2013年08月26日



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145億年前の星が発見される : その星の由来の人物メトセラの死の直後に地球は創世記の大洪水に包まれた




「宇宙論は間違っているのかもしれない。そして、恒星物理学も間違っているのかもしれない」(ハワード・ボンド/宇宙望遠鏡科学研究所)


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▲ 145億年の惑星と算出されたメトセラ星。以前はこの星は 160億年前のものとされていました。どちらにしても、現代宇宙論での宇宙の年齢より古い星ということになってしまいます。
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宇宙も生命も「その起源」というものは考えにくい


今回の記事は、過去記事の、

ビッグバン理論での宇宙の誕生より古い「 145億年前の星」が観測された報道を見た日に
 2013年03月09日

という記事と内容としては同じようなものなのですが、今朝、宇宙関係のサイト Daily Galaxy にまたその関連の記事が出ていまして、このことに関しては繰り返し記事にしてもいいものかもしれないと思って、その今朝の記事をご紹介します。

Daily Galaxy は科学系サイトで、コメントも多く寄せられるのですが、この記事にあった下のコメントが、この記事の「意味」を的確に表しているように思います。


Daily Galaxy のコメントより

この記事の冒頭の段落がすべてを言い表していると私は思います。つまり、「この星の年齢である 145億年というのは、宇宙の年齢として計算されている 138億年よりも古い星ということになる可能性があり、矛盾を提示する範囲の計測となる」の部分です。



この矛盾がどこに存在しているのかを科学的に突き止めるのが科学者の役割でしょうけれど、私のような科学者でもなく、科学に疎い人間としては「人類としての理念」からこの矛盾を考えたいわけで、なので、ビッグバン関係に関しては、過去の記事と重複した内容となっても、繰り返し掲載することもあります。

なぜ、「繰り返し記事にしてもいいか」というと、「ビッグバンの存在の有無」は、科学者ではない多くの人々も繰り返しそのことについて考えていいことだと思うからです。

もちろん、「ビッグバンの否定」というようなことは小さな節目でしかなく、それはひとつの第一歩でしかないわけで、行き着きたい先は、昨日の記事、

「地球の生命は地球自身の年齢よりはるかに古い約 100億年前に始まった」ことを論文で発表した米国の二人の科学者
 2013年08月25日

にもハーバード・スペンサーという19世紀の科学者の言葉を書いたのですけれど、その意味である、


「無から有は生まれない」


という、この世の不変の科学の真理です。


そして、そこから辿ると、どうしても、


「宇宙は生まれていない」


というところに行き着くしかないのですが、これは証明することはとても難しいと思います。

でも、証明されるとかされないはともかくとして、「何もないところからは何も生まれない」という概念については直視するべきだと思います。


生命もです。
無から生命(有機物)は生まれないんです。


もう2年以上前の記事ですが、

最も驚くべき存在である有機物
 2011年05月06日

という記事を書いたことがあります。

そこに私は、


「有機物は無機物からは生成されないので、有機物は「元々あった」と考える以外にない」



と書いています。

有機物は無機物からは自然には生まれないのです。


これに関しては、フレッド・ホイル博士の『生命はどこから来たか』から抜粋しておきます。


生命はどこから来たか 「第四章 至るところにある有機物」 より抜粋

一酸化炭素、窒素のような無機物から非生物学的に有機物を生成することが無理であることを考えると、星間にある大量の有機物は生物学的に作られたのに違いないのは明白である。科学者の中には逆の方を主張する人もいるが、これは極端な独断である。

もしも、無機物からほんのわずかな、痕跡量以下の有機物を生成できたとしても、それは実験室で注意深く設定された条件、特に触媒に気を遣った条件での話であり、宇宙空間のような制御の利かない条件下では触媒がすぐ壊れて大量の生成物は得られないであろう。



というようなことで、実験室で注意深く設定された条件の下ならともかく、自然の条件下では無機物から有機物が発生することはあり得ないようです。


どうやら、私たちの生きているこの宇宙というのは、


・宇宙の起源はないし

・生命の起源もない



という非常に不思議な状態の場所である可能性が高いです。


この「不思議さ」が理論的なレベルで解消できる可能性はないと私は思います。

この不思議さを解消したり昇華するのは「自分の内なるこの世の理論」の中でのみのように感じます。それは宗教をお持ちの方なら宗教の教義でもいいでしょうし、あるいは私のように「理解をあきらめる」(苦笑)というのもアリな感じはします。

理解をあきらめても、宇宙はいつも「ここ」にありますから、全然問題ではありません。

ところで、この星につけられている「メトセラ」というのは何か知らなかったですので調べてみましたら、旧約聖書の『創世記』に出てくる人物のことなのですね。Wikipedia には下のようにあります。


メトシェラ(メトセラ)

metsera.jpeg

メトシェラ(メトセラ)は旧約聖書の『創世記』5章21節から27節に登場する、伝説的な人物。エノクの息子で、かつノアの方舟で知られるノアの祖父にあたる。メトシェラは969歳で死んだと記述され、聖書において、最も長寿であった人物である。(中略)

『創世記』の記述から計算すると、彼の死の直後に洪水が起きたことになり、彼の死の時まで神は忍耐を持って洪水を起こさなかったという解釈が出て来る。




ということで、創世記では、この「メトセラ」が死んだ直後に大洪水に見舞われたとのこと。それまでは、「神は忍耐を持って洪水を起こさなかった」とのことです。

ということは、宇宙の「メトセラ星」が消えるか見えなくなった時にも、「神の忍耐は消えて」、地球か宇宙に大洪水が起きるのかもしれないですね。

というわけで、Daily Galaxy の記事です。

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The Oldest Star in the Universe? --"A Primeval Dwarf Galaxy Sucked into the Emerging Milky Way"
Daily Galaxy 2013.08.25

宇宙で最も古い惑星? - 「原始の矮小銀河は、新しく出現した天の川に吸い込まれた」


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「我々は、正確に求められた数値の年齢として宇宙で最古の星を発見した」。

ペンシルベニア州立大学の教授であり、ハッブル宇宙望遠鏡を運営する「宇宙望遠鏡科学研究所」に所属するハワード・ボンド( Howard Bond )博士は上のように述べた。

この星の年齢である 145億年(プラスマイナス8億年)というのは、現在、宇宙の年齢として計算されている 138億年よりも古い星ということになる可能性があり、矛盾を提示する範囲となる。

しかし、この星は 2000年に発見された最初の時には「160億年前のもの」という計算が出ていた。そのため、現在の宇宙論に潜在的な矛盾が存在しているかもしれないことを感じている天文学者たちは少なからずいた。いずれにせよ、この星は現在の宇宙論に内在する潜在的なジレンマを提示する。

この「メトセラ星」と名づけられている星、正確には HD 140283 と分類されているこの星は、長い期間にわたって多くの変化を見せている。この星は多分、原始矮小銀河で生まれたものだ。そしてその矮小銀河は、最終的には 12億年以上前に新しく誕生した天の川に吸収された。

ハワード・ボンドは以下のように語る。

「宇宙論は間違っているのかもしれない。そして、恒星物理学も間違っているのかもしれない。あるいは、星の距離も間違っているのかもしれない」。

「私たちは惑星の距離について詳細に設定している。新しいハッブル望遠鏡での年齢の計測は、測定の不確かさを縮小するため、空間の膨張率、ビッグバンからのマイクロ波背景放射の分析、そして放射性崩壊の測定によって決定している」。