2013年07月01日



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地球の気候の行き先についての学説は百花繚乱状態




妙な圧迫感と共に目覚めた夜中に感じた「もし 2015年になっても世界が今と同じだったらどうしよう」という不安


昨日の記事、

個人的観測史上最大の「暴落」を見せた宇宙線とその原因を作った太陽フレア
 2013年06月30日

で、6月28日の「宇宙線の瞬間的な急減」について書きまして、その原因となったと思われる CME (太陽からのコロナ質量放出=大量の磁気)ですが、地球には日本時間の今日(7月1日)の午前頃に到達したようなのですが、とても弱かったもののようです。

下は今朝のスペースウェザーの記事の見出しです。

sw-2013-07-01.png

▲ 今朝の Spaceweatherより。下が大体の内容です。


6月28日のCクラスの太陽フレアによって発生し、地球に向かって放出されたコロナ質量放出( CME )が地球に到達した。その影響は非常に小さいために、いかなる地磁気活動も起こさなかった。



とのことですので、特に心配はないようです。


ただ、昨日の記事に載せました下の宇宙線の数値の急落の状態はそのままです。




地磁気の影響はなくとも、突然の宇宙線の減少によって(特に人間による社会に)何か変化というのか、「人間の荒い面」は増加するような感じもします。


荒っぽい社会的混乱といえば、エジプトのデモは、その数にしても規模にしても、大変なことになっているようです。


大統領就任1年のエジプト、全国で1400万人が抗議デモ
ロイター 2013.07.01

eg-demo.jpeg

▲ カイロ中心部にあるタハリール広場。6月30日。

モルシ大統領就任1年を迎えたエジプトで30日、同大統領の辞任を求める1400万人規模のデモが全国各地で実施され、これまでに4人の死者が確認された。首都カイロ中心部にあるタハリール広場では、約50万人の国民が国旗を掲げながらモルシ大統領の辞任を求めた。



その数については報道によって様々のようですが、ロイターでは上のように 1400万人ということになっていました。それにしても・・・ 1400万人がデモに参加。

「エジプトの人口は?」と、 Wikipedia を見てみると 82,999,000人ということで、大体、8300万人ということのようです。

これは日本の人口の大体7割くらいですので、日本の人口で例えれば・・・えーと、このくらいの計算もできないですが、約1千万以上の規模の抗議デモということにはなります。

いわば、「日本全土で 1500万人が抗議デモ」という見出しが出るような状態と同じと言えるかとも思いますので、スゴイといっても差し支えない状態といえるかもしれません。





夜中の「圧力」で起こされて

そういえば、このセクションの見出しが「妙な圧迫感と共に目覚めた夜中に感じた「もし 2015年になっても世界が今と同じだったらどうしよう」という不安」という妙に長いものなのですが、昨日、眠っている時に、夜中の3時頃だったか、足もとのほうから、

「ボワッ!」

というような、風圧のような・・・何かこう「柔らかい衝撃」を感じて目が覚めたんです。時間を確かめるために枕元のコンセントで動いているセグのデジタル時計を見ると消えていました。

「停電?」

と思ったのですが、停電ではないことはすぐわかり、結局、朝になってわかったのは、コンセントが外れただけだったのですが、ベッドの下の奥の誰もさわることのできない場所にコンセントの元はあって、今まで自然に外れたことがないのですが、その時に何かの理由で外れたようです。

しかしその時は、先ほどの「ボワッ!」の感覚がとても気になっていました。

いろいろと原因を考えてみて、今度は、

「泥棒とか侵入しているとか?」

など別の方向に思いがいって、部屋を見て回ったりしているうちに、何だか急にいろいろと不安になってきた次第だったりしました。

「幽霊とか?」

などとも思いましたが、私はスピリチュアルな能力が完全に「ゼロ」で、生まれて以来、幽霊とか人魂とかのたぐいは見たことがないし、それどころか誰だって一度くらいは見たことがあると言われる UFO さえ見たことがありません

空はわりとよく眺めるほうですが、見るものはすべて説明がつくものばかりです。

まあ、「自分の中にある別の宇宙が見えたり」とか、そっちの無意味な方向に関して見えたりするということはありますが、それらはスピリチュアルというより、「誰にでもある複数宇宙に関係する普通の事実」だと思っています。


いずれにしても、どうせ、どんな悪霊や精霊が現れても絶対に見えやしないので、「考えるだけ無駄か」と寝ようとしましたがどうも眠れない。なぜだか「不安」が大きくなっていきます。

それくらいに不安になるほど、起こされた「風圧」はすごくて、あるいは「重力波」みたいな感じさえするものでした。


確かに最近はふだんでも「不安」の感覚がかなり強くて、こんなに強いのは十数年ぶりかと思います。もともと私は二十代のはじめから不安神経症というものにかかっている人で、強迫的な不安にとらわれやすい気質を持っているわけなんですけれど、それでも、かなり久々の感覚です。

しかし、以前と違うのは、今の私の不安は「何かが起きることへの不安」ではなく、「ずっと今と変わらない世界だったらどう生きればばいいのだろう」というほうの不安だと自分では思います。


ともあれ、あまり長々とこんな不毛なことを書いていても仕方ないですので、今日の本題というか、タイトルと関係したことに入ります。






2012年7月にグリーンランドの氷があっという間にほぼすべて溶けてしまった理由


昨年の記事で、「たった数日の間にグリーンランドの氷がほぼすべて溶けてしまった」という出来事があったことを記事にしたことがあります。記事は、

メルトダウンの序章? : 「たった4日間でほぼすべて溶けて消えた」グリーンランドの氷床
2012年07月26日

というものです。

下の図がその時に発表された図です。白い部分が氷の部分で、写真の左側が2012年7月8日。右側が2012年7月12日のもの。つまり、4日後のものです。




上の記事で NASA のニュースリリースをご紹介していますが、最初の部分を抜粋しておきます。


NASA の衛星が捕らえた予測もしなかったグリーンランドの氷床の急速な融解
NASA 2012.07.24

NASA の観測衛星からの観測によって、グリーンランドの氷床が 7月8日から 7月12日までの間に推定 97パーセントが融解していたことがわかった。

グリーンランドの氷床の衛星観測は過去 30年続けられているが、その 30年間での衛星による観測で、最も広範囲で、また「突然」の氷床の融解が起きていたのだ。

7月のたった数日間のうちに、グリーンランドの氷床全体の 97パーセントが溶けてしまったことを衛星データは示す。



最近、この異常といえる現象に関して、英国のシェフィールド大学の科学者を中心とした国際研究チームによって原因が解明されたということが発表されていました。

jet-greenland.jpg

Phys.org より。


記事の内容は、簡単に書きますと、「地球規模のジェット気流の循環に異常が起こり、それによってグリーンランドの上に暖かい南の熱をもった空気が流れ込んだために起きた現象」だったということのようです。

ジェット気流の異変に関しては、オックスフォード大学の気象物理学者であるティム・パーマーという人も、「異常気象の原因は、ジェット気流の変化が関係しているかもしれない」というようなことを述べていたことを、昨年の地球の記録に書いたことがあります。

jetstream-02.jpg


とはいっても、パーマー博士も、「気候変動の全体とジェット気流の関係はわからない」と述べており、現在のように地球の、特に北半球の非常に広い地域で日常的に起きている「異常な気象」についての説明はジェット気流だけで説明できるものではないようです。





海水面の上昇との関係

しかし、昨年のグリーンランドのように「瞬く間」に広大な土地の氷床が溶けるというような現象が、仮に相次いだ場合には、何となく「海水面に影響を与えたりはしないのだろうか」というようなことも考えてしまいますが、それに関しても、最初にご紹介した英国シェフィールド大学のグリーンランドの研究の記事の最後に、大体、以下のように記されています。


この(2012年のグリーンランドの出来事のような)自然変動により高い次元での氷床の溶解が起きたという出来事が 2012年だけの珍しい現象だったのか、そうではないものなのかは、今後の 5年から 10年の間に明らかになっていくと思われる。

将来の気候を予測することは難しいが、このことは次の 100年から 1000年の間での海水面レベルの変動要因に支配的となるかもしれないことを理解するということも重要なことだ。



これは、グリーンランドのような広い面積の氷床の突然の溶解などは、海水面レベルに影響するということを言いたいのだと思います。

ただ、ここでも、科学者たちは「次の 100年から 1000年」というようなことを言っていますけれど、昨年のグリーンランド(大変に広大な面積の大地です)の氷床がほぼすべて溶けるということが、たった4日間で起きているという現実を考えると、極端な例えですが、たとえば、「地球上のすべての氷が溶ける時間も、100年どころか、2週間程度と計算できてしまうのかもしれない」というようなことにもなりそうな感じもします。

北極や南極にはジェット気流のような循環する大気の流れは現在は存在しないわけですが、地球の気流がどうなるかは誰にもわからないことだとも思うのです。


ほんの少し先のことでも。


先日の「「大西洋の消滅が近い」と科学者たちが発表し、プレートの大移動による大災害が近いとメディアが書き記す時代に」という記事にも書きましたけれど、地球での現象は起きる時には「あっという間に起きる」ということを感じます。





セントヘレンズの場合

MSH1980Erupt.jpg

▲ セントヘレンズの 1980年の噴火。


関係ない話かもしれないですけれど、 Walk in the Spirit に「シアトルの内陸部でM4.3、近くのセントへレンズ山で想う」という記事がありました。

セント・ヘレンズは、アメリカのワシントン州にある火山で、1980年5月に大噴火を起こしたことで有名ですが、上の記事の中に、7 Wonders of Mount St. Helens (セント・ヘレンズの7つの不思議)というものを訳してくれていた部分がありました。

それを抜粋させていただきます。


The 7 Wonders of Mount St. Helens

1)噴火後、9時間で、山の全体が出来上がった、
(地質学では、1万年を要するとされている変化だが、)

2)噴火後、5ヶ月で、大規模な峡谷(キャニオン)ができた、
(普通、数百年かけて、侵食されてできるとされている、)

3)噴火後、5日間で、美しい断層のバッドランズ地形ができた、
(何世紀もかかるとされているが、)

4)最後の噴火後、3時間で、100層もの地層が作られた、
(長年を要するとされているが、)

5)大量の(雪解け)水流は、一気に海へ流れ、
河川はわずか、9時間でできた、
(長期間の浸食作用でできるとされているが、)

6)湖に沈んでいる丸太は、森林のように見えるが、
噴火で埋められたもので、わずか10年しか経っていない、
(地質学者は5億年の歳月をかけて、このような湖中森林ができるとしている、)

7)石炭の形成には何百年かかるとされてきたが、火山のそばの湖の湖底には何万本もの、石炭になる一歩手前の状態の木が確認できた、
(これらに、熱と圧力がかかると、アッと言う間に石炭に変質する、)



ということが書かれてあるのだそう。


これの真偽はともかくとして、私が最近の自然現象に思うことは、この「あっという間に起きる」ということなのです。


たとえば、創世記にあるような「7日間」もあれば、地球の何もかも変わってしまうのに十分な時間ともいえるような気さえしています。


何だか長くなってしまっている気がしますので、今回はここまでにしておきますが、つい最近、日本の海洋研究開発機構の主任研究員である中村元隆さんという研究員が発表した「 2015年から地球は寒冷化に入る可能性」についてのことがメディアで記事になっています。

朝日新聞の「北半球、数年後に寒冷化? 海洋機構が海水温から解析」で内容を読むことができますが、このことなどと過去に書いた「太陽活動から見た寒冷化」などとの関係をもう一度考えてみたいと思っています。


ただ、以前にも書きましたけれど、「寒冷化」というような語感よりも、今は「寒さも暑さも極端になっていっている」という感覚のほうが強い現実世界ではあります。