2013年04月26日



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大地を飲み込もうとしているかのような地球の上で: 世界中で頻発する巨大な地崩れ



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▲ 4月23日に浜松市天竜区春野町の茶畑で発生した地滑り。「富士火山帯」上の静岡県浜松市で発生した大規模な地崩れは世界的な地殻の異変と関係するのかより。
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富士火山帯周辺の異変と地球の「半分」の地震の多さ


数日前、静岡県浜松市の茶畑の崖で大規模な地崩れが発生したことが報道されていました。
上の写真の記事に詳細があります。

この地崩れは昨晩(4月26日)にも、再び大規模なものが発生したようで、 NHK で報道されていました。


茶畑の地滑り さらに崩れ落ちる
NHK 2013.04.25

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静岡県浜松市の山沿いの茶畑で起きた地滑りで、25日午後10時すぎ、茶畑の下の斜面が新たに幅およそ20メートル、高さ90メートルにわたって崩れ、静岡県と浜松市が警戒を続けています。

静岡県などによりますと、25日午後10時15分ころから10時半ごろにかけて、これまでに地滑りが起きていた場所を下から見て右側の斜面が、幅およそ20メートル、高さ90メートルにわたって崩れました。



この場所は、こちらの記事に図で示しましたけれど、地質学上では、「富士火山帯」と呼ばれている火山帯の地域に含まれている場所のようです。

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▲ 浜松町の地崩れと富士火山帯の位置を示したもの。



上の図では、参考までに富士山の位置と、最近まで群発地震が続いていた三宅島の場所も示しています。


あと、あまり関係ないかもしれないですが、こちらの記事では、世界中で発生し続けているマグニチュード6以上の地震の分布図を載せました。 4月 14日から 4月 20日までの1週間のものです。

今回、そこにさらに 4月 20日から昨日 4月 25日までのマグニチュード6以上の地震を加えました。青色のものが 4月 20日以降の地震です。

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そして、上の浜松のような地滑り、あるいは地崩れのような地盤崩壊は、最近は、ほぼ毎日のように起きています。「ほぼ」というのは、毎日以上の頻度で起きているからです。

今回は、最近の地崩れの報道をそれぞれ短くご紹介します。


最初のシアトルのものは3月の終わりの報道ですが、他はすべて最近の数日間(数ヶ月ではなく、数日)に起きたものです。


気候などの関係もあるのでしょうけれど、何だか世界中が「地盤崩壊のサイクル」にあるようにさえ感じます。ロシアのシンクホールのことを記しました最近の記事の、

突然開くシンクホールの恐怖 : この数週間で異常な頻度で地盤崩壊が発生し始めたロシア南東部の街
 2013年04月11日

などにある、「唐突に発生が始まった」あたりのこととも関連して、最近になって地殻活動が特に活発化しているというようにも感じます。



▲ 上の記事より。これらのシンクホールは、「突然」開くので、走行中の車なども次々と穴に吸い込まれていっていることがなかなかコワイところです。


では、ここから、多発する世界の地崩れ状況についてです。





毎日のように世界中で発生する大規模な地崩れとシンクホール


米国シアトル

Landslide Near Seattle Followed Years of Shift
ニューヨーク・タイムズ (米国) 2013.03.29

シアトルの地滑りは長年の地殻変動によるものか

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3月27日にシアトルから80キロ北部で発生した巨大な地滑りは、地球が持つ暴力的なエネルギーの一端を見せてくれた。この地滑りでは、「トラック40,000台分」の土砂を崩壊させ、崖の上にあった森はすべて海岸に落とされた。

アメリカ国務省の科学者たちによると、これは通常の雨期シーズンに起きる土砂崩れとは違う原因だと見られるという。1万1千年ほども続く地殻の変動と関係があると推測している。

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米国カリフォルニア

California home teeters on edge of cliff after landslide
ニューヨーク・デイリー・ニュース(米国) 2013.04.25

カリフォルニアの地滑りで家は崩壊したが、怪我人はなかった

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4月23日、カリフォルニア州サンバーナディーノ郡の午前8時、突如として巨大な地滑りが発生した。

地滑りが発生した崖には科学者のアーサー・イミネス博士の一家の家があったが、本人と家族は崖崩れの後、無事であることをツイッターで報告した。

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エクアドル

Landslide kills 14 in Ecuador
AFP 通信 2013.04.24

エクアドルで地滑りが発生。現在までに 14名の死亡が確認される

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コロンビアとの国境に近いエクアドル北部の村で大規模な地崩れが発生し、少なくとも 14名が死亡し、また、土砂崩れにより多数の家が埋められていると市当局は述べた。

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中国・貴州省

11 confirmed dead in SW China landslide
チャイナ・デイリー (中国) 2013.04.24

中国南西部で地滑りにより 11名の死亡が確認される

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4月24日、中国南西部の貴州省で巨大な地滑りが発生した。道路ごと崖の下に土砂が崩れ、巻き込まれた建設労働者たちなど、現在までに 11名が死亡したことが確認された。行方不明者の捜索が続いている。

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などですか、他にも地震と地崩れが同時に起きているようなものも多くあり、世界全体でかなり混沌とした地質的な状況が展開しているというこがある程度は言えることのようにも思います。

日本も含めて世界中で急速に地盤活動が活発化し始めているように見えます。





ベテルギウスに現れた異変

なお、ここまでのこととは関係ない話題ですが、現在、ベテルギウスの表面に「謎の超高温の領域」が成長しているということが観測されていまして、これがいわゆるベテルギウスの超新星爆発の前兆なのかどうかというようなことが、科学メディアの多くで記事になっていますので、次回ご紹介します。

ベテルギウスにつきましては、過去記事の、

ペアの太陽 - 「2012年ベテルギウス超新星爆発の予測」に関しての大騒動
  2011年01月22日

sun-betel-geuse.jpg


などもご参考下さい。

これほど巨大な恒星が大爆発を起こすと、地球でもその様子が「太陽のように見える」可能性があると言われています。ただ、実際には起きてみないとわからないことですし、そもそも、そういうこと(超新星爆発)が起きるのかどうかということもわかりません。


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