2013年05月09日



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5月になると世界中で広がる「惑星直列と大地震の関係」のウワサ



nostradamus-prophet-001.jpg

▲ ノストラダムスが繰り返し書いていた「惑星の配列」のことや「5月の地震」の関係は。
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なぜ5月になると大地震の噂が登場するのか


ここのところ気持ち的に優れなくて、頭も冴えていません。

それでもなんとなく惰性でぼんやりとインターネットなどを見ていますと、5月に入ってから「大地震の噂」の書き込みなどをよく目にします。

これはわりと毎年あることのようで、単なる噂だけで済めば大したものでもないでしょうけれど、2011年5月には、下のような出来事も起きています。


ローマで 5月 11日に巨大地震? うわさ蔓延で市民がパニック
AFP 通信 2011.05.11


rome-2011-0511.jpg


ローマを 5月 11日に壊滅的な地震が襲うとイタリアの地震学者が予言していた、とのうわさが広まり、ローマでは数千人が市外へ脱出する騒ぎとなっている。

1979年に死去した地震学者ラファエレ・ベンダンディ氏の著作などを研究した学者らが、その計算を基に、ベンダンディ氏が 2011年 5月 11日にローマで巨大地震が起きると予測していたと推論したことが発端だ。
 
ベンダンディ協会の会長は、「ベンダンディの著作には、そのような予言をした個所はない」と述べ、うわさの火消しに躍起になっている。

だが、ベンダンディ氏が生前、惑星の配列を基にいくつかの地震を正確に予言したとされることもあり、イタリア人たちのパニックは治まらない。

警察では不安がる市民からの電話がなり止まず、市当局は市民を安心させるためのフリーダイヤルを開設した。

ローマ郊外へ避難する人々の列も途切れることがない。 市内各地で休暇や病気のため臨時休業するとの張り紙をしてシャッターを下ろした店が目立つという。



地震は起きませんでした。

しかし、この地震学のベンダンディさんという人は「惑星の配列を基にいくつかの地震を正確に予言した」とありますが、今年の「5月の噂」も、この惑星配列と関係するものなんです。

たとえば、米国のニュース投稿サイト「ビフォー・イッツ・ニュース」の今日(5月9日)時点で、もっとも多くのコメントを集めているのが、「ノストラダムスは 2013年5月8日の大地震を予測した?」というタイトルのものです。

いろいろ込み入った内容ですので、簡単に概要として訳します。




Nostradamus Prophecy For Great Quake In Month Of May! May 8th, 2013? The Stars Align
Before It's News 2013.05.07

ノストラダムスは 2013年5月8日の大地震を予測した?

2013年5月8日に、私たちはノストラダムスが記していた惑星直列を見いだすことができる。その日に注意しなさいという記述が現在ネットの各所で見られる。また、1981年にオーソン・ウェルズが記した『ノストラダムス - 未来を見た男」の中に下のような記述がある。


土星と火星が同じようにギラギラと光る年。
それは非常に空気が乾燥して、そして長い尾を引く彗星が見られる年。
人々も獣たちも恐ろしい破壊を覚悟しなければならない。
その彗星が空を横切る年には、流血、干ばつ、飢饉が絶えない。
地球の中心からの火。
地震がその年の5月に起きるだろう。
その時、土星、木星、牡牛座の水星、金星、かに座、火星が水平に並ぶ。


今年 2013年5月8日には水星と火星のコンジャクションがある。

そして水星はその背後にある。さらに、かに座から土星までまっすぐに線を引くと、木星、牡牛座の水星、金星、火星がそのラインの中に収まる。





この5月8日というのは、日本時間でいえば今日なんですが、上に書いてあるように、いろいろな惑星が直列したような状態なのかどうか私にはわからないですが、惑星の配置についての表はあって、下のように掲載されています。

con.png

Planetary Conjunctions より。


上の赤で囲んだ 5月8日(日本では5月9日)は、「水星/火星」と書かれております。

惑星の配列について私はよくわからないので、あまり深入りするつもりはないですが、ただ、今日から数日先の 5月11日には下のような配列になるのだそう。

con-0511.png

When the Curves Line Up より。


太陽をはさんで、地球と水星が直線に向き合うというのは、示唆的で面白い構図です。

この「水星」に関しては以前はよく書いていました。

中世の神秘学、あるいは中世のオカルトの世界では、水星は太陽系の惑星の中で最も重要な惑星とされておりまして「水星がないとこの世は出現しない」というほどの概念でもあったようです。

このあたりは一言で説明するのは無理ですので、過去記事をリンクしておきます。


水星の真実: 探査機メッセンジャーの撮影で水星の「何か」がわかるかもしれない
 2012年03月24日



▲ 米国ウィスコンシン大学が所蔵する 1785年に発行された Geheime Figuren der Rosenkreuzer (薔薇十字の秘密のシンボル)というラテン語の古書のイラストより。





ノストラダムスの詩では

上の米国のニュース投稿サイトでも、ノストラダムスを引き合いに出していたのですが、ノストラダムスの記した中に「5月の地震」というくだりが出てくる詩はいくつかあるようで、そのうちのひとつが下のものです。

たとえば、下の四行詩です。


百詩篇第10巻67番

五月に非常に強い地震。
土星は磨羯宮に。木星、水星は金牛宮に、
金星も同じく。巨蟹宮は火星に。
アノネーでは その時に卵より大きな雹が降るだろう。



上の「磨羯宮」というのが何のことだかわからなかったのでしらへでみましたら、Wikiepdia によりますと、読み方は「まかつきゅう」で、書かれてあることは、

黄道十二宮の10番目。トロピカル方式では、獣帯の黄経270度から300度までの領域を占める。つまり冬至から大寒の間、太陽はここに留まる。ゾディアックシンボル - 山羊(下半身は魚)

とのことで、ますます何のことかわからなくなりましたが、まあ、そういうものだそうです。


ノストラダムスの上の日本語訳を引用したサイトによると、17世紀のロンドンの医師で、ノストラダムスの予言の英語対訳版を出版した テオフィル・ド・ガランシエールという人が「この星の位置の時に恐るべき地震と雹(ひょう)が襲う」と解釈したそう。

その後は、20世紀になって続々と出てきた「ノストラダムス解釈者たち」によって、いろいろと説明されてきたようですが、5月になると「地震の噂が出る」ということにはこのようなこともあるいは関係しているのかもしれません。

5月の大地震といえば、2008年の中国四川大地震は5月12日でした。



これからも地震はいろいろなところであるでしょうけれど、本来的には現在の地球の科学では予測できないものです。

それでも、今回このような記事を書いたことは、の惑星の配列のことも確かに「宇宙と地震」というものの関係のひとつではあるなあ、と思ったからです。私自身は惑星の並びと地震の関係を考えることはないのですが、これも確かに「宇宙と地震の関係」というものに言及している概念ではあります。

私本人は、地震は宇宙線と関係していると相変わらず考えています

もう何年もそう考えていますが、現在の「この世」には、宇宙線ほどの高エネルギーを持ちつつ、何もかも貫通しながら接触する周囲に影響を与えていく(たとえば、雲の生成などがいい例)ものは他に存在しないと思うからです。

宇宙線に関しては書き始めると長くなりますので、過去記事をリンクしておくに留めます。


「宇宙線が雲を作るメカニズム」の一部を欧州原子核研究機構 CERN が解明
 2011年08月26日

コラム・地震のトリガーについて
 2011年05月21日


ところで、米国のニュース投稿サイトの中のオーソン・ウェルズの記述の中にあった「大きな彗星が通っていく年に地球の中心から炎が出る」というような記述はなんとなく気になります。

この「地球の中心から炎」というのは何かの比喩なのですかね。

実際に地球の中心から火が出てきたら笑えますけど(笑えないって)。


comet-2013.jpg


いずれにしても、今年も来年も大きな彗星がいくつも地球の近くにやってきます。