2013年10月25日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




大地震は断層の存在と関係なく「どこでも発生する」ことを改めて示したフィリピンの地震後に地上に浮上した未知の断層



そして、米国のリュウグウノツカイから何となく思い出したリュウゼツランや四川省の竹の花のこと。


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The Extinction Protocol より。





断層が先にあるのか、それとも地震の発生が先なのか?

先日、

「今、地球で一体何が起きているんだい?」と神様にでも誰でもいいので尋ねたくなる夜に
 2013年10月15日

という妙なタイトルの記事の後半で、最近続いているプレート境界地震の流れの中で起きたフィリピンのマグニチュード 7.2の地震について少し書きました。

下の場所で10月15日に起きた地震です。

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この地震はその後、200名の人が亡くなるという大惨事となったのですが、この大地震を起こした断層が「それまで知られていなかった未知の断層」であり、そして、その断層が冒頭の写真のように、フィリピンのいたるところで「岩の壁」となっているということが、米国のインクワイアラー紙の記事に載っていました。

philippines-earthquake.jpg

▲ 地震後に浮上した断層上の道路の様子。


フィリピン火山地震研究所( PHIVOLCS )の地質学者たちがつきとめたものですが、この「これまで断層がまったく確認されていなかった場所で巨大な地震が発生した」ということは、どういうことかというと、簡単に書けば、


「どんな巨大地震でも現存する断層と関係なくどこでも起きる可能性がある」


ということのひとつの証にも近いことにも思えます。

日本などでも「すでにある断層などから将来の地震の予測を立てる」というようなことが普通にあるように思いますが、今回のフィリピンのように、あるいは他の様々な大地震にも結構多いですが、「現存する断層とは関係なく大地震は起きる」ということもまた事実であることを改めて感じます。

まあ・・・別に批判的な意味で書くわけではないですけれど、これは過去の断層から未来の地震発生の危険度を測るという方法論はもしかすると無意味かもしれないということにも関係してしまいそうですが、まあ、そちらの学問的なことについてはともかく、このフィリピンの未知の断層(あるいは今回の地震で断層となった)の距離は「長さ 100キロメートルに及ぶ」と考えられるのだそうです。

地震というのは、その発生の予測だけではなく、「発生する場所の予測自体もできないものなのではないだろうか」という気持ちが私の中では次第に大きくなっているのですけれど、そういうことを前提として、ややオカルトがかった最近の話題のことについて書こうと思います。





米国の「リュウグウノツカイ騒動」で思い出すこと

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最近の、こちらの記事こちらの記事などで、アメリカの西海岸で相次いでリュウグウノツカイが浅瀬などに打ち上げられていることが話題となっていることにふれましたけれど、2匹目が打ち上げられてからの報道の多さはちょっと異常なほどで、そして、そこには「 Japan 」という単語がやたらと出てくるのです。


先日の記事では、3年くらい前(2011年の日本の大震災の1年前)の下のテレグラフの記事のことを思い出して、載せたりしていました。

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▲ 2010年3月の英国テレグラフの記事。


しかし、現時点のニュースでも、「日本」の名前がよく出てくるのです。

どのように出てくるのかということの例として、米国の CBS ニュースの概要をご紹介してみたいと思います。

下のタイトルの報道です。

sea-serpent-01.png



‘Sea Serpents’ Or Harbingers? Oarfish Washed Up Year Before Japan Quake
CBS (米国) 2013.10.21

海の大蛇か、それとも前触れのたぐいなのか? 日本の震災の前年にリュウグウノツカイは打ち上げられていた

南カリフォルニアに打ち上げられた珍しい「海の大蛇」は災害の前兆である可能性があるのだろうか?

10月13日にカタリナ島沖で5メートル以上の体長のリュウグウノツカイが打ち上げられた後に、10月18日には、海岸で4メートルほどのリュウグウノツカイの死体が発見された。

2011年3月、日本の東北沖でマグニチュード 8.9の地震が発生し、当地は壊滅的な被害を受けたが、その1年前の2010年3月、日本の漁師たちはリュウグウノツカイの目撃例が急激に増えていることを報告していた。

リュウグウノツカイは「硬骨魚類」という種類に属し、最大で11メートルの体長のものが報告されたこともあるほど巨大な種だ。生態についてはほとんどわかっていないが、水深1000メートルほどの深海にも移動できるとされている。

そして、このリュウグウノツカイは、歴史上でさまざまな伝説や神話を持つ。

その中で、日本の民間の伝承では、リュウグウノツカイの出現は地震の警告と関係するというものがある。

日本語では「リュウグウノツカイ」という言葉は、「海の神の宮殿からの使い」という意味を持つが、レポートでは、2011年の地震の前には、その海の神の宮殿からの使いが、石川、富山、京都、島根、長崎などで目撃されたり、網にかかった報告が相次いだ。

しかし、科学者は、リュウグウノツカイの出現と地震の発生との間の関係性を示唆する根拠はないと言う。

ロサンゼルス市自然史博物館で 35年間にわたり魚を研究しているリック・フィーニー氏は、「それはおそらく単なる偶然でしょう」と言う。

フィーニー氏によると、カリフォルニア州の沿岸部でのリュウグウノツカイの目撃例は、2010年からだけでも4つの報告があるという。



日本の2011年の震災の前年に数多くのリュウグウノツカイが漁師の人たちによって目撃されたのは事実のようですが、「1年前」という期間となると、関係性を考えることは微妙かもしれません。





リュウゼツランが咲き乱れた5年前の日本

リュウグウノツカイとは全然関係ないですが、今年の夏に下のような報道がありました。これを見て、数年前のことを思い出したりしていました。

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▲ 2013年7月19日の産経ニュースより。


上の記事に「30〜50年に一度だけ花を咲かせる」とありますが、2008年に、このリュウゼツランが日本全国で咲き乱れた時期がありました。こちらにあるものですが、抜粋します。

すべて、当時の地方紙メディアなどに出ていたものですが、リンク先は今はほとんど残っていませんので、文字だけです。


(2008年06月27日)千葉県/市原サービスエリアにてリュウゼツラン開花

(2008年07月25日)東京都/大島でリュウゼツランが一斉開花

(2008年07月26日)静岡県/伊東マリンタウンにてリュウゼツラン開花

(2008年07月29日)兵庫県/リュウゼツランが神戸大学敷地内で開花

(2008年07月29日)愛知県/蒲群市の個人宅でリュウゼツラン開花

(2008年07月30日)徳島県/上板町の個人宅でリュウゼツラン開花

(2008年07月31日)山口県/リュウゼツランが宇部市で開花

(2008年08月01日)埼玉県/東松山市の個人宅でリュウゼツラン開花

(2008年08月03日)東京都/赤羽の個人宅でリュウゼツラン開花

(2008年08月07日)千葉県/柏市の民家のリュウゼツランが初めて開花

(2008年08月10日)神奈川県/江ノ島サムエル・コッキング苑にてリュウゼツラン開花

(2008年08月15日)福岡県/中間市の個人宅でリュウゼツラン開花



こういう「あまりない現象が立て続けに起きる」と、どうしても、いろいろと勘ぐりたくなるものですが、このリュウゼツランに関しては、その後の何かと関係があったのかどうかはよくわからないです。


しかし、別の例もあります。


たとえば、2008年に中国の四川大地震がありましたが、前年の 2007年に、四川省で一斉に「竹の花」が咲いたという出来事がありました。

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▲ 竹の花。60年に一度しか咲きません。http://www.uchiyama.info/hana/hana/hanaki/take/より。


この竹の花というのも非常に珍しいもので、「開花周期が 60年」だそうで、人が一生に一度見られるかどうかというようなたぐいのものです。

ちなみに、 2007年に竹の花が咲いた四川省では「緊急措置」が発動されました。もっとも、これは地震とかそういうことではなく、竹は花が咲いた後は枯れてしまうので、「パンダ生息地としての危機」としてのことでした。

その 2007年の記事は、今も CRI オンラインに残っています。


パンダ生息地で竹が開花 四川省は緊急措置発動
CRI (中国) 2007.11.27

四川省林業庁の最新データによると、パンダが生息する同省の35県のうち半数近くの県でパンダの主食となる竹が開花し、開花面積は6万ヘクタールに上っている。

竹が開花するのは自然現象で、周期は約60年。開花した竹は間もなく枯れる。新しい竹は発芽からパンダの食用に適するまでに10年以上かかるため、生息地での広範囲の開花はパンダの食糧危機に直結する。

今回の大規模な開花を、現地政府も重く見ている。四川省は2005年に「パンダの主食となる竹が広範囲で開花した場合の緊急措置案」を制定、保護区に車両と必要な薬品等の救護設備を配備し、病気や飢餓の状態にあるパンダを発見した場合、ただちに救護メンバーが出発できる用意を整えている。



ということで、パンダのほうはどうなったのかわからないですが、その土地でこの翌年、四川大地震が起きました。


もちろん、関係はないのでしょうけれど、「珍しい現象」に対応して起きる「希な規模の災害」ということは過去にも何度もあったのかもしれません。


だからこそ、世界中に様々なそのたぐいの伝承が残っているのかもしれないですし、そのあたりは何ともいえないですけれど・・・・・。

ただまあ・・・・・・・・・・・。


今、「海は確かにおかしい」とは言える気はします。


たとえば、海の生き物の異常なほどの大量死。



あるいは、海底の異常な隆起や活動。



他にも、現在は海だけではなく、いろいろ異変があります。このブログなどでもご紹介することもあるそれらの中には確かに非常に珍しいことも含まれることは事実ではありますけれども、しかし、それに対応する「希な現象や災害」が存在するのかはわからないとしか言いようがないものだとも思います。

なので、予測はしないし、それはできないですけれど、心の準備はしておこうとは思っています。

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