2013年07月06日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




歴史的な熱波が続く中西部の隣では「氷の嵐」によって銀世界に包まれた7月4日のアメリカ独立記念日



dm-0705.jpg

▲ 氷の嵐、そして熱波と洪水を一日のうちに経験した 7月 4日のアメリカの状況を報じた英国デイリーメールの記事。 今回はこの記事をご紹介します。
--


最近、天候関係の記事が多く、今回は違うことを書くつもりだったんですが、上のデイリーメールの報道を目にしまして、やはり記事にしたくなりました。気候に関してはどこで起きていることも他人事ではない時代だと思います。






今日は太陽が地球から最も遠い日


先日の記事の冒頭で、私の住む関東地方で、その時点でのピンポイント気温予測で下のようになっていることを書きました。




それで、今、その 7月 6日の午後なんですけれど、結果としてこのようなことにはなっていないようです。

暑いことには暑いんですが、気温 33度を越えると細胞のひとつひとつが沸点に至り、全身が消滅するといわれる私(へんなモンスターかよ)が、エアコンをつけることもなく部屋でこのように存在していますので、多分、30度少しくらいの気温だと思われます。

風もわりと涼しい。

もちろん、関東も広いですから、大変な気温になっている地域はあるとは思いますが。

関東は梅雨明けもしたようで。


梅雨明け:関東甲信で 昨年より19日早く 史上4位タイ
毎日新聞 2013.07.06

気象庁は6日、関東甲信で梅雨明けしたとみられると発表した。平年より15日早く、昨年と比べても19日早い。6日の梅雨明けは関東甲信では1951年の統計開始以来4位タイの早さとなった。



西日本より先に梅雨明けしたんですね。

ちなみに、今日、あまり気温が上がらなかったのは、あまり太陽が出ない天候だったこともありそうで、基本的に午前は曇りでした。

早朝、空を見上げると、「もう少し発達すると乳房雲( Mammatus )になりそうな雲」が空全体に広がっていました。

下の写真は窓から空を撮影したものです。
太陽も小さく雲の向こうに見えます。

clouds-2013-0706.jpg


「乳房雲」というのは、過去記事「異常といえば異常、普通といえば普通かもしれない最近の世界のいくつかの現象」で写真を何枚か載せたことがありますが、もっと発達すると、下のような雲となっていくものです。





今日の早朝は空全体がこんな感じで、また、多分、上空の大気が荒れていたのだと思いますが、富士山とかアメリカのシャスタ山などによく出るような、いわゆるレンズ雲と呼ばれる雲が複数、空に出ていました。



▲ アメリカのシャスタ山のレンズ雲。ここにはよくこの雲が出ます。北京の空に現れた「終末の雲」や富士山のレンズ雲から思う世界の7つの「聖なる山」より。



ベランダから空を見ていたのですが、近くに子どもがいたので、レンズ雲は見たことがないだろうと、驚かせてやろうと思い呼びました。


わたし 「あそこに UFO が飛んでるよ」
子ども 「ああ、オトーサン、あれはね、 UFO じゃなくて、ただの雲だよ
わたし 「・・・・・はい」
子ども 「雲が渦を巻いたみたくなって、ああ見えるんだろうね」
わたし 「・・・・・はい」


と、まったく動じることなく子どもはそう語って去っていきました。


それはともかく、今日は雲の向こうの太陽が何だか少し小さく見えるように感じました。




太陽の遠日点

その後知ったのですが(太陽が小さく見えたこととは関係ないでしょうが)、今日は「太陽が地球から最も遠い日」なのだそうです。

地球の軌道は、正確なまん丸ではなく、「楕円」なので、太陽から遠い場所や近い場所になることがあるのですが、この軌道上の太陽からもっとも離れた地点を「遠日点」と呼ぶのだそう。

下の図がわかりやすいです。
逆に太陽にもっとも近いのが、「近日点」というそう。

aphelion-2013.png


今日の「遠日点」についてのスペースウェザーの短い記事からです。


EARTH AT APHELION
Spaceweather 2013.07.05

地球は遠日点に

本日は、私たちは通常よりも太陽から遠いところにいる。太陽を周回する地球の軌道は、真円ではなく、楕円で、7月5日(日本時間7月6日)には地球は、楕円上の曲線で、太陽から最も遠い端に位置する。

天文学者は、これを「遠日点」(aphelion)と呼んでいる。遠日点にあるときには、太陽は空に通常より小さく表示され(通常より 1.7%小さい)、そして、世界の太陽熱は、年間平均より 3.5%程度小さくなる。これは、北半球の夏の暑さにわずかな救済を提供してくれるのかもしれない。




とのことで、実際に北半球全体で「太陽熱がやや弱くなる」という傾向はあるようです。


そんなわけで、また余談めいた話となってしまいましたが、ここから本題です。




熱波と雪景色が同居する世界


SantaRosa-2013-07-04.jpg

▲ 雹(ひょう)による嵐によって町全体に氷が雪のように積もってしまった米国ニューメキシコ州のサンタローザ。7月4日。地元のメディアの Komo News より。


7月4日というのは、日本では「七夕の3日前」という日くらいで特に大きな日ではないのですが、アメリカでは独立記念日という大きな記念日です。

でまあ、そんな日に冒頭の写真にありますように、アメリカのニューメキシコ州では、「氷の嵐 / 雹(ひょう)」の嵐によって、地域一帯が雪景色のようになってしまったということになったのですが、一方で、ユタ州では猛暑で2名の方が亡くなったとのこと。

それぞれの場所はかなり大まかですが、下の位置となります。

0704-sd-map1.jpg


下の図は、「個人的観測史上最大の「暴落」を見せた宇宙線とその原因を作った太陽フレア」に載せた先週のアメリカの熱波の地域の図です。





上の熱波に襲われた地図を見ますと、氷の嵐が降ったニューメキシコ州はどちらかというと、熱波に覆われているような感じなのですが、でも、一昨日は雪景色のようになったのでした。

ユタ州といえば今年の4月に、「地球の記録」の「米国ユタ州で史上最大規模の地崩れが発生」という報道をご紹介したことがありますが、いろいろと多難なことが多いようです。

utah-mine-2.jpg

▲ 上の記事より。



いずれにしましても、天候異常もなかなか極まってきている感じもありますが、そのことをまとめていた英国デイリーメールの記事をご紹介します。




Freak weather across the states: HAIL STORM leaves a white carpet in New Mexico while a couple die from extreme heat in Utah as other areas are hit by FLOODS
Daily Mail 2013.07.05

アメリカを貫く異常な気候:ニューメキシコでは雪景色の様相を見せ、ユタ州では猛烈な暑さでカップルが死亡。他では複数の洪水が発生

dm-02.jpg

▲ まさに「夏の大凍結」といえる光景。サンタローザの多くの道路が氷の嵐によって足止めされた。


米国の天候は、先週を通して、あまりにも極端な現象となった。

独立記念日の祝日の開始と共に、東海岸では、フィラデルフィアからボストンへなどの都市は猛暑に関しての警告を発令し、フロリダとノースカロライナ州の一部では豪雨により洪水が発生。

アメリカ北東部にあるニューメキシコ州では雹(ひょう)を含む、異常な大規模の氷嵐に見舞われ、地域は白い絨毯に包まれた。

雹は場所によって、ゴルフボール大のものが降った。

地元メディアの報道によると、おのおのの地域で街や公園で独立記念日のお祝いの準備をしていた時に雹と氷の嵐が発生した。道や家々屋根が氷に覆われ、交通も道路に積もった氷によって足止めされた。

地元のサンタローザの住人のひとりはこう言う。

「私のここ地での 50年の人生の中でこのような光景は見たことがない。本当にひどい」。

大理石サイズの雹が降ったせいで、家屋に損傷があったが、人的被害は報告されていない。

その一方で、フロリダとノースカロライナ州では、これまで経験したことのない、ほぼ前例のない豪雨に見舞われ、水が道路に浸水した。フロリダ州では、いくつかの道路が閉鎖された。


dm-03.jpg

▲ 洪水によって、ほぼ水没した駐車場に止めた無人の車。フロリダ州フォートウォルトン・ビーチ。


現在、米国の北東沿岸に沿って、極端な暑さと湿度が大気を満たしている。

アメリカ国立気象局によると、週末の2日間は、少なくとも 35度から 38度近くまで気温が上昇する可能性があると警告する。ニューヨークでも、32度から 33度まで気温が上がるとしている。

ボストンでは、観測史上最高の気温である 35.6度に達する可能性がある。



dm-04.jpg

▲ その一方では、夏の真っ直中。7月5日のニューヨーク州ファイヤー・アイランドの海岸。


国立気象局は、人々に対して十分に水分を補給すること、また、直射日光に当たらず、エアコン環境で過ごせる場所で過ごすことを勧めている。

また、カリフォルニア州のカップルはユタとアリゾナ国境に近い・ザ・ウェーブ(The Wave)をハイキングしていた際に熱中症にかかり、死亡した。気温は 38度以上に達していた。



dm-05.jpg

▲ ユタとアリゾナの州境にある人気のハイキング・スポット「ザ・ウェーブ」。独特の岩と自然の景観が見事な場所。しかし、ここでカップルが死亡するという悲劇が起きた。


このザ・ウェーブは、独特な岩の形成と自然が残されている人気のハイキングスポットだ。ソルトレーク・トリビューン紙によると、 2012年には 48,000人以上の人々がここを訪れたという。

地元の保安官は、この地を歩く場合には早朝に行うことと、十分な水と、暑さに対処できる物資を所持していることを確認してほしいと呼びかけている。





Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。