▲ クロアチアの Jutarnji の記事より。
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[参考用語]メジュゴリエの聖母
Wikipedia より
メジュゴリエの聖母は、1981年6月24日から現在に至るまで毎日、聖母マリアが出現していると数名の幻視者が主張するボスニア・ヘルツェゴビナ南部ヘルツェゴビナ・ネレトヴァ県、メジュゴリエにおける聖母出現である。この現象は目下のところ公認されてはいないが、カトリック教会によって研究が進められている。
先日の記事、
・米国モンタナで人々が「空が落ちてきた」と口にした日、宇宙では彗星アイソンが崩壊を始めているという懸念が台頭
2013年10月03日
の最初で、太陽からの CME (コロナ質量放出)などによる地磁気の影響で、米国ではかつて見られたことのないような見事な色彩のオーロラが出ていることに少しふれました。
このオーロラがですね、何というか、さらにすごくなっていて、こう・・・いわゆる「神々しい」というような形容をしても構わないのではないかというレベルのオーロラが出現し続けています。
▲ 10月 8日にアイスランドのセルフォスで撮影されたオーロラ。 Realtime Aurora Photo Galleryより。
▲ 10月 9日にノルウェイのトゥロムスで撮影されたオーロラ。Realtime Aurora Photo Galleryより。
2つめのノルウェイのオーロラなどは、4年ほど前のアップルのパソコンの OS である Mac OS X スノーレパード( Snow Leopard )のデフォルトの壁紙などを思い出させてくれます。
▲ 2009年頃のアップルの Mac の広告より。
アップルといえば、今はスマホとタブレットの代名詞となってしまいましたが、アップル社の方々は、パソコンのほうも忘れないでくださいね・・・と、18年来の Mac ユーザー( Windows は 20年使ってますけれど)としては言いたくなる時もあります。
私はパソコン部門以外のアップルにはあまり興味がなく、今後もスマホは使うつもりがないですし、タブレットにもあまり興味がないです。
Mac OS の思い出に関しては、スティーブ・ジョブスさんが亡くなった 2011年の10月頃に、「夢にまで見たような OS - Mac OS X をありがとう」という記事を書いたことがあります。
話が変な方向に逸れましたが、本題は上の神々しいオーロラを見て、最近、ボスニアやその周辺の国で話題となっている「光るマリア像」のことを思い出したのです。
涙が定番だったマリア様が光り出した
マリア像やキリスト像というと、話題となりやすいのは、「木や壁にその姿が出現した」というものや、あるいは「血のようなものを流した」というようなものが多いように思います。 In Deep の昨年の7月の記事にも、
・ 世界中に出現する「血を流す聖母マリア」:インドでは血の涙。米国ではこめかみから流血
2012年07月23日
というものを記したことがあります。
▲ インドのカトリック司教協議会が伝えた 2012年7月14日に目から赤い液体を流し始めたマリア像。
▲ 2012年7月に、こめかみ部分から赤い液体を流しはじめた米国ルイジアナ州にある聖母マリア像。
そして、今、ボスニアの周辺で話題となっているマリア像は「光り始めた」というものです。
それだけならともかく、その話を聞いたバチカンの司祭たちが、そのマリア像の調査のためにボスニア・ヘルツェゴビナの現地をチームで訪れ、現在、鑑定を続けているというニュースなのです。
下のマリア像がそれです。
左が光った様子だというのですが・・・。
▲ 24 SATA より。
なぜ、このような話に対して、バチカンから司祭たちがやってきているかというと、このボスニアのメジュゴリエという場所と関係しているようです。ここは、一番上に載せました「メジュゴリエの聖母マリア像」という話の存在する、キリスト教徒たちにとっては、一種の「超常的な意味での神聖な場所」のようなのです。
実際、今回の「光るマリア像」の話は、ボスニアとその周辺国の新聞やメディアはほとんどが取り上げるほどの「大ニュース」となっているようで、日本で例えれば、「奈良の大仏が歩き出した」というようなインパクトのあるニュースのようなのです(なんか例えが違うな)。
上で「周辺国のメディア」と書きましたが、このボスニア・ヘルツェゴビナの周辺というのは、日本人には地理的にあまり馴染みのない場所ですので、地図を載せておきます。
下の地図の「A」の場所が、光る聖母マリア像のあるメジュゴリエです。
さらに、このマリア像が教会にあるものではなく、一般家庭にあるマリア像だということが混乱を招いています。
というのも、多くの人々が「光るマリア様」をひとめ見ようと、この家に押しかけているのです。
教会なら、もともと人が集う場所ですので、いくら人が集まっても何の問題もないのですけれど、一般の家だとそうはいかない。
下はその混乱ぶりを伝える地元の報道です。
▲ Index HR より。
なんだか、敬虔なクリスチャンというより、愚連隊っぽい雰囲気を醸し出している黒づくめの若者たちも多く見受けられるのが気になりますが、そういう理由からではないでしょうけれど、マリア像の持ち主である家の人たちは、バチカンの司祭たちが現地に到着した際には、下の写真のようにマリア像に白い布を被せて完全に覆い、集まる人々から逃げるようにマリア像をキリスト教区の事務所に運んだようです。
▲ メジュゴリエの現地メディア Medjugorje Today より。
報道の内容そのものに関しては、現在のところは「バチカンの調査団が到着した」というところまでのことですので、何らかの結論が出たということでもなく、特に詳しくご紹介するような部分はないのですが、何かわかれば、またお伝えしたいと思います。
しかしまあ、真実がどうであれ、今のこのご時世というは、マリア様あたりに出現してほしいと願う人々の多い時であることも事実であるような気はします。
世界はこう・・・なんというのか、いろいろな時計の針が「同時に一気に急ピッチで動き始めた」感じになってきているようにも感じます。
壊れていたはずの時計までもが動き始めてしまった気がする。