2013年08月28日



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強烈な速度で増え続ける「廃墟」を感じる 2013年の夏の終わり



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▲ 今朝は飛行機だけではなく、こんな感じのヘリコプターも隊列を組んで飛行していました。入間自衛隊基地から発進したのなら、米国製の輸送ヘリコプター「CH-47 チヌーク」かもしれません。
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今朝は曖昧だけれど何だか妙な胸騒ぎがしていました。
何となく雑記でおわってしまいそうです。


いつもより往来が激しい軍用機の轟音の中で


今日(8月28日)は朝から軍用機がふだん以上に上空をゴーゴー飛んでいて、普段はあまり飛行機の音を気にしない私も「うるせえ」と思ったくらいですので、通常よりも低空飛行する航空機がかなり多かったようです。しかし、考えてみれば、いきなりこんなこをと書いても意味がよくわかんないかもしれないですね。

私の住んでいる場所は「軍事基地最前線」の場所で、自宅周辺は下のような感じなんです。

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私の住む場所のすぐ裏手が、米軍の所沢通信基地というところで、歩いて数分。米軍基地といっても、通信基地なので、タワーがたくさん立っているだけですけれど。

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▲ 所沢通信基地。


フェンスの横の道をたまに散歩したりしますが、基地内に人影が見えたことはありません。

それで、その数キロ先に自衛隊の入間基地というのがあって、ここから発進するか、あるいはここに向かう軍用機のほとんどが私の住んでいるあたりの上空を飛んでいくのですよ。

場合によっては、相当の低空飛行をしていきます。

その発進が今日は多いです。

まあ、世界情勢もいろいろで、それと合わせるように飛行機の発着というか、上空の通過も頻繁になったりすることは過去にもありましたので、あまり世界情勢と関係なさそうな埼玉の自衛隊や米軍基地も、「世界の戦争と連動して動く」というような部分はあるのかもしれません。

自分の住んでいる場所が、そのような土地だというのは、もちろん暮らし始めてから知ったのですが、うるさく感じる時にはまあ確かにうるさいですね。



どこもかしこも廃墟だらけになっていく


昨日の記事、

この夏すでに聞こえていた小氷河期の足音 : アメリカのこの夏は記録的な「低温」が圧倒していたことが判明
 2013年08月27日

の後半に下のようなことを書いていました。


これだけ世界中で壊滅的な災害が続いているということは、上のような「災害による廃墟」が世界中に増え続けていけば、時間と共に、「世界中に廃墟が増えていく」ということにも繋がるものかもしれません。復旧するより新たな廃墟が作られるスピードのほうが早いという意味です。

今の環境変化のスピードを考えると、地球の多くが廃墟に包まれる日はそんなに遠くもない気さえしてきます。

紛争や戦争などの人員的な要素も含めましても。




これは、自然災害のことを想定して書いたものなのですけれど、最後のところに「紛争や戦争などの人員的な要素も含めましても」と書いてあります、

その後、米国人のブログを読んでいましたら、そこにシリアに関しての記事があり、その内容そのものではなく、筆者が感想として書いてある短い文章が目につきました。

下の記事の写真の下に小さく書かれてある文章です。

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Extinction Protocol より。

上の記事の写真の下に小さく書かれてあるのは以下のような文章です。


終わりの始まり?

ベイルート、ラマラ、バグダッド、カイロ、そして、ダマスカス。中東の非常に多くの地域が上の写真の状態と同じように戦闘で荒廃した廃墟となっている。これらの荒廃した都市の多くは、決して復旧されることはないだろう。この風景が私たちが未来に残す遺産だというのだろうか?



ふと、思えば、上のベイルート、ラマラ、バグダッド、カイロ、ダマスカスだけではなく、それ以前から見れば、イラクやアフガニスタンといった中東の多くの場所が廃墟となり、その中には、ずっと廃墟のままとなっている場所も数多くあるはずです。

昨日書いた「復旧するより新たな廃墟が作られるスピードのほうが早い」というのは自然災害と人類の文明について書いたものですけれど、人的な破壊のほうも、「復旧より廃墟化していくスピードのほうがはるかに早い」というのが現実のように感じます。

上のブログの文章を読んで、そこに出てきたそれぞれの都市の当時や、あるいは現在の写真などをしばらくインターネットなどで見ていました。

少し掲載してみます。


ベイルート

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▲ ベイルート。 2006年 7月。 ニューヨーク・タイムスより。



カイロ(エジプト)

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▲ カイロ。 2013年 8月。 Cairo Insights より。



ダマスカス(シリア)

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▲ ダマスカス(シリア)。 2013年 8月。 Frontpage Mag より。


書くまでもないことかもしれないですが、それぞれの都市がかつては華々しく、また美しい都市であった場所ばかりでもあります。

ベイルートはかつては「中東のパリ」と呼ばれていましたけれど、今、ムチャクチャなことになっているシリアのダマスカスも、かつては美しい都市でした。

私はシリアには行ったことがないのですが、特にダマスカスの夜景は観光客たちから絶賛されていたようです。

下の写真は共に、Lembrancas de Damasco (ダマスカスの思い出)というブログからです。



2012年以前のダマスカスの夜景

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そして、理由はどうであれ、次々と「廃墟」と化していく。

このシリアは、場合によってはこの数日中にさらに激しい戦争の渦中に巻き込まれる可能性もあって、廃墟がまたどんどん作られていく。

なんだか、つくづく「今、自分の生きている時点は歴史のどんな過程の途中なのかなあ」と、上空の航空機の轟音の中で思ったりしたのでした。

まあしかし・・・。それが自然環境であっても、その他のことであっても、 2015年までの大きな変化は本来、覚悟していたこと。胸騒ぎがしてもあまり動揺しないで過ごすようにしたいと思います。