今の私たちが生きている世界と、そしてローマ法王の本音
▲ 記事「太陽の表面にこれまで見たことのないサーペント(蛇)のような磁気フィラメントが多数這い回っている」より、6月13日の太陽の表面。
今となって現実に広がる「過去に語られた未来」
最近の記事では、3〜4年前のウェブボットをご紹介したりしていました。
その理由は、2009年の夏に起きるとして書かれていた状況が、2013年の今の状況と実際的にも、そして精神的な意味でも似ていると感じたからです。
その中にある予測と共に、ウェブボット代表者のエッセイなどを抜粋したりしていたのですが、今回もひとつ記しておきたいと思います。 2009年 4月のウェブボットの序文で、エッセイというより、クリフ・ハイが思っていたところの「2009年」という年に起きると予測していた概要のテーマのような感じの文章です。
エッセイのオリジナルのタイトルはフランス語で「 Merde, et merde encore! 」です。
「再びクソとクソ」というような意味でしょうか。
ALTA レポート 1309 パート6
ウェブボット 2009年4月18日配信
( 2009年の)キーワードは「変容」だ。
「変容」はそれぞれの季節で異なった現れ方をする。
夏のひどい状態は、地球関連カテゴリーの「海洋の異常」、アメリカ国民のカテゴリーの「社会崩壊」「経済危機」「食糧危機」、世界の民衆のカテゴリーの「経済危機」「政治危機」、報道のカテゴリーの「内部告発者」「統制の崩壊」、さらに影の支配勢力のカテゴリーの「恐怖による支配の崩壊」「宇宙からの未知のエネルギー」、さらに宇宙関連のカテゴリーの「宇宙からの未知のエネルギー」、「エイリアンテクノロジーを持ち出す2人の男」、「太陽の病気」、「太陽の異常が人間に及ぼす影響」などの複数のカテゴリーに属する複数のキーワードを通して現れている。
これが秋の感情値がもっとも高くなる転換点を過ぎると、「通貨の喪失」と「戦争の脅威」というキーワードが大変に強くなっている。まだ多くのことが集合無意識の海の中にただよっているが、これから感情値が強まるのはこうしたキーワードであることははっきりしている。
項目がたくさん並べられているのですが、カテゴリーごとに抜き出すと、
・海洋の異常
・米国の社会崩壊
・米国の経済危機
・米国の食糧危機
・全世界の経済危機
・全世界の政治危機
・内部告発者の報道機関への登場
・報道の統制の崩壊
・恐怖による支配の崩壊
・宇宙からの未知のエネルギー
・エイリアンテクノロジーを持ち出す2人の男
・太陽の病気
・太陽の異常が人間に及ぼす影響
・通貨の喪失
・戦争の脅威
というようなことが 2009年に起こり、その 2009年の夏は後に「地獄の夏」と呼ばれる夏となるだろうといった予測でした。
そして 2013年の今。
改めて上の項目を見てみると、「宇宙からの未知のエネルギー」という項目と、「エイリアンテクノロジーを持ち出す2人の男」というふたつは確認しようのない項目なので、何とも言えないものですが、それ以外については本当に今の時代を感じさせます。
特に「内部告発者」というのは今が旬のキーワードなのですが、これについては、以前から、
「現在のあなたや私はインターネットやスマートフォンを通して、現実にはどんな世界に住んでいるのか」
ということを本当は書きたいのですが、摩擦なく書くには難しい問題です。
今までブログを書いていてコワイと思ったことなどないですが、この問題は、正直恐ろしい部分があります。
まあ、そのことを書く機会などはおいおい考えるとして、2009年のウェブボットの
・海洋の異常
・社会崩壊
・経済危機
・太陽の病気
・太陽の異常が人間に及ぼす影響
・戦争の脅威
というものに関して、最近は切実に感じることだとは多くの方が思っていらっしゃるのではないでしょうか。
太陽の病気(太陽の異常)については、過去記事も多くあり、最近も何度か記事にしました。
そして、先日の記事、
・太陽の複合的なフレア発生の可能性は? : 巨大コロナホールと太陽フィラメントが同居している中に戻ってくる多数の黒点群
2013年06月16日
では、
・黒点からの太陽フレア
・磁気フィラメントによる太陽フレア(ハイダーフレア)
・コロナホールからの太陽風
という、強力な太陽風や太陽嵐(どちらも大量の電磁波や放射線のようなもの)を起こす要因となるものが一同に介しそうになっていることなどを記しました。
▲ 太陽の中央の巨大な黒い部分が 5月の下旬から「太陽に穴が開いたように」出現していたコロナホール。
もちろん、そんな複合的なフレアなど発生するはずがないと思いますが、しかし「絶対にない」と言える人もいないはずです。
太陽と地球の関係は長いですが、「太陽観測の歴史」など短いものです。
そして、私たち人類が太陽を観測し始める前の太陽で何が起きていたかは私たちにはわからないわけで、長い時間の中では、とんでもない大きな現象というものが起きていた可能性はかなり高いように思います。
上のウェブボットの項目の「社会崩壊」、「経済崩壊」、あるいは「戦争の勃発」といったキーワードに関しても、今はここ数年でも最大に感じます。
日本語のニュースを読んでいるだけでも世界の混乱と緊迫は十分にわかります。
ブラジル、トルコ、そしてシリアの現在
サッカーといえばブラジルというような連想が起きやすいですが、そのブラジルでは、そのサッカー大会への反対も含まれるデモが 20万人というブラジルの近代史で珍しいほどの大規模なものになりつつあります。
ブラジル:反政府デモ20万人に拡大 W杯反対の主張も
毎日新聞 2013.06.18
サッカーのコンフェデレーションズカップが続く南米ブラジルで、公共交通料金の値上げをきっかけとする反政府デモが拡大し、少なくとも8都市で計20万人以上にふくれ上がった。
来年にワールドカップ(W杯)開催を控える中で、首都ブラジリアのサッカー場では「我々はW杯はいらない。必要なのは病院と学校のための金だ」と抗議するデモ隊もおり、コンフェデ杯やW杯への政府支出もやり玉に挙げられている。
軍政(1964〜85年)が終わってから、同国ではこれまで大規模な反政府デモはなかった。
そして3週間目に突入しようとしているトルコのデモは一触即発。
トルコ副首相、抗議活動収束に軍投入も辞さない姿勢表明
ロイター 2013.06.18
エルドアン政権に抗議するデモが続くトルコのアルンチ副首相は17日、抗議活動の収束に必要であれば軍隊の投入も辞さないとの姿勢を示した。
同副首相は国営TRTテレビに対し、「警察と治安部隊はすでに投入されている。これで十分でない場合、憲兵隊が投入される。さらに不十分な場合は、トルコ軍の一部を出動させる可能性もある」と述べた。
そして、イランはアサド政権を支援するため、4000人の軍隊をシリアに派遣。
▲ ABC オーストラリア よリ。
もちろん、このまま世界が穏やかに収束していくということもあるかもしれませんけれど、どうにもそう思うことのできない感じはあります。まあ、これは私個人の「心の闇」が世界の見方を暗くしているからかもしれません。
見る人が見れば今の世界は「幸せな世界」なのかもしれないですが・・・私にはまったくそうは見えません。
あと、ウェブボットの項目に、
・通貨の喪失
という項目があります。
これはわかりにくいですけれど、いろいろな意味で、今後は現実感のある話になっていく感じもしないでもないです。
アメリカは今年 10月に新紙幣を発行しますが、そのあたりのことも思い出したりしました。
新100ドル札を10月発行 模様動くなど偽造対策強化
CNN 2013.04.25
米連邦準備制度理事会(FRB)は、新しい100ドル札を10月8日に発行すると発表した。製造工程で予想以上の遅れが生じたため、当初予定からは3年近くずれ込んだ。
日本の「円」にしても、今のままでずっと続いていくのかどうか・・・。
まあ、社会的な予測は私のできるところではないですので、このあたりにしておきますが、こういう混乱が予測される世界の中では、国の指導者の人なんかも大変でしょうが、宗教などの代表者の人々も大変だと思います。
そんな中、先日、新ローマ法王のフランシス法王が、「法王になりたくなかった」と語ったことがニュースとなっていました。
▲ HP より。
何だか忘れていました・・・新しい法王のこと。
前法王ベネディクト16世が退位する頃は報道も大きく、このブログでも何度か記事にしました。
過去記事の、
・最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世(2): 予言では存在しない 112代法王
2013年02月17日
のタイトルにありますように、聖マラキ( 1094年 - 1148年 )という人がおこなったとされる「予言」では、ローマ法王は 111人目で終わり、112人目については書かれていないのでした。
実際の記述は下のようなものです。
「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」より 111番目の教皇
111. オリーブの栄光
ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座するだろう。
ローマ人ペトロ 、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。
終わり。
この111人目で「法王の歴史は終わり」と書かれてあります。
111人目の法王にあたるのは、前法王のベネディクト16世でしたので、「次は記されていない」ということで、112人目は登場しないと言われていたりしたのですが、その112人目の法王はいらっしゃるわけです。
その「予言では存在しないけれど存在しているフランシス法王」が、「本当は法王になりたくなかった」と語っていたという話です。
訪問先で子どもたちの前で語ったことのようです。
その記事をご紹介しておきます。
Francis Gets Personal: I Didn't Want To Be Pope
HP 2013.06.07
個人的な話では:「私は法王になりたくなかった」
教皇フランシスは 6月 7日、「法王には決してなりたくなかった」と思っていたことを明らかにした。また、法王は現在、「精神的な健康」のために、バチカンのホテルで暮らしていることも同時に述べた。
法王は現在、イタリアとアルバニアを横断してイエスズ会の学校を訪問しており、何千人もの生徒たちと会っている。ここで法王は、自発的な側面を見せている。
というのも、これまで法王の答弁は、あらかじめ用意された質問と答えで成り立つものだったが、フランシス法王は事前準備された言葉を使わず、自分の言いたい言葉で子どもたちと語ったのだ。
生徒たちは、法王が何の準備もしない質問に応答してきたことに驚きつつも、生徒たちはこの法王の行動に歓声と拍手で応えた。
法王は、子どもたちの質問にひとつひとつ応えた。
そして、子どもたちとの会話の中で最も衝撃的な瞬間は、テレサという6歳にもならない赤毛の女の子がフランシス法王に「法王になりたかったですか?」ときいた時におとずれた。
フランシス法王は、「自分自身を憎んでいる人だけが法王になるのですよ」と冗談を言ったが、しかし、その後、法王は真面目な顔で「私は法王になりたくなかった」と言ったのだ。
他にも 30分間のあいだにいくつかの質問に法王はフランクに答えた。
ベネディクト 16世の時にも、年に1、2度、若い人たちから質問を受けることがあったが、ベネディクト法王の時には質問は必ず事前に準備された。
しかし、今回のフランシス法王の質問と答えは明らかに自発的なものだった。
彼の子どもたちへの最後のメッセージは心地良いものだった。
「誰であろうと、きみたち子どもから希望を奪ってはいけない」。
ここまでです。
なんとなく「悪い人ではなさそう」といった感じのフランシス法王の印象を受ける記事なんですが、しかし、「法王になりたくなかった」という人が法王をやっているというのは、やはり「 112人目の法王の存在の希薄さ」というものを感じる部分もあります。