2013年06月30日



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個人的観測史上最大の「暴落」を見せた宇宙線とその原因を作った太陽フレア



sd_0630.jpg

▲ 6月28日の太陽フレアによる CME (コロナ質量放出)の磁場の影響で、各地で見事なオーロラが観測されています。上の写真は米国の南東にあるサウスダコタ州で撮影されたもの。 Spaceweather より。






急減した宇宙線の下の地球でしばらく生きていく私たち


最近は、金融のことが気になっていたりして、1日に一度くらいはチャートなどを見るのですが、現在、「暴落」といっていい状態となっているのは金(ゴールド)の価格で、これはかなりのもので、ウォールストリートジャーナルの昨日の記事の見出しだけでも、いろいろなことが起きているということが何となくおわかりかと思います。


金価格、4-6月期は25%下落 - 過去最悪の下落率
ウォールストリート・ジャーナル 2013.06.29

金価格は 6月28日、寄り付きの下落から週末を控えた買戻しで1トロイオンス=1200ドル台を回復したが、4-6月期の下落率は約25%に達し、1970年代に現在の形の金取引が始まって以来、最悪の四半期下落率となった。(以下略)



この場合は四半期で 25パーセント下落したということになっているわけですが、下のチャート(?)は、6月28日に瞬間的に 14パーセントほどの急落を見せています。

cr-0628-02.png


これは何のグラフかというと「宇宙線の量」なんです。


ゴールドの話とは全然関係ないですが、「急落」同士ということで何となく並べてしまいましたが、上のグラフは、これまでも何度か取り上げたことがあります、宇宙線の観測所のあるフィンランドのオウル大学の宇宙線リアルタイムグラフの一昨日の現象です。

1ヶ月単位などのグラフを見ると、これがいかに「唐突」な急減だったかがわかります。下のものがこの1ヶ月のグラフです。

cr-0628.png


以前、宇宙線の急減について取り上げた記事に、


太陽活動で急減を見せた宇宙線と「ハートのコロナ質量放出」
 2012年01月27日


というものがあり、そこで載せたグラフは下のものでした。




ここでも宇宙線量は急減していますが、全体で 5パーセント程度であることと、曲線の角度が違います。


なお、地球に到達する宇宙線の量が「急に増えたり減ったりする」ことの原因は基本的には「太陽活動」にあると考えていいと思われます。

太陽活動による磁場の要因です。

簡単な図式としては、


・太陽活動が強くなると、宇宙線の到達する量は「減る」

・太陽活動が弱くなると、宇宙線の到達する量は「増える」


ということがいえると思うのですが、では、今回の「一瞬にして10パーセント以上も急減」した要因は何だったのか。それはやはり太陽だったのですが、それに関して、6月28日のスペースウェザーの記事をご紹介しておきます。


EARTH-DIRECTED CME
Spaceweather 2013.06.28

地球に向かう CME (コロナ質量放出)


6月28日はふたつの太陽フレアで始まった。太陽黒点群 1777と 1778の周囲にある磁界から、2つのCクラス(C4、C7)のフレアが立て続けに発生した。このフレアから噴出された CME (コロナ質量放出)は、地球の方向に向いて噴出されているように見える。

cme-2013-0628.jpg


この CME は、6月30日の遅くか、あるいは 7月1日の早く(日本時間では 7月1日〜7月2日)に地球の磁場に影響を与える打撃をもたらす可能性がある。しかし、この CME は地球に対して真っ直ぐには向いていないので、地球を直撃せずに、かすめていく可能性は依然として存在する。




ということで、6月28日の宇宙線の急減は、太陽フレアによるコロナの噴出によるもののようなのですが、しかし、太陽フレアの規模そのものは C クラスというもので、大きなものではありません。むしろ、小さな規模の太陽フレアの範疇に入ります。

なのに、地球への宇宙線を「一瞬にして」これだけ遮断してしまうエネルギーを持つ太陽からの磁場が一気に噴出されたということのようです。


どうもこう・・・太陽の動きも相変わらず数値と見た目の整合性がないような感じは受けますが、いずれにしても、今回の太陽フレアの規模は小さなものですが、もしかすると CME の規模は比較的大きなものかもしれないですので、通信や無線、 GPS などを含め、地球にも多少の影響は出る可能性もあるかもしれません。






宇宙線の少ない環境の中の人類の行動は?

そして、上の宇宙線の量が急減した後は現在に至るまで宇宙線の量は低いままなのですが、つまり、今の私たちは、宇宙線の量の少ない地球の上にいる・・・ということになります。

これは、「太陽活動最大期」と同じように、地球の人間にに対しての宇宙線からの影響が少なくなっていると思われるのです。

それがどんな影響かはわからないですが、太陽活動と人間の社会活動に明らかな相関関係があるように、何もかも突き通ってやって来る宇宙線にも人類に対しての「大きな」影響は(何かはわからなくとも)あるはずだと私は思っています。


ところで、最近取り上げることの多かった昔のウェブボットにも、「太陽の病気」、あるいは「太陽の異常」というキーワードが多く出てきました。

少なくとも、ウェブボットでは「太陽の病気」と「地球と人類の異常(あるいは進化と覚醒)」をリンクさせて書いていたこともよくありました。

昨年の、

活動を始めない太陽とそこから思い出すウェブボットの「太陽の病気」の記述
 2012年05月16日

という記事にそれと関係する部分を抜粋したことがあります。

その部分を再度抜粋しておきます。

記事は1年以上前のものですが、現在の「社会」や「自然現象」と当てはめて読むと、わりと納得できる感じもあるかもしれません。



ALTA レポート 1109 パート1
ウェブボット 2009年1月31日配信

・ 「太陽の病気」は磁気のなんらかの変化が「太陽の病気」の背景にあることが分かってくる。

・ 「太陽の病気」は人間にとっては大変に危険な影響をもたらす。人間の精神に影響するのである。これによって突然と意識を失って倒れるような現象が相次ぐ。

・ また、この太陽の異常によって人々の現実に対する意識と感覚が大きく変化し、二つの異なった世界に同時に住む人々が多く出現する。これは「超現実」「幻想」「他の世界のような」などのキーワードと関係している。


--
ALTA Report 1309 パート0
ウェブボット 2009年3月28日配信

・ この時期には、社会環境の変化とそのストレスに耐えられなくなり精神的におかしくなった人々が多数出現する。

・さらに、この時期は火山噴火が相次ぐ。

・ 意識の覚醒はどんどん進む。世界人口の約5分の1の人々が意識の覚醒を体験することになる。そして現実否認の壁を打ち壊してゆく。

・だが、意識の覚醒は、幸いともなれば呪いともなることに気づかねばならない。意識の覚醒が進むと精神に異常をきたす人間の数が増える。これは、これまでの常識的な現実が壊されてしまうからである。

・北アメリカでは、異常な風や雷雨などが、こうした現象とは本来無縁な地域で多く発生するようになる。 こうした異常気象は「太陽の病気」が原因で発生する。


--
ALTA Report 1309 パート5
ウェブボット 2009年4月11日配信

・ 春から夏にかけて異常気象や環境異変がいたるところで発生し、世界の3分の1の人口が何らかの形でこれを体験するようになるため、多くの人が異常気象が起こっていることを確信するようになる。

・「太陽の病気」「冬の伝染病」「通貨の喪失」「世界的な資源の再配分」などの現象とともに、 「島や都市の地震」「溶ける氷」「海洋の異常」などの自然現象が相次ぐ。




上は抜粋したものですが、あくまで「2009年の予測」として書かれたものです。

しかし、今のこの 2013年、上の記述は、よりしっくりときます。





太陽とは関係ないかもしれないけれども異常は異常といえる数々のこと


そういえば、一番上の「金価格」の記事は、ウォールストリート・ジャーナルからのものですが、そのウォールストリート・ジャーナルに下の記事がありました。

やはり、昨日(6月29日)のものです。

us_heat-2013.jpg

米西部に熱波―デスバレーでは世界最高気温56.7度近くに より。


ここまでいくと、さすがに苦笑したほどでしたが、上に出ているデスバレーという場所は、やや特殊な場所だとしても、人の普通に生活している場所も下のような気温となっているようです。上のウォールストリート・ジャーナルの記事の後半の部分からの抜粋です。


米国立気象局によると、アイダホ州ボイジーでは気温は来週初めまでに41.7度まで上昇すると予想されている。ネバダ州ラスベガスの予想最高気温は47.2度で、1940年に観測した6月の最高気温46.7度を上回り、同市の過去最高記録に並ぶとみられている。

カリフォルニア州フレズノの来週初めまでの予想最高気温は43.9度で、2010年につけた過去最高気温42.2度を上回るとみられている。ユタ州ソルトレークシティーでは今月29日に気温が40度まで上昇すると予想されている。1961年に観測された同市の過去最高気温38.9度を更新しそうだ。




それにしても、上の記事の写真の人々は、デスバレーへとやってきた観光客の人たちみたいなんですけど、「50度の環境の下でこんなラフな格好で大丈夫なの?」と思いましたよ。

お風呂だって、50度だと暑すぎて入れないような気がするんですけれど、「空気がその温度」ということになりそうですしね。

ちなみに、熱波に襲われている地域はかなり広く、米国の気象サイトによりますと、下の黄色い部分が、場所により差はあっても一様に熱波に見舞われているということです。

us-heat.jpg

Weather Space 2013.06.26 より。






ロシアのモスクワも大変なことに

ちなみに、大国同士であるロシアのモスクワも大変なことになっていて、こちらも、過去最高気温を上回ってきている可能性が高いです。

moscow-36-do.jpg

▲ ロシアのメディア Uralin Form より。

このことについては、

モスクワ : 気温 36度の異常熱波の予測によりロシア非常事態省が市民に警告を発令
 地球の記録 2013年06月29日

にも記したのですが、ロシアの場合は、ロシア非常事態省が市民に警告を発していまして、上のアメリカの熱波と比べるとぬるま湯のような 36度の気温でも、モスクワ市民にとっては大変な気温のようです。

いやまあ、日本でも 36度だと十分に大変な気温ですが、上のふたつ・・・まだ6月のことだと考えるとすごいですね。


日本の夏はどうなんだろうなあ・・・。


いずれにしても、急減した宇宙線の下の地球で、もしかしたらやや異常なのかもしれない太陽の下で、私たちは生きていきます。


そういえば、トルコ、エジプト、ブラジル、あるいは他の様々な国で争乱も絶えていないですが、一般的に宇宙線が少ない状態(太陽活動が大きな状態)の時は、社会は「暴力的に」荒れたという過去の状態はかなりはっきりしていますので、もう少しの間は、さらにヒートアップしてしまう可能性もあるのかもしれないです。



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