2013年04月29日



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中国の行動のカオスは何を意味する?: 北朝鮮国境沿いに戦車隊を派兵し、日本へは戦闘機40機による威嚇。インドとフィリピンへの威嚇も強める


ペアの概念の宇宙の中では「混沌と無秩序」は無限に連動して拡大する(かもしれない)



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▲ 北朝鮮と中国と国境沿いに軍と戦車の大隊を派兵したことを報じるインターナショナル・ビジネス・タイムスの記事より。写真に写っているのは北朝鮮の兵士。
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無秩序な軍行動をはじめた中国のこの数日のできごと


米国のニュース投稿サイトに「中国が異常に燃えている(英語)」というタイトルの投稿があり、それは、今回タイトルにもした最近の中国の、異常ともいえる周辺地域への挑発行動について各国の報道メディアから抜粋したものでした。

日本に関してのニュースは普通に報道されているでしょうが、産経新聞から簡単に抜粋しておきます。40機とありますが、一説には 100機ほどの機影があったという話もあります。


尖閣に中国軍機が40機超飛来 「前代未聞の威嚇」
msn 産経ニュース 2013.04.27

尖閣諸島周辺の日本領海に中国の海洋監視船「海監」8隻が侵入した23日、中国軍の戦闘機など軍用機が40機以上、尖閣周辺に飛来していたことが分かった。複数の政府高官が26日、明らかにした。

軍用機は戦闘機が大半で、新型のSu27とSu30を投入。航空自衛隊の戦闘機パイロットの疲弊を狙って絶え間なく押し寄せた。政府高官は「前代未聞の威嚇だ」と指摘している。




この問題は日本の問題で他でも多く報じられると思いますので、他のことについていくつか記しておこうと思います。


まず一番上に挙げました「中国軍が北朝鮮国境沿いに戦車団を含む大軍隊を派遣した」という報道についてを簡単にご紹介します。そして、実は先週から、北朝鮮側も国の各地にバリケードを作り続けています。合わせてご紹介します。

上のインターナショナルビジネスタイムスの記事の概要です。


China Orders Troops and Tanks to North Korean Border
IBTimes 2013.04.26

中国は北朝鮮国境に軍と戦車団を派兵した


中国は、地域での緊張が高まる中で、北朝鮮国境の軍事プレゼンスを強化している。

鴨緑江で区切られている北朝鮮と中国との間の戦略的に重要な境界の領域に、中国自民解放軍の一団が、戦車数十台と共に動員されたと伝えられている。現在、中国軍は朝鮮半島における緊張継続について厳戒態勢にある。

この中国軍の展開について、米国ワシントンの政府筋のレポートからの引用によれば、仮に朝鮮半島で戦争が起きた場合、北朝鮮から中国に流入してくると思われる大量の難民に対処するために部隊を展開しているのではないかと述べている。中国版ツイッターには、国境近辺に動員されている中国軍の写真が投稿されている。また、動員数は今後さらに増加するという報告もある。

この中国軍の大規模な派兵は、過去数週間に渡って目撃されているが、これについての公式なアナウンスは中国政府からはおこなわれていない。中国は最近、北朝鮮が新たな核実験をおこなうことを警告していた。

北朝鮮と中国との国境は、たとえば、ロシアと北朝鮮との国境と比べると相対的に無防備な状態といえる。

ワシントンの報告によれば、中国はこの地域の貿易の利権に大きな興味を持つ。そのために、この境界と接する領域での緊急時には、中国軍の動員は不可欠であると考えているという憶測もあるという。







韓国との国境のエリアに「対戦車バリケード」を築き始めた北朝鮮

これは少し前の記事になりますが、日本語の報道にはなっていないようですので、簡単にご紹介します。韓国やロシアで報道されていたものですが、最初に報道したは中国の北京テレビでした。

以下は、韓国のメディアを翻訳したものです。




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KONAS (韓国) 2013.04.24


北朝鮮が、休戦ライン近くに戦車進入阻止用のバリケードの建設を始めた

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中国の北京TVで「北朝鮮の兵士たちが戦争準備」との報道

北朝鮮が休戦ライン付近に韓国の戦車の進入を阻止するためのバリケードを設置していることが伝えられた。

中国の北京TVは 4月 23日、北朝鮮が休戦ライン近くに丸太や石、コンクリートなどで戦車の侵入阻止用のバリケードを作っていると報道した。放送では、この日、北朝鮮軍が道路沿いに大きな柱を設置する場面を暴露し、戦争が勃発すると、この障害が南に向かって対するように装備されており、韓国の戦車と軍隊を阻止するためのものと判断されると伝えた。

北京TVはまた、北朝鮮が戦車に対してのバリケードを設置するということは決してよく見られることではないとし、北朝鮮の軍人たちが戦争に備えたものと見られると付け加えた。





というような感じで、どうも東アジアは、日本も含めて極度に緊張しているようです。

そういえば、あまり関係ないかもしれないですが、下のような報道もありました。

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▲ 大紀元の4月26日の記事「金正恩氏の甥、東欧の留学先で行方不明」より。これは、金正男(キム・ジョンナム)さんの息子さんとされているキム・ハンソルさんという 18歳の青年で 2011年からボスニア・ヘルツェゴビナの大学に留学していました。最近、姿が消えてしまったようです。






周辺全域で摩擦を起こし続ける中国の現在

さらに、中国は領土問題では、ベトナムやフィリピンとも摩擦を起こしていますが、この「中国が様々な問題を抱える時期に合わせる」ように、フィリピンにまで挑発を仕掛けています。


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▲ フィリピンが、南沙諸島からの撤退を拒否したとを報じる中国メディア。先に、中国はフィリピンに「ただちに"不法占拠"をやめて、南沙諸島から出ていくように」とフィリピンに通達を出していたようです。グローバルタイムズより。


さらには下の記事。


中印国境で軍隊対峙、人民解放軍約50人が実効支配線超える
newsclip.be 2013.04.23

中国人民解放軍の兵士約50人が15日以降、中国の実効支配線からインド側に10キロほど侵入している。インド北部のカシミール地方ラダックに進駐。テントを設営したという。複数のメディアが21日付で伝えた。

過去数年間で最も深くインドに侵入してきたとされる。




どうやら、中国はいろいろなところに一斉に軍を動員しているのですが、ここまで派手に(秘密裏にではないということ)だと「中国の国内での問題」を勘ぐりたくもなります

中国には常にいろいろな噂が囁かれます。


・中国経済のバブルが崩壊する可能性
・地方政府への民衆の反乱は増加する一方という話
・政権と軍部の対立
・鳥インフルエンザの拡大
・地方の自然災害の拡大


などが言われる中国ですが、鳥インフルエンザに関しては 4月 24日に、それまで毎日発表していた新たな患者数の統計の発表を「停止」しています。


また、自然災害では地震などもありましたが、雲南省での干ばつなどは希に見るひどさになっているようで、雲南省ではこの数年ずっと干ばつ気味で小雨だったものが、ここにきてその最大値に達しているようです。

それぞれ、下に記事にしていますので、ご参考くだされば幸いです・

中国政府がインフルエンザの全国における発生状況の日々の報告を「停止」
 2013年04月28日

中国雲南省の干ばつが極めて深刻な事態に: 被災者は 1200万人を越える
 2013年04月26日


雲南省の干ばつについては、その問題が「どうやら非常に深刻であるらしい」と感じるのは、中国のメディアを見ても「現場の写真」がほとんど出てこないのです。たまにあるのは、下のような観光地絡みのものです。

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干ばつの影響を最も深刻に受けていると思われる「農場」などの写真は中国メディアに皆無といってもよく、推定ですが、多分、何らかの報道管制が存在するような気もします。2010年の雲南省の干ばつの時には、連日、農地の写真がメディアに出ていたことを考えてみると、それよりひどい災害に際して1枚の写真もないというのはやはり不自然に感じます。


鳥インフルエンザにしても、私自身もともと中国の発表している数字を信用しているわけでもなく、加えて、「中央政府からの日々の報告が停止」ということになったことで、鳥インフルエンザの問題も決して楽観できるものではないというようには思います。

まあ、 H7N9 は楽観しようが悲観しようが予防しようがないことは、先日までの、


21世紀のパンデミック: ウイルスが人を選ぶのか? 人がウイルスを選ぶのか?
 2013年04月08日

「インフルエンザウイルスはヒトからヒトへ感染していくものではなく、宇宙から個人に直接感染するものである」という説を今一度思い出し
 2013年04月19日

などの鳥インフルエンザ関係の記事にも含まれている内容(あくまで私の考え方です)ですが、それでも、現状くらいはリアルタイムで知りたいという部分はあります。それがウソの数字でも。



5月は転換点になる時のひとつかもしれないですね。


転換といっても、「何から何に転換するのか」はよくわからないですが。




ラトビアの川に開いた「小さな地獄の水門」

そういえば、ラトビアの川底に開いていると思われる「何もかも吸い込んでいく渦」というものが話題となっています。

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単なる川の渦巻きに見えますが、これを現地の人が撮影した動画が YouTube にアップされていますが、スゴイですよ。何もかも飲み込んでいく。

「地獄の渦」というような概念に近いものがあります。

その動画も貼っておきますが、7分くらいとわりと長いです。





いっぽうでは、ロシアのスモレンスク市という街では、舗装された駐車場の地面がいきなり破れて、熱い水が吹き出し続けていたりします。

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ロシアのスモンレンスク市で、突然コンクリートの大地から温水が噴き出したより。



今いろいろな方面で起きている様々なことは確かに無秩序で無制御に見えますが、ひとつの無秩序は他の無秩序と「秩序を持って」連動しているということも普通に宇宙の法則だと思います。


もしそうならば、カオスが広がれば広がるほど、さらに加速度的に広がって、完全に弾けるまでどこまでも無秩序に拡大していくのかもしれません。

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