないようですが、太陽系にこれだけたくさんの巨大彗星が次々と突入してくるのも珍しいことで、太陽系全体には何か影響がありそうな感じが個人的にはしています。

今回はそれを紹介していたオーストラリアの「インターナショナル・ビジネス・タイムス」の記事をご紹介します。上のレモン彗星とは違う2つの彗星のことについて書かれています。

記事に出てくるうち、彗星 C/2012 S1 が「彗星アイソン」です。過去記事で、この軌道を示したものがありますので、再掲しておきます。



▲ 過去記事「「良い時代と悪い時代」(3)」より、彗星アイソンの軌道。


記事に出てくる「パンスターズ」というのは、ハワイにある4台の望遠鏡で全天を観測して、様々な天体を検出する計画で、2008年に稼働が開始しています。





2013 Year of the Comets? 5 Things to Know about Comets C/2011 L4 and C/2012 S1
International Business Times (オーストラリア) 2013.01.24

2013年は「彗星の当たり年」になる? 彗星 C/2011L4 と C/2012S1 について知られている5つのことがら


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▲ クロアチアで撮影されたヘール・ポップ彗星。その下にアンドロメダ銀河 M31 が光が見える。



彗星の2013年:彗星C/2011 L4、彗星C/2012 S1

2013年に地球の空で光を放つ可能性のある2つの彗星について知っておくべき5つの事柄がある。


1. この2つの彗星は今年2013年に、地球の空でショーを作り出す可能性が高い。 これらの彗星はひとつは「 C/2011 L4」と呼ばれ、もうひとつは「 C/2012 S1」と呼ばれている。


2. 彗星 C/2011 L4は、パンスターズ / Pan-STARRS スタッフのリチャード・ウェインズコート氏によって 2011年に確認された彗星。


3. 彗星 C/2011 L4は 2013年3月10日に最も明るくなると考えられているが、南半球からの観測では、2月上旬から、その光を肉眼で見ることができると思われる。 3月10日にこの彗星が太陽の近くを通過する時、北半球からの観測でも見えるようになる。スペース・ドットコムの記事によれば、「日没ウォッチャーは夕陽のすぐ左側にこの彗星の光を見ることができる」としている。そして、この彗星は、4月上旬までその明るさを維持すると思われる。


4. 彗星C/2012 S1 (彗星アイソン / ISON )は、ベラルーシのアマチュア天文家と、国際科学光ネットワーク(ISON)の天文家の2人によって、昨年 2012年に発見された。


5. 彗星 C/2012 S1/アイソンは、太陽の極めて近くをかすめるように通るサングレーザー彗星 (Sungrazer) と呼ばれる彗星だ。 この彗星 C/2012 S1 は、可能性としては満月よりも明るく輝くことがあり得るとされている。なので、昼間にその光を見ることも可能だろう。この彗星の明るい光は 2014年 1月まで続く可能性がある。 南半球、北半球どちらでも、2013年 11月からこの彗星を見つけることができる。 そして、2013年 11月 28日に太陽に最も近くなると思われる。


彗星が太陽に近づいたときには、彗星の氷の成分が熱で蒸発するために、長い彗星の尾を作る。そして、太陽風によって気化される。 彗星には尾が常にあるために、太陽風が吹くと太陽から離れても光は拡張していく。

天文学者たちの多くは、過去にいくつか予想通りの光が見えなかったことはあるとしながらも、2013年が「彗星の年」になる可能性は高いと述べている。





(訳者注) タイトルに「青い星」という言葉を使った理由は、いつか記事にした「ホピ族の予言」というものが、脳裏のどこかにいつも浮かんでいるからかもしれません。

過去記事の、

かつてホピは「青い星が天界に現れた時に第五番目の世界が出現する」と語った
 2010年10月17日

からその部分を抜粋しておきますね。
青い星のくだりは一番最後の行の「青き星が姿を現し」です。


最初の、第一の御しるし われわれに伝えられているのはパハンナのごとき白い肌の人たちの到来。この人たちはパハンナのように生きることはなく、自分たちのものでもない大地を取りあげて、敵を稲妻で打ちのめす。

第二の御しるし たくさんの声とともに回転する車輪が訪れるのをわれわれの大地は目撃する。

第三の御しるし 大きくて長い角をつけたバッファローのような奇妙な獣が無数にこの大地にあふれかえる。

第四の御しるし 大地を縦横に走りぬける鉄の蛇たち。

第五の御しるし 巨大な蜘蛛の巣が大地の隅々までを覆い尽くす。

第六の御しるし 描かれた太陽のごとく無数の石の河が縦横に走り巡らされた大地。

第七の御しるし 海の水が黒くかわり、そのことでたくさんの命が失われたとの風の知らせ。

第八の御しるし 一族の者のごとく髪を長く伸ばした多くの若者たちがやってきて部族の国々に加わり、生き方や知恵を学ぶ姿を目撃する。

そして最後の、第九の御しるし 天界の居住施設が大音声とともに落下して地表に激突。青き星が姿を現し、そのあとをおいかけるようにホピの人たちの儀式が止むとき。