2013年02月26日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




世界中の地盤が崩れていく中、世界各地で発生した「震源の深さ 10キロメートル」の地震



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▲ 英国サウスヨークシャーで、盛り上がってきた大地で曲げられた線路。地崩れが原因とのことですが、「下から盛り上がって」こうなったようで、地下部分の崩壊の地滑りのように見えます。2月14日。BBCより。
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数年前に私が取り憑かれていた「震源の深さ 10キロ」の地震


タイトルの「震源の深さ10キロメートル」の地震というのは、何のことだかおわかりにならない方が多いと思うのですが、2009年の春頃てすので、今から4年前になるということになりますが、その頃、どういうわけか、私はこの「深さ10キロメートルの地震」に興味を持って、毎日のようにデータを取っていました。

下はその頃のブログの記事のインデックスで、毎日のように「深さ10キロメートルの地震」のことを書いていたことがわかります。

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▲ 地球の記録の地震カテゴリーより。


この「10キロ」というのはおよそではなく、アメリカ地質調査所( USGS )で、「10.0」と記されているものだけをデータにしていました。9.9キロとか、10.1キロではなく、ジャスト10キロの地震です。

たとえば、下のはその頃、毎日コツコツと更新していたデータの一部です。

deep-10-2009-0527-0602-1.jpg

▲ 地球の記録「深度10.0km 地震と36万回分の地震MAP」より。


上の10キロの地震を調べている中では、いろいろな島や場所のことを学びました。その中には、不思議な場所などもあり、たとえば、ブーベ島という無人島の存在を知ったりもいたしました。誰も人が住んでいないのに核爆発のようなことが起きた島です。

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▲ ブーベ島。南アフリカの南南西約 2,500 km に浮かぶ無人島。


このブーベ島はいろいろと不思議な島で、上の Wikipedia にも、


1979年9月22日、アメリカの人工衛星ヴェラが、ブーベ島とプリンスエドワード諸島の間で大規模な核爆発のような閃光を観測した。南アフリカ共和国の核実験ではないかという説があるが、原因はよくわかっていない。



という記述がありますが、南アフリカに当時そのような技術力があったのかどうかなどを含めて、まったく謎の大爆発となっていますが、島の周辺に放射性物資が降り注いだことは事実で、「放射性物質を大量に噴出する何らかの大爆発があった」ことは間違いないようです。

ここでも、当時、頻繁に「深さ10キロの地震」が起きていました。


まあ、4年前のことはともかく、そういう作業をしていたので、深さ10キロの地震が世界で発生する頻度というのを大体感覚的に把握していました。

上の図を見てもおわかりかと思いますが、群発地震などでなければ、せいぜい1日に1度くらいで、起きない日も多くありました。

そして最近、久しぶりにアメリカ地質調査所の地震のデータを見ていましたら、「ギョッ」となったのでありました。





1日の地震の3分の1が深さ10.0キロの地震だった2013年2月25日


アメリカ地質調査所のデータは、マグニチュード2.5以上の地震だけをデータとして発表します。下のは、そのデータの 2月25日のものです。日本時間だと、今日(2月26日)のものになります。赤で囲んで示した部分が震源の深さで 10.0キロを示しています。

10-2013-02-26.jpg



こういうことは相当珍しいと断言できるのですが、ある程度、同じような場所で起きたというのなら、それほど珍しいことでもなくても、地震が起きた場所もバラバラなのです。

ちゃんと地図にマーキングして示したいのですが、今日は時間があまりなく、アメリカ地質調査所の震源を示した地図の羅列となりますが、下のように、世界各地にまたがっています。

2013-02-26-10km.png


文字にすると、

02/26 00:39 ハイチ 深さ10.0 km マグニチュード 3.5
02/25 23:38 南太平洋 深さ10.0 km マグニチュード 5.5
02/25 22:53 バハ・カリフォルニア 深さ10.0 km マグニチュード 4.3
02/25 16:48 サンタクルーズ諸島 深さ10.0 km マグニチュード 4.9
02/25 13:41 クイーンシャーロット諸島 深さ10.0 km マグニチュード 4.4
02/25 11:28 南西インド洋海嶺 深さ10.0 km マグニチュード 4.8
02/25 08:03 イラン北西部 深さ10.0 km マグニチュード 4.4
02/25 07:32 日本の本州 深さ10.0 km マグニチュード 4.5
02/25 05:22 チベット自治区 深さ10.0 km マグニチュード 4.6
02/25 03:56 トンガ  深さ10.0 km マグニチュード 4.8



ちなみに、ふだんの時と、どの程度その回数が違うかというと、この2月25日は、世界で 28回のマグニチュード 2.5以上の地震が記録されて、その中で10.0キロの深さの地震の数が、10回ということになっていましたが、その直近の日の例では、



2月24日
世界で28回の地震のうち、10.0キロの深さの地震は「0」

2月23日
世界で32回の地震のうち、10.0キロの深さの地震は「2」

2月22日
世界で27回の地震のうち、10.0キロの深さの地震は「2」

2月21日
世界で32回の地震のうち、10.0キロの深さの地震は「1」





となっていて、大体これは経験則での平均値と一致する感じです。

なので、2月25日の「10回」という回数は突出していました。


しかし、肝心の「だから、それがどうかしたのか?」というと、多分、なんでもないというしかないのです(苦笑)。


4年前にずいぶんといろいろなものとの因果関係を探したのですが、わからないままでした。


ただ、この「10キロの地震の起きる場所」というのは、なかなか示唆に富んでいる場所が多くて、この数日の間でも、

アデン湾
2013/02/23 00:04 深さ10.0 km マグニチュード 4.5


というのがあったり(参考記事:2008年、なぜ世界中の海軍は海賊征伐の目的でアデン湾に向かったのか)、あるいは、2月22日には「インド洋海嶺三重点」という、「インド洋でインドオーストラリアプレートとアフリカプレートと南極プレートが交わる場所」で深さ10.0キロの地震が発生しています。

india-3.jpg


上の図の黄色い四角が震源で赤い線はプレートの境界線ですが、海の上なのでよくわからないですので、別の図でご説明しますと、この震源は下の「★」の部分になります。

india-j-02.jpg

プレートの「完全な境目」での地震です。

まあ・・・他にも、アセンション島っていう名前の島があるんですけど、4年前はそこなんかでも、よく深さ 10.0キロメートルの地震が起きていました。


どうして、今になって、こんなことを思い出したのかというと、どうも、世界的に、地盤というのか地質というのか、どうも「脆い」のです。

シンクホールについては過去記事でもよく取り上げることがありましたが、シンクホールではなくとも、どうも「あまりないような地盤沈下の報道が多い」というような印象を受ける最近です。

ここ1週間くらいの間の、世界での地盤に関しての報道の写真と、その概略を記しておきます。

ここからです。





陥没する地球 - 2013年


イギリス

Huge landslip buckles railway lines in South Yorkshire
BBC

サウスヨークシャーで巨大な地滑りが鉄道を押し曲げた

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地崩れにより大地が盛り上り、鉄道の線路を崩壊させ、現在、鉄道網に混乱を引き起こしている。なお、地滑りは現在も大地を移動させているという。
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スペイン

Un gran deslizamiento de tierras arrasa fincas de cultivo y rompe caminos en Subiza
Noticias 2013.02.21

スペインでは前例のない土砂崩れが発生

2-spain.jpg

この数週間続いた豪雨により、道路、農場などが土砂災害の深刻な危機に見舞われている。スビナ他方では 800メートルに渡る非常に広い範囲の地滑りが発生した。まるで大地そのものが移動しているかのような地滑りは、3つの農村の畑を破壊し、交通は遮断されている。
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インド

200 Handwara families migrate as land develops cracks
Rising Kasmir 2013.02.21

悪夢のような大地の亀裂がカシミールを分断した

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カシミールのヤムラドバラ周辺の16キロメートルの圏内の、少なくとも 200世帯が大地の亀裂によって避難を余儀なくされている。亀裂は日を追うごとに広がっており、住民たちは悪夢のような日々だと語る。このまま亀裂が広がるようなことになると、大きな混乱をもたらすと考えられている。
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中国

Massive sinkhole swallows up farm in Sichuan
Shanghai List 2013.02.09

四川省に巨大なシンクホールが出現

5-sichuan-sinkhole3.jpg

四川省のウェイヤン群で、突然、水田が崩壊して、数十メートルの穴が開いた。100メートル離れたところに住む村人によると、爆発するような音を聞いたという。死傷者は報告されていないが、住民たちは不安であると共に、この穴を防ぐことに対処する必要がある。
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アメリカ

The Great Collapse: crust weakening, slipping, and collapsing across the planet
The Extinction Protocol 2013.02.25

ルイジアナで二つ目のシンクホールが開く?

6-us.jpg

▲ 昨年、ルイジアナに開いた巨大なシンクホール。

ルイジアナ州にあるペインウー湖( Lake Peigneur )から噴出しし続けている「泡」についての本格的な調査が始まる。住民たちの中には、巨大なシンクホールが開くのではないかと考えている人たちも多い。
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(訳者注) ここまでです。昨年あたりまでと比較しても、目に見える形として、いろいろな自然現象が起きています。日本もいろいろとあるとは思いますけれど、すでに下手な予測も対策も通用しない「段階」に突入していると私は感じています。

だから、何が起きてもできる範囲で普段通りに生きていきたいと思っています。


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