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前記事は、
・ジョージ・ワシントンのビジョン(1): オバマ大統領が初めてイスラエルに降り立ち、第112代ローマ法王が選出される23月を前に
です。
ちなみに、このジョージ・ワシントンのビジョンには、聖書のヨハネの黙示録の「天使のラッパ」を思い出させる記述が多く出てきます。
ここからです。
George Washington's Visions and Prophecies
ジョージ・ワシントンのビジョンと予言の数々

今日の午後、特使の派遣の準備のためにデスクで執務していた時に、ふいに私の前に誰かいるような気配を感じた。
目を上げると、そこには非常に美しい女性がいた。
私は驚いて、彼女になぜそこにいるかを尋ねたが、彼女は何も答えない。何度か同じ質問を繰り返したが、その謎の訪問者から返答はなく、ただ少しこちらを見ただけだった。
その時、私の中に奇妙な感覚が広がっていることを感じた。
私は椅子から立とうとしたが、その女性に見つめられている時には自分で動こうとする意志が遮られて動けないのだ。私はふたたび彼女に質問することで状況を把握しようとしたが、今度は喋ることができなくなってしまった。
もはや私は何もできなくなっていて、ぼんやりと彼女を見つめるしかなかった。
私の存在が少しずつ希薄になっていくように感じた。
その時、私は、誰かが死にかかっている感覚に包まれ始めた。というより、死に伴う崩壊と想像できる感覚を経験し始めたのだ。
考えることも理由を探ることも、そして動くことさえ、そのすべてが不可能だった。
ふいに声が聞こえた。
「共和国の息子よ、見て、そして知りなさい」
同時に目の前にいる女性が東の方向に腕を伸ばした。
彼女の示した方向には非常に濃い白い霧のようなものが立ちこめていた。
霧は少しずつ消えた。
そして、私はそこに奇妙なものを見たのだ。
訪問者の女性は、平面の上に世界のすべての国を広げた。
ヨーロッパ、アジア、アフリカ、そしてアメリカ。
私はアメリカとヨーロッパの間の大西洋のうねりを見て、そしてもアジアとアメリカの間の太平洋のうねりを見た。
再び「共和国の息子よ、見て、そして知りなさい」と声が聞こえた。
その瞬間、暗闇の中に天使が立っていた。
いや、立っているのではなく、浮いていた。
天使はヨーロッパとアメリカの間の大西洋の上に浮いていた。
天使は、海の水を手ですくい上げ、左手でヨーロッパにその水を放り投げ、そして、右手でアメリカの上に水を放り投げた。
すぐに、これらヨーロッパとアメリカの国々から雲が立ち昇り、大西洋の中央海嶺と結合した。そして、その様相は少しずつ西へ動き、アメリカを包み込んでしまった。
その間、稲妻の鮮明な閃光が輝いた。
私は閃光に覆われたうめき声と、アメリカ国民の叫び声を聞いた。
次に天使は海から水をすくい上げ、撒き散らした。それから、黒い雲が海に引き戻された。
「共和国の息子よ、見て、そして知りなさい」
と3回目の謎の声が聞こえた。
私がアメリカ大陸に目をやると、アメリカには西海岸から東海岸まで、いたるところに村や都市が出現していた。
そして、さらに再度、その声が聞こえた。
「共和国の息子よ、この世紀の終わりを見なさい、そして知りなさい」
と聞こえ、そして、天使たちは南のほうへ顔を向けた。
アフリカから不吉な亡霊たちが私たちの土地のほうへ向かっているのを見た。
それはアメリカのあらゆる村や都市を横切っていった。
アメリカの住民たちが、住民たち同士で戦うように仕向けられた。
その後、私は輝く天使を見た。
その天使の額には勝利の光が輝いていた。
光は「連合( Union )」という輪郭を持っていた。
天使は引き裂かれた国家の間をアメリカの旗を持って歩いた。
そして「覚えておきなさい。きみたちは同胞だ」と言った。
また「共和国の息子よ、見て、そして知りなさい」と声が聞こえた。
暗がりに影のような天使がおり、その天使は口にラッパを当てていた。
その天使は海から水を取り、ヨーロッパとアジア、そして、アフリカの上にその水を撒いた。
その後、私は恐ろしい光景を見た。
これらの国々から黒い雲が立ち昇り、そしてそれはひとつの雲となった。そして、この物質の中を通って武装した人々の大群がアメリカに向かってくるのを見た。
彼らは雲と共に動き、陸路でも船でもアメリカに向かってきた。
アメリカはこの雲に完全に包まれた。
そして、巨大な軍隊がアメリカ全土を荒廃させ、村や都市が燃えていた。
戦闘と大砲の大音量の中で、何百万人もの叫び声が聞こえた。
そこで再び「共和国の息子よ、見て、そして知りなさい」と声が聞こえた。
声が終わると共に暗い影のような姿をした天使が、もう一度ラッパを口に当てた。
そして、その天使は恐ろしい衝撃を放った。
すぐに何千もの太陽にも相当するような光が私の頭上に見えた。
そして、それは何千もの暗雲の断片となって、アメリカを引き裂いた。
同時に、額に「連合( Union )」と刻まれた天使は片手にアメリカの国旗を持ち、片方の手には剣を持ち、歩いていた。その剣は、天の白い精霊たちによってもたらされた。彼らはアメリカの住人たちに加わり、勇敢に戦いを再開した。
その戦争の恐ろしい騒音の中で、私は再び「共和国の息子よ、見て、そして知りなさい」と声が聞こえた。
暗い天使は、最後に水をすくいあげて、アメリカの上に撒いた。
それと共に黒い雲は後退した。
そして、アメリカの住民は勝利を得たのだ。
それから私はもう一度、町や都市を見た。
輝く天使が青い紋章旗を立てていた。
「星々がある間、そして天が地球に霧をもたらす間、連合は長く残ることになるでしょう」と、天使は言った。人々は跪き、「アーメン」と祈った。
そこで、今まで見ていた場面は消え始めた。
私は自分の体が動くことを感じた。
そして、私は自分が謎の訪問者の顔を見ていることに気づいた。
その人は今まで聞いた声と同じ声でこう言った。
「共和国の息子よ、あなたが見たものは、このように解釈されます。3つの大きな危機が共和国にやって来ます。もっとも恐ろしいのは3つ目です。しかし、この最も大きな対立において、敵対する連合した全世界は勝つことはできません」。
「共和国のあらゆる子どもに、神のために生きるように説いて下さい。そして、その神の土地と連合のために生きることを説いて下さい」。
そして、ビジョンは消えた。
私はアメリカ合衆国の誕生と、その進展と運命をそこで示されたのだと感じた。